イン・ザ・プール

奥田英朗 / 文春文庫
(1219件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
294
483
326
38
8
  • コント

    壮大なコントである。
    ハチャメチャな精神科医とハチャメチャな病気、そしてハチャメチャな治療と治癒。
    あまりに馬鹿馬鹿しい、余りに内容がないよう。w

    ただ、読み終えると、悩むことやストレスというものが馬鹿馬鹿しくなってしまう、そんな効能はあります。
    力抜いて生きましょう。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.07

  • この先生に診てもらいたい

    途中つまらないなぁと思いながらも全体を通して見るとまぁまぁ面白かったです。

    投稿日:2017.03.06

  • 不覚にも、電車の中で、ブファッっと。

    ばかばかしくも、面白い、か、面白いけど、ばかばかしい、か。貴重な電車の中の時間を、有意義に過ごしたい方には、お勧めしません。
    ばかばかしくも、面白い時間を欲している方には、選択肢の一つです。
    現代社会の病理を記載していまですが、解答は呈示していないことをご了解ください。続きを読む

    投稿日:2016.09.16

  • 期待ハズレ

    この作品の前に、サウスバウンドを読み非常に面白かったので、期待して読みました。同じ作家の作品とは思えないほどつまらなかった。少年漫画誌にありそうな軽いと言うか、薄っぺらいストーリー。時間と金の無駄遣いでした。続きを読む

    投稿日:2015.12.22

  • お笑い番組より面白い。

    これはアニメか漫画か?場面場面がディズニー映画や手塚アニメのヒトコマを思ってしまうのは私だけだろうか?話のテンポの良さと内容の馬鹿馬鹿しさは度を越えていて最高に面白い。それに出てくる人物が'これってあの人を真似てるんじゃない?'と空想してしまうキャラクター設定も楽しめた。あり得ない思考とそれを実行してしまう主人公伊良部。疑いながらもそのカリスマ性?に振り回される患者達。Mr.ビーンを思い起こさせるハチャメチャさだが、最後は皆円満解決って流石は名医ってこと?前半のドタバタからよく収集をつけるものだと驚く。流石は直木賞作家だね。続きを読む

    投稿日:2015.11.22

  • 表紙絵で損してない?(笑)

    昔書店で見かけた時にホラーとかミステリー小説なのか?という第一印象で避けてしまいましたが、実際レビューなどを参考にして読んでみると病院の跡取りで、大金持ちで、太りすぎて首がなくなった精神科医と患者との笑いあり涙なし生死に関わる疾患なしのゆる~いヒューマンドラマでした。
    短編で大体パターンは決まっています。患者の症状説明→精神科通院&悪化→ふとしたことで快方へ→大団円、という流れですが、奥田さんのすごいところは流れがワンパターンなのに、どのエピソード読んでもとても個性的で全然飽きさせず、それを小説3冊分も出してるところだと思います。
    それは私たちが抑圧的な現代社会に暮らしている中で、自分達を開放していく伊良部と患者のやり取りとハッピーエンドの結末を読むことで、面白さと共にスッキリ感や若干の幸福感を得られるためではないかと思います。
    何度読んでも面白いです!
    続きを読む

    投稿日:2015.11.20

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ブクログレビュー

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  • まみー

    まみー

    2段組みのあまりに重いミステリを読んだあとなので、気軽に、そしてできれば大笑い必然のストーリーを読みたくなって自分の本棚から手に取った本書。

    そう、これは10年ほど前にアマゾンで買ったんだ。
    そしてストーリーは全然覚えていないけれどて、とにかく泣きそうになるほど大笑いしながら、それでいて心がほっこりした読後感はしっかり覚えている。

    その証拠に、この10年間本書は何度も“本棚整理”という宿命に遭遇しつつも、そのたびに“古本屋行=処分”を免れてきた本なのだ。
    私の読後記憶が「この本を手放してはならな~い!」と強く訴え続けてきたのだろう。

    よし、決めた!
    これを読もう!


    いや~、1ページ目から大笑いの記憶がよみがえりました。

    そうだった、そうだった。
    心に問題を抱えて社会生活から逸脱した人たちが、伊良部総合病院の精神科にやってくるんだった。

    患者たちを迎えるのが本書主人公、医学博士 伊良部 一郎。
    「いらっしゃ~い」と病院とはかけ離れた客商売風呼びかけを行う<太った色白でマザコン>の中年男である。
    そして注射フェチときている。

    そしてもうひとり、伊良部の相棒ともいえる看護師マユミ。
    この人も妙なのだ。
    およそ看護師とは思えない、胸元のボタンを3つ開け、太ももを露に白衣をたくし上げる露出狂ときている。


    もうこの主人公たちの設定だけで、いわゆる“精神科もの”とは一線も二線も画し、かなりぶっとんだストーリーになりそうなものだが…

    そうなんです。
    かなりぶっ飛んでいます、伊良部先生の治療法は。


    “常人”なら、つまり“社会ルールに則った”人なら、ぜったいに躊躇するようなアドバイスが治療になっちゃうから不思議だ。

    でもこの“常人”=“社会ルールに則る”というのが、そもそも周りに合わせるためにどこかで自分を殺し、それがストレスになってしまったり、自己実現の夢を追い求めるなかで自分にストレスをかけてしまったり、その結果が歪なマインドを引き起こすことに気づかされるのだから、伊良部の治療はあながち不思議でもなんでもないのかもしれない。

    その治療、地でやっているのか、確信犯でやっているのか、最後の最後までそこの答えはわからないが、そこが伊良部先生を「こいつ、名医なのか?!」と患者さんたちに言わしめるところである。

    ばからしいと思うなかれ。
    大笑いしながら読んだらいい。

    読んでいると、深いところに作者の人間賛歌があふれているのを感じる。
    伊良部もマユミさんも、深いところにあたたかいものを持ってくれている。
    その“あたたかいもの”に触れるからこそ、これだけへんてこな問題を抱えた患者たちは最後は付き物が落ちたようにケロッと治ってしまうのだ。

    そしてここに書かれているすべてのことが、形の大きさは別として
    自分のなかにも潜んでいることに思い当たるだろう。
    ストレスから無縁でいられない現代人である私たちにも伊良部とマユミさんの治療は役に立つのではないだろうか。


    収録されているのは次の5話。
    ・イン・ザ・プール
    ・勃ちっ放し
    ・コンパニオン
    ・フレンズ
    ・いてもたっても

    それぞれのストーリーの患者さんたちは男性会社員だったり、若い女性だったり、高校生だったりと性別も年代も幅広い。

    表題の「イン・ザ・プール」はだれもが大笑いすること間違いなしだし、ダンスをやっている私には妙に説得力がある。

    また今ならスマホになるであろうが、友達付き合いから携帯を手放せない高校生の男の子の話「フレンズ」は、やはり誰もが通った道なのではないか。
    最後のページ、マユミさんとのやり取りでこの男の子はもう大丈夫、と安心した。

    だから、あなたも私も大丈夫なんだよ。


    ====データベース======

    第四回大藪春彦賞受賞、「このミステリーがすごい! 」で『模倣犯』に次ぐ二位。注目を集める著者の、待望の刊行です。精神科医・伊良部一郎。彼のもとを訪れる悩める者たちは、誰もが驚き呆れる。「どっちが患者なのか?」。水泳中毒、ケータイ中毒、慢性勃起症状……、患者たちは稚気溢れる伊良部の姿に、己の深刻なる悩みがバカらしくなり、やがて・・・・・・現代世相の病理を、コミカルかつ軽妙な筆致で描き出した怪作。
       
    続きを読む

    投稿日:2020.02.09

  • chieleanor

    chieleanor

    「いらっしゃーい」と患者出迎える神経科医師の伊良部一郎
    型破りで非常識な?キャラクターで患者は戸惑うが、結果患者の症状は治ってしまう
    ここを訪れる患者と読者にとって心を軽くしてくれる伊良部先生は名医ですね続きを読む

    投稿日:2020.01.26

  • soneck

    soneck

    とてもおもしろかった本。破天荒でメチャメチャだけどお約束のパターンで安心して読める。
    手の込んだ表現が無くてもこんなに素晴らしい本が書けるのはすごいですね。

    投稿日:2019.12.28

  • 井坂   好太郎 (学生)

    井坂 好太郎 (学生)

    伊良部先生は結局、ヤブ医者か、名医か。
    はじめはただの短編集かと思ったが、全ての話で伊良部先生と関わっていて、おもしろかった。
    コンパニオンでの、伊良部先生へのツッコミが面白く、笑ってしまった。
    空中ブランコ等も読みたい。続きを読む

    投稿日:2019.12.13

  • koumokuten

    koumokuten

    面白い!声に出して笑ってしまった。精神科医伊良部のキャラクターが素晴らしい。こムカつく感じで笑える。適当で自分本位でどうしようもないキャラクターだがどこか憧れてしまう。笑いの中に考えさせられる部分もあり、一日でスラスラと読み切ってしまった。落ち込んでいる時にピッタリな本。
    2016/11/20 21:56
    続きを読む

    投稿日:2019.12.01

  • みぃちゃん

    みぃちゃん

    先に空中ブランコを読んで、伊良部先生のファンになった私。イン・ザ・プールでも、伊良部先生のいい加減さが、炸裂してます。マユミさんも、そっけないけど、優しさもあって、好きです。

    投稿日:2019.11.28

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