【感想】鉄道員(ぽっぽや)

浅田次郎 / 集英社文庫
(239件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
84
87
44
9
2
  • 久しぶりに再読!

    普通の本も持っていますがリーダーで持ち歩きたいので購入。
    短編集ですがどれも読みごたえがあっていいですね。
    初読の時は"ラブレター"が一番泣けたんですけど再読してみると表題の"鉄道員"が一番泣ける。
    この人の小説は私の中では江戸前小説って位置づけで粋で不器用な生き方をしている人達を描かせると天下一品ですね。
    無粋で俗な私とは真逆。
    だから浅田次郎の小説が好きなんでしょうねぇw
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    投稿日:2013.11.20

  • 腰を落ち着けて読みたい短編集

    短編集は空いた時間にすぐに開けるのでReaderと相性が良いと思うのですが
    これはしっかりと腰を落ち着けて
    情景をを思い浮かべながらじっくりと読みたい
    そんな本でした
    ファンタジックな設定の中にしっかりと人が描かれた物語ばかりで
    浅田さんの底力を感じました
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    投稿日:2014.06.01

  • 『角筈にて』にじーんときました

    表題作『鉄道員』がやはり秀作。でも私は『角筈にて』が一番感動した。中年男性に人気らしいけど私はこれが好き。この短篇は東京の新宿あたりの古い地名が懐かしくて、それが感情を盛り上げる。『ラブレター』はあざとくて好きじゃない。中国人売春婦は日本人に感謝なんてしない。たどたどしい日本語がわざとらしくて白けた。『オリヲン座からの招待状』もノスタルジック。『うらぼんえ』は話としてはつらいんだけど、登場人物に魅力を感じる。さすがにどの短編も文章はすばらしくて、安心して読める。続きを読む

    投稿日:2014.03.26

  • いい作品

    映画にもなりましたよね。テンポよく進み、こうなるんだろうなと言う期待を裏切らない。本を読んで初めて涙が止まらなかった作品です。

    投稿日:2014.07.15

  • 泪がとまらない

    映画化された表題作『鉄道員』を読みたくて購入した。
    もちろん感動的でうるうるで泪が止まりません。

    その他、特に印象深かったのが『ラブ・レター』であった。
    異国の地で働く売春婦の話であるが、死期がせまりある男性に
    ラブレターを送るのであるが、はたしてその男性とは・・・
    読むほどに、泪が止まりません。
    感動のラストシーン、心が洗われる思いです。

    その他の作品もどれも感動的で、泣きたい方にはうってつけ!!
    続きを読む

    投稿日:2015.04.09

  • なにかが、どこかが、自分と重なる・・・

    本を読むことで、感動した事は何度もありましたが、涙が流れたのは初めてです。短編集ですが、すべてが素晴らしい。・・・切ないです。

    投稿日:2015.08.19

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ブクログレビュー

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  • 長年の読書家

    長年の読書家

    浅田次郎は有名すぎて、いまのいままで手にしてこなかった有名作家さん。

    でも、少し大人になったいまだからこそ、この本を手元に置いてまた読もうと思えるほど楽しめました。

    不思議な短編がつまったこの本の、どの短編が一番はまったかを話すのはたのしそうです。続きを読む

    投稿日:2024.03.22

  • Jon Jon

    Jon Jon

    この作品は、20年以上前に読んだもので、久しぶりの再読。すごく感動した記憶があり、無性に読みたくなり手に取ったが、思ったほど心に沁みる作品には思わなかった。
    小説というのは、その時の自分の置かれた状況や心境によって、感動の仕方が変わるのだろうか。色々な作品を読み漁った結果、自分のストライクゾーンが変わったのだろうか。
    いずれにせよ、浅田次郎さんが好きになって読むきっかけとなったのは、この作品である事は間違いない。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.21

  • 2036578番目の読書家

    2036578番目の読書家

    鉄道員に収録されてる「ラブ・レター」が初めて読んだ日から色褪せない衝撃を毎度真正面から受け止める他ない。入って愛おしくて仕方なくなると、とにかく名前を呼ぶことしかできなくなるなぁって、まじそれ。白蘭が会ったもことない吾郎にひたむきな愛を浮かべてひたすら名前を綴る場面でいつも心臓掴まれた感覚になるなぁ。物語には直接関係がないことだけど、売春や今で言う援交パパ活って善か悪か判断しづらいね。そこに需要があり供給があり、お金が回り命が繋がっている以上、全否定できないし。でもその需要さえなければ身を削る女の子たちは何か別のことに没頭できたのかなあ、それともお金に苦しむことになったかなぁとか、まぁもうそんなの大昔からこの先も永遠に課題になるであろう事象なのだけどねぇ。続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • れん

    れん

    「ラブ•レター」で涙が出た。
    どれも心揺さぶる小説だった。
    心から愛しています世界中の誰よりも。
    吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん。
    この9回の「吾郎さん」にはどれだけの愛が込められているのだろうか。そしてその手紙を読んで吾郎さんが涙を流したが手紙の差出人はもうこの世にはいない。なんて切ないのだろう。

    「うらぼんえ」
    うちの男衆の前に這いつくばってね、ちえ子に至らんところがあったらちゃんと言って聞かすで、なんとか離縁はせんでくれろ、邦ちゃんに一生添わせてやってくれろ
    幽霊として出てきたおじいさんの愛が心に沁みた。
    幽霊としてでも出てきて自分が置いて行ってしまった1人の孫のために男衆の前で這いつくばり涙を流すおじいさんの絶対的な愛。愛の大きさに涙が出た。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • kotohono

    kotohono

    このところ読書することなく浅田次郎氏の作品は読んだことありませんでした。浅田次郎氏作品で長編小説の「横山課長の七日間」が読んでみたかったんですが、まずは手始めに短編小説の「鉄道員」から挑戦してみました。私にしては2日程度で読破出来て上出来。浅田次郎氏の小説は風景描写が上手いですね。人間性溢れる切ないストーリーで素敵でした。今年は浅田次郎氏小説に特化して読んでみたいと思います。続きを読む

    投稿日:2024.01.11

  • ひるねちゃん

    ひるねちゃん

    涙もろいので読むのに時間がかかってしまいました、、、
    『鉄道員』『ラブ・レター』『うらぼんえ』がお気に入り。心に残ってるのは『伽羅』。

    投稿日:2023.12.28

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