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シャーロット・ブロンテ, 南亜希子 / HQファスト・フィクション (2件のレビュー)
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1
はしょってます
値段が安いのでうっかり買ってしまいましたが、かなり簡略化されています。ストーリーだけを知るにはいいですが、きちんと読みたい人は避けた方がいいです。
投稿日:2015.07.13
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HAL.A
親を亡くして親戚に引き取られたジェイン・エアは、叔母や従兄弟たちに辛く当たられ、やがて叔母の家を追い出されるようにして、慈善施設である寄宿学校に引き取られる。施設長は冷たい人間で、暮らしは辛かったけ…れど、それでも十年間の施設暮らしの間に教養を身につけた彼女は、家庭教師としての働き口を見つけて、学校を出る。雇われた屋敷で、変わり者の主人・ロチェスターに惹かれるようになったジェインだが、ふたりは使用人とその主人という関係。それにロチェスターには婚約者がいて…… 19世紀のイギリス人作家、シャーロット・ブロンテの代表作。その妹のエミリー・ブロンテが書いた『嵐が丘』とセットでこの本の存在を知ったので、こちらも嵐が丘のような暗いトーンのお話なのかと、勝手に思い込んでいました。読んでみたらぜんぜん違った! もっとずっと前向きで力強い話でした。 私、船戸明里さんの漫画『アンダー・ザ・ローズ』がすごく好きなのですが(※しかしこちらは暗いシーンは本気で陰鬱なので、そういうのが苦手な方には強く勧めづらいです)、「アンダロの世界だあ」って思ってから「あ、違う、順番が逆だ」って思いました。アンダロのほうがジェイン・エアの世界なんですね。 恋愛のための恋愛モノって、どっちかっていうと苦手ジャンルなのですが、社会とか格差とか、女性の自立とか、そういうテーマがしっかり描かれているから、素直な気持ちで読めました。そして面白かった。独特の信念を持っているけれど、それゆえに世間からは変わり者とみられてしまう男女。おたがいの立場と苦難を乗り越えて、やがて結ばれる二人……という王道のストーリーがいいなと思います。続きを読む
投稿日:2011.04.09
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