イン・ザ・プール

奥田英朗 / 文春文庫
(1220件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
293
483
326
39
8
  • 名(迷)医、伊良部医師を世に送り出した記念すべきシリーズ第1作目

    無敵の名(迷)医、伊良部医師を世に送り出した
    記念すべきシリーズ第1作目

    40代、色白ぽっちゃり男、注射フェチでマザコン
    総合病院の薄暗い地下の一室でこんな医師が「いらっしゃ~い」と出迎える
    考えるだけでもゾッとしますが
    これが他人事となるともう大笑い

    とてもまともとは言えぬ治療法で
    次々と患者の悩みを解決していく伊良部
    患者だけでなく読んでる人も爽快な気分にしてくれるのだから
    やっぱり名医なんだろうなぁ
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    投稿日:2014.07.11

  • 伊良部ならアリかなあと思えてしまう。

    本作は続編の「空中ブランコ」が直木賞を受賞しかなり話題になった事と時効警察の監督(三木聡)が映画化したということで文庫化に際し読んでみた。正直、読んだときの感想は意外だという驚きとなんとも言えない可笑しさだった。それまで私の奥田英朗という作家の印象はクライム系の重い物語を書く作家だと勝手に思っていたからだ。型破りというか、金で医者になったに違いない精神科医の伊良部とそこを訪れる変な患者。彼らが毎話、胡散臭さ全開の伊良部の治療に付き合う様が面白い。真剣に悩んでいる患者は半信半疑ながらも伊良部の治療に付き合うのだが、いつからか伊良部自身が患者の悩みのタネなり、その騒動の最中に自分が何を悩んでいたのか分からなくなりいつの間にか治っているというパターンがどうにもおかしいのだ。本物の医者は決してこんな医学的根拠なし?の指示はしないとは思うのですが何故か伊良部ならそういうのもアリかあと思えてしまうのである、、、まさに迷医だ。

    あとマニアックな話で恐縮だがこの作品を読んだ当時、放送していたアニメ「エウレカセブン」に出てきた「グレッグ・ベア・イーガン」博士がどうしても伊良部に思えて仕方なかった。あ、助手のマユミちゃんは何故か「柴咲コウ」。ということだけ付け加えておこう。
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    投稿日:2014.08.22

  • Wカップの合間に残り300ページ昨日読了しました。

    深刻な症状に悩まされてる5人の人達が、総合病院の地下1階にある神経科に通うことになった話の短篇集。
    「いらっしゃーい」と明るく場違いな声で迎え入れ、そして一言「注射しようかー」と両手広げて腰を浮かしてくる。
    その医者(伊良部一郎)がどうしようもない奴で診察をしてるのかおちょくってるのか患者のほうが振り回されるのだが、いつのまにか病を克服していく。
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    投稿日:2014.07.07

  • イン・ザ・ブルー

    ずーっと、イン・ザ・ブルーだと思ってました。老眼のせいか?(笑)
    読んでみてなるほど

    変なのは事実、迷医か名医かは最大の謎。
    続編で解明されるといいのだけれど、このままじゃ寝れなくなりそう
    伊良部先生助けてください。(笑)続きを読む

    投稿日:2014.08.13

  • (笑)(笑)

    ぷっとしてしまう私。電車の中で思わずハヒッ(笑)としてしまい我に帰る…。そんな中にも1話終わると何かしら得るものを感じさせます。良く考えたなぁと感心しきり。プロのテクニックだ!そんな本に脱帽です!

    投稿日:2014.12.12

  • とにかく笑えます

    奥田英朗さんの作品にはシンプルに分類すると「シリアス」なものと「コメディ」なものがありますが、私は断然後者をお勧めします。
    特にこの「イン・ザ・プール」は型破りな精神科医・伊良部先生の存在感が圧倒的過ぎて、一冊読み終わった後にすぐはじめから読み直したくなります。そして一ページ目からすでに笑えます。

    実在するなら一度でいいから(一度でいい、という話も。笑)、伊良部先生にお会いしたいくらいです。
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    投稿日:2015.01.04

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ブクログレビュー

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  • 17hj104

    17hj104

    【授業のため引用】
    伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。続きを読む

    投稿日:2020.01.20

  • soneck

    soneck

    とてもおもしろかった本。破天荒でメチャメチャだけどお約束のパターンで安心して読める。
    手の込んだ表現が無くてもこんなに素晴らしい本が書けるのはすごいですね。

    投稿日:2019.12.28

  • 井坂   好太郎

    井坂 好太郎

    伊良部先生は結局、ヤブ医者か、名医か。
    はじめはただの短編集かと思ったが、全ての話で伊良部先生と関わっていて、おもしろかった。
    コンパニオンでの、伊良部先生へのツッコミが面白く、笑ってしまった。
    空中ブランコ等も読みたい。続きを読む

    投稿日:2019.12.13

  • koumokuten

    koumokuten

    面白い!声に出して笑ってしまった。精神科医伊良部のキャラクターが素晴らしい。こムカつく感じで笑える。適当で自分本位でどうしようもないキャラクターだがどこか憧れてしまう。笑いの中に考えさせられる部分もあり、一日でスラスラと読み切ってしまった。落ち込んでいる時にピッタリな本。
    2016/11/20 21:56
    続きを読む

    投稿日:2019.12.01

  • みぃちゃん

    みぃちゃん

    先に空中ブランコを読んで、伊良部先生のファンになった私。イン・ザ・プールでも、伊良部先生のいい加減さが、炸裂してます。マユミさんも、そっけないけど、優しさもあって、好きです。

    投稿日:2019.11.28

  • ねこやん

    ねこやん

    このレビューはネタバレを含みます

    伊良部総合病院の地下にひっそりと存在する伊良部神経科。

    そこには様々な悩みを持った患者が来院する。
    医師の伊良部はそんな患者達を優しく見守り、必要とあらば薬を出し、時には励ま…さない!

    注射フェチでマザコン、患者たちの症状を面白そうに時にはプライベートすぎる事までゴシップのように聴いちゃう
    伊良部はそんな変人医師だ。

    治療らしいことといえばただ、患者と一緒に同じ事をして「遊ぶ」だけ…しかし患者からすると無理矢理に伊良部が首を突っ込んでくるだけの形になって迷惑なのだが…自由奔放、子供のように回りなど気にしない大人気ない、そんな伊良部に巻き込まれる患者たちはある種「ええい、しょうがねーやつだな」と開き直った「伊良部の保護者状態」になってしまい、薬を処方するまでもなくなぜかたちどころに完治してしまう。

    これは多分あれだ。
    繊細ゆえ病に罹る神経科患者達と鈍感で人の心にズケズケ入ってくる伊良部はいわば対極の存在。患者からすると回りからどう思われてもやりたいからやるスタンスの伊良部が鮮烈に移るのではないだろうか?

    患者を巻き込んで好き放題やる伊良部の行為は一つのことに囚われ苦しみがちな神経患者達の気を逸らすための一種のショック療法だと思う。(伊良部は計算でやってるのか、天然か分からないけど)

    しかし、精神をすり減らしがちな現代にこんな神経科医が増えたら最高じゃないだろうか?

    とにかく笑えるシーンが満載。

    神経症、強迫性障害…などなど色んな病の患者が来るのだけど
    この人達は自分を抑えて、生真面目に回りに合わせて生きてるから苦しんでるんだな。
    だから、伊良部のじゃっかん、めちゃくちゃな行為も、世間なんか気にせずにこれくらいやっちゃってもいいんだよ!案外大丈夫なんだよ!と身を持って教えてくれてるようでなんだか、読了後はこちらまで気持ちが晴れやかになる。

    心が疲れた時に読む処方箋だ。

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    投稿日:2019.11.09

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