その日のまえに

重松清 / 文春文庫
(500件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
225
156
70
6
1
  • 読み終わった後、少しの間立ち上がれなくなりました。

    がんや、心不全など、大切な人を失う人々の話の短編集です。(短篇集といういい方が正しくないかもしれませんが)
    多くが、運命を呪いながらもその余命を受け止め、その中で時間の残酷さや記憶が薄れてしまう寂しさを感じながら力強く歩み出す物語です。

    大切な家族が死んでしまうとき、自分が死んでしまうとき、余命が宣告されたとき、自分はここに書いてある人達の様な対応が出来るだろうか。ずっとそんなことを考え続けてしまいます。
    そして、そうなった時に最後に残るのは、「感謝」でありたいなとも思います。

    絶対に家族を大切にします。そして自分も。

    これからおそらく何度も読み返してしまうくらい、大好きな本です。
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    投稿日:2014.07.12

  • 涙・涙・涙

    「その日のまえに」
    「その日」
    「その日のあとで」
    という後半の3つの短編と、その前にいくつかの短編という構成。独立した短編かと思わせておいて、「その日…」の3篇でそれらが大きな伏線になっていることがわかる。

    その日とは、“死を迎える日”
    死ぬことと生きること。
    かけがえのない人を失うこと、かけがえのない人を残して先に逝かなければならないということ。
    とっても暗いテーマだし、涙なしには読めないのだけれど、読後感がすごく良い。
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    投稿日:2014.07.14

  • あたりまえであたりまえでないもの

    その日とは、最後のその日とは
    本当にいつになったら
    その日と呼べる
    ようになるのだろう・・・
    人間にとって あたりまえな、
    だけども大切な、
    死というものについて
    考えてしまう作品です。
    重松清 さんの小説を読むのは
    自宅に してくださいね
    うっかり電車なんて所で 読もうものなら
    かなり 大丈夫なの?あの子的な
    目で見られます。(号泣注意!)
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    投稿日:2014.11.15

  • 重松作品の中でイチオシかと。

    偶然この作品から入りました。
    当時新婚で、30代。
    不惑を過ぎて、子を持ち、死についてぼんやり考えるようになり
    読み返すと、当時と違う場面で心を打たれました。
    年齢や環境により受け取り方が変わる、良い作品だと
    我が家族にも薦めたいです。
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    投稿日:2015.04.06

  • とにかく泣ける

    誰もが死ぬんだけど、もちろん自分も。
    悲しいんだけど、温かいお話。
    生きているってことに感謝、大切な人々が近くに居るということにも改めて感謝。  

    投稿日:2014.09.28

  • 死をテーマにした本

    みんな平等に訪れる"死"をテーマにしています。
    普段の生活の中では、意識することはありませんが、
    この本は死について考えさせられます。
    自分だけでなく、知人、愛する人、まわりの人が死ぬときに、
    何を考え、何を想い、どういう行動をとるのか、そんなことが綴られています。
    心への訴えが強い本です。普段、死を意識することのない人に読んでもらいたいと思いました。
    おすすめです。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.10

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  • うどんが好き

    うどんが好き

    人は死ぬ。それはわかっていても、身近な人のそれは辛い。一見繋がりのない人々の物語が最後になってつながっていくところはグッと来た。

    投稿日:2019.12.17

  • kashi

    kashi

    身近な人を亡くした人たちのその後の短編集。
    何気ない日常が死の前後の出来事で一層、思い入れの深いものになり残された人の心に残る。
    だからこそ大切な人との当たり前の時間を今より少し意識し、味わって生きていきたくなるそんな作品でした。続きを読む

    投稿日:2019.11.30

  • 愛媛県立医療技術大学図書館

    愛媛県立医療技術大学図書館

    年齢も近いことから時代描写に懐かしさを覚えつつ読み漁った「重松清」。「流星ワゴン」の衝撃もなかなかのものでしたが、私が初めて同じものを2回購入した本が「その日のまえに」。「死」をテーマに複数の短編が交差しながら描かれた作品で、人の優しさ、温もり、悲しみなど、重松ワールドにより私の心が大きく揺さぶられた一冊です。皆さんも、一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?続きを読む

    投稿日:2019.11.22

  • eita9638

    eita9638

    ある曲の歌詞に「大丈夫だ その痛みは 忘れたって消えやしない」というフレーズがあり、あまりピンと来ていなかったが、本書を読んだ後ははっきりと理解する事が出来た。

    悲しみや痛みは、早く何処かへ行ってくれればいいと、大したものを失ったことのない自分は考えていた。きっとそれは幸せなことで、忘れてしまう事が自分を責める事になるなんて事は、これからも知らない方が良いのかもしれない。
    しかし、自分の短い人生の中でも、大切なものはいくつか持っていて、それはつまり、いずれ必ずそれらを手放さなければいけない時がくるという事でもある。
    その日はきっと強い痛みや悲しみを感じ、その大きさが、どれほど相手を大切にしてきたかの証明になると考えるのだと思う。
    それ故に、その痛みを忘れていく自分を薄情だと責めてしまうのだろう。
    本書の中でちょうどそのような場面、複雑な感情を抱える主人公に対しての和美の手紙の一言は、とても印象深いものだった。
    遺された人たちは、答えを出せないまま、生きてきた意味、死んでいく意味をずっと考えていくのだろう。消えない悲しみを忘れながら、少しずつ前を向けるようになるのだろうか。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.20

  • akinko

    akinko

    このレビューはネタバレを含みます

    久々の重松清さん。
    この方、家族や子供の気持ちの描写をよく書かれているイメージで
    どの作品も重厚感があるものが多い。

    この本も癌等で余命限られた人たちとその周りをとりまく人たちを描いた短編が7作品書かれている。

    今まで読んだ重松作品の中で一番好きかも。
    最後の連続3作の「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」は傑作。

    私の兄嫁が乳癌で40代で亡くなったので、まるで他人事のようには思えず涙が止まらなかった。


    「忘れていいよ」
    忘れたくても忘れられない。
    けれど、自然と風化していくこともある。

    重松清さんの作品は重く、泣かせるために書かれたかのようなものが多いけれど
    これは読む価値ある一冊。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.11.04

  • Tom

    Tom

    「ひこうき雲」は自分が小学生の時に経験したことと似ていて子供達の残酷さが痛く思い出されました。
    本題の「その日のまえに」からは全部むすびついていって感動した。

    投稿日:2019.10.30

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