フェイスブック若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた

デビッド・カークパトリック, 滑川海彦, 高橋信夫, 小林弘人 / 日経BP
(324件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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50
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  • もはや日常となったフェイスブックができるまで

    世界最大のソーシャルネットワーク・フェイスブック。マスコミ嫌いのCEO、マーク・ザッカーバーグからの信頼を勝ち得た元フォーチューン誌のベテラン記者が、徹底取材からフェイスブックの真実を初めて明かし、発売当時話題となった1冊。

    2016年で、国内ユーザーは2500万人を超え、世界では月間アクティブユーザーが16億人を超えました。地球でもっとも人口の多い中国を超え、フェイスブックが国であれば世界最大の国になります。先日、ローマ法王にネットやSNSについて教えている姿が報道されていましたが、彼は1984年生まれでまだ32歳。炎上した中高生向けのSNS「ゴルスタ」には、ある2人のどちらがかわいいかを選ぶ遊びがあるなど、フェイスブックのスタート時のサービスを思いださせました。「フェイスブックで世界をもっとオープンな場所にする!」という信念で進めていたザッカーバーグは、SNSがここまで巨大になったいま何を思うのでしょうか。

    いま改めて、フェイスブックのこれまでの過程を衝突や障害と共に赤裸々に描いた本書を読み、SNSの歴史とこれからを考えてみるのも大事なことかもしれません。
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    投稿日:2016.11.02

  • 映画なんかよりもはるかに面白い

    マーク・ザッカーバーグらを描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て、
    映画つまらないな〜
    ザッカーバーグやその周囲の人達はひどい奴らだな〜
    という感想を持ちつつ、
    ザッカーバーグの人間像って本当にこうなの?という思いから、この本を手にしました。

    で、感じたのは、映画とは全く違った印象。
    この本で描かれているザッカーバーグは、
    確かに映画と同様コミュニケーションに難があるものの、
    強い信念を持ち、目標に向かって努力を惜しまない人間です。

    映画で描かれているのはこの本の序章程度であり、
    面白いのは映画のエンディング以降。
    Facebookが世界的な企業にまで発展していく過程で生じる葛藤や問題に対し、
    ザッカーバーグが企業利益よりもオープンな世界の構築という自らの信念を貫く姿に敬意を覚えました。

    個人的にはソーシャルネットワークに興味はなく、
    むしろ否定的な感情すら持っていましたが、
    この本を読んで、その考えは少し変化しました。

    かなり分量はありますが、
    会社が発展していく上での問題などもありありと描かれており、
    ノンフィクションとして非常によい本であると思います。


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    投稿日:2014.11.14

  • 映画と違い、現実感のあるザッカーバーグ

    先に映画を見てから読んでみました。
    フェイスブックの歴史やザッカーバーグという人物が映画と違い、現実感のある形で書かれています。

    いかに大学時代に遊び半分で始めたフェイスブックが急成長し、
    数々の危機を乗り越え、日々変わり進化し続けるIT業界のトップで居続けているか。
    また、億単位というユーザーとコミュニケーションをして、その要求に応え、
    満たさなくてはならないと考えると、やっぱり様々な人種と考えが混在するアメリカから
    フェイスブックが生まれたのは、必然であると感じます。

    しかし、これだけの濃密な経験をまだ20代の若者がしていると考えると驚嘆するしかありません。
    これからザッカーバーグとフェイスブックは何をし、どうなっていくのか。
    その行き着く先や理想がこの先本当に実現されるのか、楽しみでなりません。
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    投稿日:2013.12.09

  • 「自分の家の前で死んでいくリスのほうが、アフリカで死んでいく人たちのことよりも、たった今は重要かもしれない。」

    映画「ソーシャルネットワーク」ではマーク・ザッカーバーグはけっこう態度の悪いオタクだったが、本書では頭は良く、しかし時には間違え、人の話を聞いてるのかどうかわからない少し謎の人物である。金銭的な事にはあまり興味を示さず、Facebookをどう育てるかにはかなり頑固で、広告が目だつデザインを嫌う。(とは言え現在のFacebookは広告がかなりうざい・・・)

    「もっとオープンになって誰もがすぐに自分の意見を言えるようになれば、経済はもっと贈与経済(お返しの経済)のように機能し始めるだろう。贈与経済は、企業や団体に対してもっと善良にもっと信頼されるようになれ、という責任を押しつける。」「本当に政府の仕組みが変わっていく。より透明な世界は、より良く統治された世界やより公正な世界を作る。」これがザッカーバーグの確信をなす信念らしいのだがそううまく働くのか?ともかく10億人を超える市民が参加する壮大な実験だ。

    2004年2月4日誕生、月末にはハーバード学生の3/4が登録した。例えば誰かと同じクラスを取るために。月末にはコロンビア、スタンフォード、イェール大を加え、6月にはある投資家が1000万ドルでの買収を提案した。このころ既にザッカーバーグは「われわれは世界を変えるんだ。」と言っている。

    2004年秋には登録者20万人、会社の価値を490万ドルと評価したペイパル創立者のピーター・シールは50万ドルを貸し付け、後に10.2%の株式に転換された。シールが2009年に持ち株の半分を売却した時には数億ドルになったと見られる。
    創立1年後には買収、出資の話が立て続けに来て3月にはバイアコムが参加のMTVと統合するために7500万ドルでの買収を持ちかけるた(ザッカーバーグは売る気はなかったが)。

    同時期にワシントン・ポストは評価額を5400万ドルとして10%の投資を持ちかけていた。ワシントン・ポストCEOのドン・グレアムが取締役になる事を条件にザッカーバーグは受け入れようとするが、利益相反を理由にグレアムは取締役は受け入れなかった。そうこうするうちにパロアルトのベンチャキャピタル、アクセル・パートナーズが評価額7000万+1000万の投資を申し込む。条件はは良いアクセルの申し込みを「ぼくにはできない。ぼくはドンに約束したんだ」と泣きじゃくって受け入れようとしなかったザッカーバーグだが「マーク、きみの倫理的な悩みだが、私との約束なら気にしなくていい。彼らの金を使って会社を大きくしたまえ。幸運を祈っている。」と言うドンの言葉に助けられ最終的にはアクセルと投資評価額9800万ドルで合意した。

    2006年1月には再び買収を試みるMTVに対しザッカーバーグは20億ドルでも売らないと相手にしない。この時点では売り上げは通算で2000万ドルで利益は1ドルも上げていないのだが。(実際には8億ドルの投資で交渉していた)続いてヤフーが10億ドルでの買収を申し入れた。アクセル・パートナーズはこの申し入れを真剣に検討するようにザッカーバーグに強く主張し、社員の中にも賛成するものが増えていた。

    2006年9月にはFacebookにニュースフィードが搭載され同時にオープン登録が採用された。当初ニュースフィードは「うざい、ストーカー過ぎ、消えて良し」と反発を生んだが参加者がFacebook上で過ごす時間は間違いなく増えていた。オープン化は成功し2007年秋には5000万人のアクティブユーザーがいて、もしオープン化が失敗するようなら10億ドルで売るのが正解かもしれないと考えていたザッカーバーグは賭けに勝ち、評価額は150億ドルに跳ね上がった。投資を検討したのはグーグルとマイクロソフトだ。

    2012年にNASDAQに上場し本日の株価は44.42USD、時価総額は1000億ドルを超えている。SNSとしては後発で似たようなものもいくつか有ったなかで成功した原因はユーザー拡大を優先しながらもサーバーダウンをさせない程度に拡大ペースをコントロールしたことだろうか。直近のニュースでは若者のFacebook離れが進んでおりおじさん世代のSNSになっていってると言うがそれだけ普及したと言う事か。
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    投稿日:2014.01.01

  • 少し冗長気味な気がしましたが・・・。

    マーク・ザッカーバーグがハーバード大学に在籍している時代から、フェイスブックが巨大なIT企業へと成長するまでを丁寧に綴っています。
    一方で、起きた出来事がこと細かに書いてある(例えば、起業直後の毎晩の宴会の様子など)ため、少し情報の密度が薄く頁数が必要以上に多い気がしました。
    とはいえ、ベンチャー投資家からいかにザッカーバーグが会社を守ったか、そこには色々な人達の協力があり、結果的に今のフェイスブックがあるというストーリーを細かに知れたのはよかったです。
    起業する時は投資家をしっかりと見極る必要がある、という教訓が妙に心に残りました。
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    投稿日:2017.11.19

ブクログレビュー

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  • koishi-2018-pc

    koishi-2018-pc

    先に読んだ本「facebook」で、Facebookと マーク・ザッカーバーグのことはあらまし解ったが、「フェイスブック 若き天才の野望」も読んでみることにしました。
    上記の本とは比較にならないすごい内容の本です!

    概要は「あとがき」、「訳者あとがき」、「解説」にわかりやすく書かれています。
    かなり長い(厚い)本で、最初は読むのに時間がかかったけれど、
    途中からは難しい話も多いのに、集中して読み進められたのは、筆者の文章のすごさでしょう。

    Facebookが生まれるときから、ずっとの変遷が詳細に書かれています。
    ザッカーバーグがどんな人か、Facebookは、何を目指しているのか。
    本の前半では、できたばかりのFacebookが大きくなるための資金調達、
    協力してくれる人たちとの関わりが、ほぼ時系列で語られ、
    寮の同室・隣人から世界のIT巨人の登場まで、グイグイ惹きつけられていく。

    途中では問題点が語られ、それに対処していくFacebookの様子もリアル。
    大きな長期的展望で巨大化するFacebookは、いまも変貌しながら私達(世界)を取り込んでいる。

    いつサービスに変化が起こったり、トラブルが起きても困らないように、
     自分の情報は自分で守る必要はありますね。

    2012/5/2 予約 9/1  借りる。 9/4 読み始める。9/21 読み終わる。
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    投稿日:2019.01.12

  • JAIST LIBRARY

    JAIST LIBRARY

    ユーザー数が全世界で20億人を超える驚異のソーシャルネットワーク「facebook」。その創業者であり,CEO(最高経営責任者)でもあるマーク・ザッカーバーグは何を思い,何処を目指し,突き進み続けるのか。マスコミ嫌いの彼に信頼された著者が描く渾身の一冊です。続きを読む

    投稿日:2018.12.28

  • KOJI

    KOJI

    フェイスブックの成り立ち、立ち上げのそれぞれのステージでどのように判断してきたか、何を軸として大事にすべきかが理解できた。ビジネスモデルの解説そのものは、他の本の方がわかりやすいと思った。

    投稿日:2018.11.26

  • katotake

    katotake

    Facebookの歴史について書かれた書。
    Facebookについて書かれた本として初めて読んだ。
    Googleはサーバ構築等の面でハードウエア会社の側面があるが、
    Facebookは完全にソフトウエア会社である。
    買収話が多く書かれており、常にそういう環境にあることが分かった。
    マークザッカーバーグはじめとする登場人物は若く、とても刺激を受ける。
    人が生きて行く上で環境が大切であることはよく分かる。
    映画ソーシャルネットワークも見てみたい。
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    投稿日:2018.11.23

  • ぴーかん

    ぴーかん

    図書館で借りて読了。フェイスブックをつくったマーク・ザッカーバーグという個性的な人物がきわめて興味深い。フェイスブックは、ハーバード大学の学生同士が交流するための顔写真つきのリストからスタートした。彼はただ、自分がかっこいい(クール)だと思うものをつくってユーザーに楽しんでもらいたいと考えているだけであり、金を儲けようとはいっさい考えていない。しかし、ネットワークが大きくなるに連れて周囲が彼を放っておかない。ベンチャーキャピタル、Google、Microsoft・・・。どんなに大金を目の前に積まれても、マークの信念は微動だにしない。見見苦しく画面を占有するネット広告やバナーは大嫌い。クールでないし、ユーザーが使いにくくなってしまうからだ。フェイスブックはすでにきわめて多くの国々に受け入れられ、数億人をつなぐネットワークとなっているが、いまだ発展途上である。今後どのような方向に進んでいくかはわからないが、少なくとも、クールなものを作りつづけていきたいというマークの信念だけは、これからも変わらなそうだ、と感じた。続きを読む

    投稿日:2018.11.19

  • ととせひ

    ととせひ

    ●あんまり楽しめなかった、というのが読後の感想。
    ●本書はフェイスブックの成り立ちとそこからの発展の経緯を著したドキュメンタリーである。

    投稿日:2018.11.15

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