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アラン・ピーズ, バーバラ・ピーズ / 主婦の友社 (203件のレビュー)
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総合評価:
TAN
3
男と女のあいだには
100万年の時間を経過して、男性の脳は、狩猟をするように形成され、女性の脳は、子を産み育てるように形成されてきた。その設定は、胎児の時に行われ、母体のストレスなどで、テストステロン(男性ホルモンの一種…)の分泌に変調をきたすと、性的な嗜好までもが決定されるという著者たちの主張には、納得がいく部分があります。お互いの脳の特性を理解して、実りのある生活を作り上げようということが、著者達の目標です。発刊から時間が経過していますが、まだまだ内容は色あせていないと感じました。続きを読む
投稿日:2016.01.17
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めちゃくちゃゆか
彼氏に勧められて読んだら、腑に落ちることしかなくてすごく面白かった。 彼氏は、ずっと男の中で生活してきたのに、仕事でほとんど女性の職場で指導しなきゃいけなくて、女性との接し方が難しくて理解するために読…んだとのこと。 男女の違いについてちゃんと理由を知っておけば、結構みんな上手くやっていけそうな気がする。10代の時に出会いたかった本。続きを読む
投稿日:2024.02.18
イトシノエリー YAMAERI
いつも恋愛がうまくいかないので、男性の考えていることが分かれば…と思って読んでみた。 そもそも男女は脳の作りが違うのだから、考えていることも違って当然。 違いを理解すれば、認められる部分もあるなぁと…思った。 彼氏にも読んで欲しいな。続きを読む
投稿日:2024.01.05
tanukitune1031
日常を過ごしてる中で、男女の違いやお互いに理解し合えないところがあり、これが何に由来するのかを知りたくて、読んだ。何十年か生きていれば、聞いたことのある情報が多く、新規性は少なかったようの思う。しか…し、聞いたことのある情報について深堀りし、内容を整理できたという点で本書は、個人的に良書の一冊である。 男女では、性格や運動能力など異なる部分が多い。例えば、女性は探し物が得意で、急に怒りを表面に出す。男性は論理的思考が得意だが、マルチタスクな作業ができない。このような特徴を持つ理由を進化学の観点から紐解いていく。ちなみに、著者は男女で平和なコミュニケーションを築いてもらいたいためか、本書では夫婦関係や恋愛について話を持ち出すことが多い。 男性は昔、狩猟をしていたため、空間把握能力が高く、余計な会話を必要としない傾向にある。加えて、目的達成やモノの分析について興味を示す。 一方女性は家庭を維持する役割を担っていたため、様々なところにアンテナを張っている。それゆえ、 マルチタスクであり、コミュニケーションを取ることを好む。脳梁が太いため、左脳と右脳の連結が強く、物事を分けて考えることが苦手である。 当方は男性なため、女性に対して興味深いと考えたことを述べる。 女性にとって、コミュニケーションを取ることそのものが仲良くなる証であることは、非常に驚いた。男性視点だと、物事を解決する手段だったり、気になることを聞くという現象としか捉えている人はいないのではないだろうか。黙っていても信頼感があれば仲がいいと感じるので、女性に比べると会話量が少なくても、仲良しな関係が成立しやすいのかもしれない。それでも、仲良くなるためには、会話は絶対に必要である。 左脳と右脳のつながりが強いため、会話量と仲の良さが比例すると感じるのが、女性だ。だから、男性は黙っていると怒っているように思われるし、女性が黙れば怒っていることになる。 つまり、女性の立場になってみれば、言葉や地図の目印など分かりやすいことが重要なのだろう。逆に、察する力が強いのは男性の方である気がする。 男女の違いを認識している人は多いと思うが、その違いを明確に理解している人は少ない。これからの社会では、男女の進化論的な性質よりも理性が勝るため、お互いの性質をいくつか持ち合わせる必要が出てくる。例えば、女性は男らしい振る舞いをした方が社会で認められやすいし、男性は効率良く物事を進めるために女性の基質が必要になる可能性がある。ただ、本書で述べられていることはあくまで大きな傾向があることを示しているだけで、これが万人に同じ強さで当てはまるわけではないことは心に留めておきたい。また、異性の考え方になろうとするのではなく、お互いを俯瞰的に見て、お互いの性質を理解しておくことが大事だと考える。 続きを読む
投稿日:2023.09.23
キャロット
このレビューはネタバレを含みます
テーマが身近で、タイトルに惹かれた。 一気に読み進められた作品。 著者は外国の方のため、解説の端々に日本人らしくない表現や海外ジョークもあったりするが、文章が端的でわかりやすかった。 冷蔵庫の中のバターを見つけられない男と 瞬時に見つける女、、、 子供の時親同士のやりとりで 何回遭遇したかわからない。 興味深かったのは、話の腰を折るな! と言うフレーズ。 どちらかといえば男性が女性に言う場面が多いが、 実際に相手の話に口をはさむのは八割男性 言語の処理速度の問題らしい。 読み終えてみて、 男性(男脳)と女性(女脳)の思考パターンは 圧倒的に違うということ。 人によるという考え方は一旦抜いて、 平均的な違いをわかりやすく教えてくれた。 脳の作りと、右脳左脳のパイプの太さ ホルモンの分量の影響によるところが大きいので 得意なことや感受性、性的志向まで 胎児期でだいたい決まり、大人になって悩んでもどうにもならないそう(笑) ある意味諦めもつく、面白い本だった。
投稿日:2023.07.10
Q-to
個人的にすごく面白いポピュラーサイエンス本。 昨今では男女平等のために、男と女を区別しないことが善という認識で物事を進めている節がある。 いやいや、男と女は全然違う生き物である。 この本はその違い…を認め、お互いを理解し合うこと、歩み寄ることが大切だと主張している。 「男女がちがうことは、不平等という意味ではない。平等とは、やりたいことを自由に選べるということだ。男女がかならずしも同じことをやりたがらない、それがちがいである。」 個人的に印象に残っているのは男と女の会話の重要さの違い。 男は情報伝達の手段としてしかみてないが、女は共有すること、仲間を作ること、安心を得ることなど目的が多い。また、男女で1日に話す量も圧倒的に違う。 それゆえにすれ違いがおきる。仕事から帰宅した男は話すことに疲れているが、育児をした女は話したくてたまらない。 お互いにその違いを理解して歩み寄るべきですね。 「雨は降るものだと認めてしまい、傘なりレインコートなりを用意すれば、天候も気にならないだろう。それと同じで男と女ももともとちがうのだから、ぶつかったり摩擦が起きるのも当然だと覚悟すればいい。」 「学校に頼らず自分で学んでいってほしい。幸せで満ち足りた関係を築く権利、それだけは男も女も等しく持っているのだから。」 これだけ男と女の違いを説明していて、最後に等しさで文を締めくくるおしゃれさ。続きを読む
投稿日:2023.05.05
lisainu
男と女の考え方、感じ方の違いを脳の構造や遺伝子の観点から説明した本。同じことの繰り返しも多いが、興味深い内容で読みやすかった。 生来の男女の違いを知っていることで、よりお互いを思いやり、理解し合えることがありそう。 ただ、出版から20年以上経ち、より女性進出などが進んでいる中、生来の男女の違いがあるという点を考慮に値しつつ、あくまで、そうした違いを一般化するのではなく、個人差をきちんと見る必要があると感じた。
投稿日:2023.04.16
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