【感想】イスラエル―ユダヤパワーの源泉―

三井美奈 / 新潮新書
(24件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • メガネ

    メガネ

    イスラエル、パレスチナ問題が起こっている今、その原因を知りたくて本書を手に取りました。
    なぜアメリカがイスラエルを支持するのか漠然と知っていましたが、その理由がよく分かりました。
    長い年月、迫害され続けたユダヤ人がアラブ人を迫害している現状は非常にかなしい現実です。
    しかし、ユダヤ人の中にもアラブ人と仲良くしようと活動している人たちがいることもわかり、希望が持てます。
    戦争に巻き込まれる子供たちの被害をなくすためにも、国際社会が一丸となって問題解決に取り組む必要があると感じました。
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    投稿日:2024.01.20

  • masyahide

    masyahide

    イスラエルという国の基本的な考え方が良く分かる本。常に迫害を受けてきた歴史から、自分の身は自分の身で守る、やられる前にやるという意識が徹底している。平和ボケした日本とは考え方が根本的に違う。

    ・全国民の2%以下しかユダヤ人がいないアメリカが、あれほどまでにイスラエルを支持する理由。米国内ユダヤ人に富裕層が多いのも一つだが、政治的な力(対立する候補を徹底的に追い込んで落選させる力)を持つAIPACというロビー団体の存在も大きい。

    ・ユダヤ教の嘆きの壁(ユダヤ支配のソロモン王の時に建設されたエルサレム神殿が、バビロニア帝国とローマ帝国により破壊された跡)、イスラム教の岩のドーム(ムハンマドが昇天した地)、キリスト教の聖墳墓教会(キリストが十字架にかけられた跡地)、3つの宗教の聖地があるエルサレム。
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    投稿日:2023.12.17

  • 達朗

    達朗

    イスラエルという国について詳しく書かれていた。アメリカの手厚い支援、国連の指示を無視し専守防衛という名目での戦争など。もともと迫害され続けてきたユダヤ人はやられる前にやるという考えが根付いたのもわかる気がする。現在ハマスとイスラエルとの間で紛争が始まっているがどのような着地点で解決するのか。宗教が絡むと難しい。続きを読む

    投稿日:2023.10.22

  • lin

    lin

    イスラエルについて引き続き学んでいる。
    読んだ順番が良かった。
    実際にイスラエルに行き→西加奈子『i』→遠藤周作『死海のほとり』→山井教雄『まんが パレスチナ問題』、で、本書。
    土地勘、興味、キリスト教について、パレスチナ問題の概要を知った上で、イスラエルについて政治ふくめてどっぷり知る。
    やっとすんなり読めるようになったのは、この読んだ順によるものと思う。無知すぎて。

    アメリカ社会・政治(ロビー活動含め)とイスラエルの関係。イスラエル人の今、などなど。

    恐ろしい気持ちになりつつ。勝手だな、アメリカ、イギリス、、、と思いつつ。

    それでもやっぱりまるっと「イスラエル」とか「アメリカ」とか「パレスチナ」とか「ユダヤ人」とか括って語ったり考えたりすることは慎みたい、と思う。
    括って考えたりすると、まとめて簡略的に語り、短絡的に考え、悪い方向に向かいやすい。
    その括りの中にいろんな人がいて、個別に交流すれば、ただの優しい、面白い隣人で、、、と言うことを、忘れずにおきたい。
    何事も括っちゃダメだ。
    と、改めて思う。
    続きを読む

    投稿日:2020.05.02

  • tatsuyaokamoto

    tatsuyaokamoto

    2010年刊行。著者は読売新聞でエルサレム支局長を務めた記者。
    イスラエル=なんとなくブッ飛んでる国くらいの個人的認識だったが、そんな定性的な感覚ではなく、多くの取材を通してこの国のリアルを描く。ユダヤ人票にコントロールされる米国議員、核開発・武器購入に伴う国際社会との駆け引き、ユダヤvsパレスチナ…読者を引き込む構成。
    著者はイスラエルのことを「自分たちの国はら自分たちで守るしかない」、「ハリネズミのように身構える国」と書く。イスラエル独自の危機管理手法はユダヤ人迫害の歴史から形成されてきた。今世界で蔓延っている保護主義の先例とも言える。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.27

  • パンダの眼は何かたくらんでる

    パンダの眼は何かたくらんでる

    うーむ。こちらの御仁も美人さんですよね。
    女優さんの桜井敦子氏と似ていらっしゃいますが。
    クールビューティという御仁でしょうか。
    産経で記事自体を何度か拝読しております。

    投稿日:2018.02.24

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