【感想】さよならをするために

唯川恵 / 集英社文庫
(60件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
6
16
27
7
0
  • 懐かしい気持ちになりました

    今は育児に、家事といった生活に生きていますが、この本を読んで自由なときの生活にを思い出した、どこか切なくなったり、懐かしい気持ちになりました。共感することが沢山あり、昔のことを思い出し、戻りたい訳ではないけど、過去があるから今があるなぁと感じます。
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    投稿日:2020.05.15

ブクログレビュー

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  • なちちまる

    なちちまる

    時代背景がひと昔、いやふた昔くらい前であるせいか、隅々まで共感!とはいかなかった。
    けれど、流行りのものも男女の出会い方も違った時代でも、恋が始まり終わることは変わらないんだなと。
    さらっと読める短編集なのに、共感するフレーズがたくさん。ここぞというところで決めてくる。
    令和版で書いてくれないかなぁ。笑
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    投稿日:2024.02.26

  • moeka

    moeka

    自分に自信がない故に男の人に振り回されて
    それでも離れたくても、離れられないのが
    恋心の厄介なところ。
    それでも、自信を付け、人として強くなって次へと一歩踏み出す女性たちの物語。

    あとがきの
    私はこの本をどこかひねくれていて、疑い深く、
    臆病で、自意識が強く、自己分析が好きで、
    ささやかなプライドにいつも縛られ、
    男の人の前で女らしく振る舞うことに抵抗があり、たまに褒められると怒った顔をしてしまい、お喋りが過ぎた夜は自己嫌悪で眠れなくなり、さよならを言われてすがることもできずそれでいて諦めることも出来ず、もう恋なんか二度とごめんと言いながらやっぱり恋をしてしまう、そんな女性たちに捧げます。


    人を愛することが下手でも、不幸になるとは限らない、そう信じています。

    という文章に心打たれた。。。
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    投稿日:2024.02.24

  • solala06

    solala06

    初出は80年代とのことで、時代を感じる男女の恋の駆け引き~~失恋ENDなんだけども、ただの失恋オチって訳じゃなくて希望がちゃんとあるから暗くなくていいね…。
    あくまで筆致がリアリティ高くて時代は感じるんだけど、決して古くさくは感じさせないのが唯川恵の唯川恵たる所以だと思う。続きを読む

    投稿日:2023.06.10

  • 43street

    43street

    うちでは、本棚に本を並べる時、同じ作家さんの本を並べるようにしている。
    先日読み終わった唯川恵著 「啼かない鳥は空に溺れる」を片づけようと唯川恵を探してたら、この本が見つかった。
    奥さんが昔買っていたようだが、私は読んでなかったので読んでみた訳だ。

    5編の短編集であるが、どれも恋愛の別れ話。
    バブル真っただ中の時代背景で、いわゆるトレンディドラマ的で、ちょっと懐かしくもあり、時代遅れも感じる。
    平野ノラの「しもしも~」をイメージしてくれれば良い。

    一話が短いので、寝る前に一話ずつ読むって感じ。
    読了感も何もなく、記憶にも留まらない。
    唯川恵さんのデビュー当時の作品らしい。

    気楽に電車の中で読むには良いかもしれないが、オヤジが楽しめるようなものではないな。
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    投稿日:2023.03.30

  • 高岡  亮

    高岡 亮

    さよならをするために 唯川恵

    20代によく読んだ作家さん
    再読。

    執筆が1990年代のため、まず、懐かしいというのが感想。

    ブティックも、コンパもおそらく死語に近しい。

    小説は、短編集で、いずれも、女性が主人公である。

    勝手すぎる異性の描写は、レビューのとおり、当時のトレンディドラマを彷彿させる。

    タイトルが、この書籍を手に取ってしまう動機そのもの。
    時代設定こそ古いが、「一歩踏み出せる」物語に出会えるかもしれません。

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    投稿日:2022.03.14

  • ぶーちん

    ぶーちん

    「肩ごしの恋人」がとても面白かったので唯川恵さんの他の作品も読んでみたいと思い、手にとった次第。妊娠中から読んでたけど出産したらなかなか時間とれなくてやっと読み終えた。

    95年の作品なのでトレンディさ( )を感じる部分もあるが、恋愛の切なさや女のめんどくさい絶妙な感情などの普遍的な「さよなら」に向けた心の動きが本当に上手に綴られている。唯川恵さんは女臭さを書かせたらピカイチね!共感度高い短編5話。
    「さよなら」を昇華した女の清々しさよ。

    「広志が好きだった。好きだったから傷ついた。
    彼を憎んだ。そして憎んだだけ、広志は深く心に刻み込まれた。」

    ◆内容(BOOK データベースより)
    まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。―約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの―終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。
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    投稿日:2020.08.24

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