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三崎亜記 / 集英社文庫 (545件のレビュー)
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総合評価:
びっくぼ
1
何が日常で何が非日常なのか
戦争と聞くと非日常で、戦車や銃撃戦のイメージが強いですが、「となり町との戦争」ではそんなことはなく、ほとんど「日常」とよばれる状態の中で「非日常」な戦争をしています。 イメージとは違うものの、確実に人…が死んでいく「戦争」。そこに巻き込まれた主人公の心の動き、そして巻末の書き下ろしストーリーが面白かったですね。続きを読む
投稿日:2014.09.07
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booongo
やっと読めた
昔、電車のなかで落として途中までしか読めていなかったものをやっと買い、読めました! 最初は主人公と同じで何が起きてるか分からないのですが、話が進んで戦争の実態が掴めてくると一緒にハラハラドキドキして次…の展開、次の展開が楽しみになってきました。 続きを読む
投稿日:2013.12.30
ノラネコ生活
銃撃戦のない戦争
普段通りの生活から突然戦争が始まるという市役所のお知らせ。 本編の中には、銃撃戦などの戦争描写は全くありません。 しかし、主人公は確実に戦争に巻き込まれていて、しかも知らないところで死んでいる。 … 戦争をひとつの行政として坦々と進めているし役所側の描写は、非日常が日常に当たり前のように入っていることに困惑する主人公と同じ気持ちになる。続きを読む
投稿日:2013.09.25
"powered by"
1966788番目の読書家
この本は今までの戦争を題材したものとは一線を画している。従来のものは戦争と日常を切り離して描いておりどこか現実味を帯びなかったからだ。しかし、この本は日常の延長線上に戦争があると伝えてくれた。
投稿日:2024.03.26
lion1213
人が合法的(?)に殺される「戦争」というイベントが、公共事業として計画的に予算主義で行われる、そんな物語でした。 戦争と役人に対する批判アンチテーゼと感じ、面白かったです。 私個人としてはそれ以上で…もそれ以外でもなく星2つとしました。続きを読む
投稿日:2024.02.23
ふうた
文章にリアリティがあって、ハラハラドキドキした。 「考えてみれば、日常というものは、そんなものではなかろうか。僕たちは、自覚のないままに、まわりまわって誰かの血の上に安住し、誰かの死の上に地歩を築い…ているのだ」続きを読む
投稿日:2024.01.20
レモン
となり町と自治体の公共事業として戦争する舞坂町に住む主人公。戦況も報じられず、大義名分やそもそもの戦争の是非について論じられることなく、日常の延長線上に戦争が行われている。偵察任務を命じられた主人公…ですら、となり町との戦争を実感することなく、いつも通り仕事に行き生活している。個人が実感できない事象は存在していないことと同義である怖さ。自覚がないままに戦争に加担し、間接的に誰かを殺しているかもしれない恐ろしさも感じる。香西さんが1番の犠牲者なのに市職員として感情を押し殺している様が切ない。文庫書き下ろしの別章も良かった。続きを読む
投稿日:2024.01.11
なお
なぜか勝手に、主人公が子供の冒険もの的な作品と思いこんでいたから、だいぶ違った。設定も構成も面白くはあったけれど、小説というよりはただただ、じわじわと考えさせられる本という感じ。 主人公の「戦争」に対…する感覚には、共感する部分が多かった。続きを読む
投稿日:2023.12.29
planets13
知らずに手を染めるのも、知って手を染めるのも、後から知らさせるよりはマシ...かなぁ。それにしても、非現実的なのはまだいいけど、読み終えて奇妙な虚しさが残る。
投稿日:2023.12.24
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