【感想】僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

中島らも / 集英社文庫
(75件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
23
17
20
3
0

ブクログレビュー

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  • fastrocktail

    fastrocktail

    らもさんが「時代のフレイバー」があるかもしれないと書いているように、確かに60年代70年代は落ちこぼれた人間が、フーテンと呼ばれながらも許容される隙間が空いていたように思う。フーテンの寅さんが家族からあんなに愛されていたように、らもさんもこの本がでた後もあれだけめちゃくちゃなことをしておきながら周囲からは慕われる人であったと思う。本人の醸し出す才能や作品とそれを支えた奥さんたちの存在が輝いて見えてくる。続きを読む

    投稿日:2024.02.23

  • ぬ

    やはりらもさん大好きだ。

    高校生からの回顧録的な。
    甘酸っぱく痒くなるような昔話。
    若干アウトな人々への眼差しがあたたかい。
    失われつつある精神的余裕、というか。

    この本に限らずだけど。
    迷いを抱えた時に読み返すと、背中を押すでも過剰に共感するでもないらもさんの距離感が心地良く、自分の立ち位置を再確認できる。

    らもさん、大好きだ。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.28

  • 宮っち

    宮っち

    ギターのキーを合わせるために弦を巻きまくったり緩めまくるくだりは笑った。

    青春時代のくだらなさとダメさを感じる話が多かった印象ですね。

    投稿日:2023.08.04

  • hirohon

    hirohon

    2022年9月27日読了。
    この本をいつ買ったのかわからない。あるきっかけで、らもさんをまた読みたくなった。買ったものの、読んだ記憶はないが、いつしか、この本の舞台になっている土地に自分も住んでいた。なのですいすいと読み進めた。
    灘って、自由な校風だと思い込んでいたけど、昔は丸刈りとかあったとは意外。世代の違いを感じるけど、でもそれが逆におもしろい。この本に出てくる、いたる所をあらためて巡ってみたくなった。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.27

  • 115

    115

    全然わかんない固有名詞とかが出てきたりしたけどそれでもぜんぶ良くって、なのでもっと私にそういう教養が備わってればさらに大興奮で読めたんだろうな〜と思いつつ、今まで読んできたらも作品たちの要素が感じられてめちゃくちゃ良かったです。
    丸坊主軍団のとこと、(本人は大変だろうけど)やっぱりアル中の話すき…。というか、らものことが…だいすき…
    続きを読む

    投稿日:2022.04.12

  • 坊一郎

    坊一郎

    中嶋らもさんの落ちこぼれ時代が描かれていた。
    「滅多にないが生きていてよかったと思う夜がある それがあれば、あとはゴミクズみたいな日々でも生きていける」
    エッセイは作者の人生を追体験して、そこから見える世界や考え方に触れることができて面白い。続きを読む

    投稿日:2021.08.06

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