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井沢元彦 / 小学館文庫 (24件のレビュー)
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kakane
室町時代といわれる「太平記」から義教までの話。 義満の傲岸不遜な性格と義教への再評価が興味深かった。
投稿日:2018.05.07
キじばと。
第7巻では、南北朝の動乱から足利義満、義教の治世が扱われています。 著者は、政治的な非道を貫けなかった尊氏が、けっきょくは政治的な混乱を招き多くの人びとを苦しめることになったことを指摘して、政治的な…業績と道義的な観点からの評価とを切り離し、冷静に評価をするべきだという主張を繰り返しおこなっています。 ただ、こうした著者のような歴史の見方は、倫理についての歴史的相対主義に陥るか、あるいは倫理的評価を経験的なレヴェルから引き離してしまう形式主義を招いてしまうということにも、気を配っておきたいように思います。もちろん社会や歴史についての考察は、特定の価値や政治的イデオロギーへのコミットと関わりなく理解されるものであるべきですが、著者自身しばしば歴史の教訓から学ぶことの重要性を前面に押し立てつつ歴史の流れをたどっているので、読者の方にもこのような原理的な問題に直面することが求められているように感じました。続きを読む
投稿日:2016.07.29
pironas
辞書持ち込み可の英語テストがあるように、年表持ち込み可の歴史テストがあればいいではないかと書いてあった。本当にそういう風に歴史を習いたかった!
投稿日:2015.03.15
sodahr
これまで最もなじみの薄かった南北朝から室町幕府について実に分かりやすく、興味深い内容だった。天皇になろうとした義満、恐怖の魔王と呼ばれた義教、室町幕府を代表する将軍が共に暗殺されている事実(歴史学的に…はそうではないようだが・・・)が衝撃であり、この時代を知る一つの大きな鍵だと思われる。続きを読む
投稿日:2015.03.02
コジコジ
筆者の持ち味の良さは、一級史料の豊富な中世以降の歴史考証のほうが生かされるように感じた。毒があった刺もとれ、暴走もほどほどに、安易に怨霊主義に至ることもない。特に仏教や中国古典への深い造詣、尊氏と直義…からの絶対的権力と平和の関係の洞察、『大乗院日記目録』を例とした現代の日本史教育への批判の鋭さに驚かされる。 第一巻のインパクトは強かったが、この第七巻はそれに続く面白さである。 ・尊氏対後醍醐編 ・『太平記』に関する小論編 ・尊氏対直義編 ・「日本王国」足利義満の野望編 ・「恐怖の魔王」足利義教編続きを読む
投稿日:2013.12.29
nakaizawa
(「BOOK」データベースより) 日本歴史上未曽有の戦乱期、その記録をなぜ『太平記』と名付けたのか?“天皇家乗っ取り”という野望成就を目前にして急死した足利義満は暗殺されたのか?数々の謎を秘めた南北朝…の世に斬り込む逆説の日本史シリーズ文庫、待望の最新刊。続きを読む
投稿日:2013.07.18
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