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村山由佳 / 文春文庫 (17件のレビュー)
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り
著者の鴨川暮らしエッセイ。何もない土地から、馬小屋や畑・家などを作ったり、すごく逞しい。お米や野菜やその肥料も全部自分達で作って生活していて、執筆業の傍らこんな大変なことをされていたんだなー!と驚いた…。動物と自然への愛と尊敬が伝わってきた。 ▼印象的な言葉 ・一般的な意味においては何の役にも立たない存在であったとしても、こちらに「私がいなきゃ駄目なんだ」と感じさせてくれる彼らは、それだけで立派に役割を果たしていると言えるんじゃないだろうか。自分は誰かに必要とされている、という実感は、世間に氾濫するぬるい癒しなんかよりも、よほど深く人を慰めてくれるから。 ・人生を愉しむ時間というのは、忙しい時ほどかえって必要なんじゃないだろうか。〈すべきこと〉だけでなく〈したいこと〉があればあるだけ、日々を生きる気持ちには張りが生まれる。何であれ、「◯◯があるからもうひと頑張りしよう」と思えるものを持つのは、大切だし幸せなことだと思う。続きを読む
投稿日:2022.09.06
aya
130323*読了 村山由佳さんが大自然の中で生活していたことを、この本を手に取るまで知りませんでした。 村山さんというと、おいしいコーヒーの入れ方とかピュアなイメージがあって、それがここ最近のダブル…ファンタジーやアダルトエデュケーションなど、人間の闇の部分にせまる作品に変わってきていることを、少し不思議に思っていたのですが。 その答えをこのエッセイに見つけられたような気がします。 すべての雲は銀の…はまさに、大自然が舞台で、村山さんの実体験も織り込まれていたんだなぁ、としみじみ。 サメのように流れ続ける、そんな村山さんの、とある1年間。 その中で生まれた作品は、その中でしか生まれなかったと思う。 そして、今、その一切を断ち切って生み出している小説たちもまた、今だからこそ書けるのであって。 それってまさに村山さんが紡ぎ出す人生と小説の重なり。 村山さんの、ピュアな何もかもを包み込んでしまうような小説も、人間の見たくない部分をありありと目の前に描きながらも愛おしくなってしまう、そんな小説も、どちらも大好きです。続きを読む
投稿日:2013.03.23
いまいずみまさき
本年1冊目は 村山由佳さんの本でした 千葉県の鴨川で のんびり(でもないが)動物たちとくらす日々 相方の活躍も あちらこちらに でも、たしかわかれてしまったのかしら・・・?
投稿日:2012.01.04
miyashin
このレビューはネタバレを含みます
筆者のユーモアにあふれた文章にいやされる。 そして筆者の執筆当時の自然に囲まれた環境がわかって非常に興味深く読めた。 …ただこの本の単行本が出されたのが2005年なんですよね。 そして2009年ころにはあとがきでも書かれているように東京で執筆している。 この2005年以降に彼女の作品は変わる。 とくに2007年から書かれだした『ダブル・ファンタジー』にあらわれているように。 一人の作家の転換をしれるおもしろいものだと思う。
投稿日:2011.07.09
suikarak
ほんとくだらなくて、びっくり。たとえば、夫にむかつくことを言われて「コロス」と返すところとか。文章書いてご飯食べてんの?(てか食べれられてるわけだが)ってかんじ。この後、ある番組で、離婚し入れ墨をいれ…て”40歳デビュー”しちゃったという作者を見たけど、イタイことこのうえなかった。。はあ。続きを読む
投稿日:2011.01.07
midnight1124
こんな生活もあるんだなーというか、やっぱり実現に向けてスタートしないことには何も始まらないんだーと。房総の楽園を自ら作ってしまう・・・・何もないところから動物と季節の野菜に囲まれた農場へ。小説家だから…出来るのではなく、きっと「想い」なんだろう。始めなきゃ、って思わせる本であった。でも、最後はちょっと驚き。小説家の「性」というものだろうか・・。ちょっと僕には理解しがたいが、だから小説家なんだろう。村山由佳はまったくの同世代。エッセイは面白い。続きを読む
投稿日:2010.11.07
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