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秦建日子 / 河出文庫 (41件のレビュー)
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総合評価:
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2
「無駄に美人」な女性刑事
ミステリファンならたまらんだろうスタイリッシュな構成。キャラレベルじゃ、ヒロイン雪平夏見の底抜けっぷりで1ポイント。刑事としては超有能ながら、私生活はバツイチで大酒呑みでゴミ部屋の住人。「無駄に美人」…というコメントが全てを物語っています。相棒・安藤のお座敷犬っぷりで1ポイント。そして犯人が超絶クール。テレビドラマじゃ篠原涼子さんが夏見役だったんですね。観てないけど。「酔っ払って全裸で寝る癖」がどんな風に演出されてたのか、ちょっと気になります(笑)続きを読む
投稿日:2013.09.30
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春霙
サクサクと読みやすい小説だった。小説というよりドラマなどの原稿を見ているような感じだった。 謎解きについてはこうかなと思う部分はあるが、最後までしっかりと明かされないところは面白かった。 読んでる最中…はなかなか偏った思考の犯人だなと思ったが、最後の文章に心を鷲掴みにされた。続きを読む
投稿日:2024.02.02
Yabu
ある推理小説のストーリーに従って行われる殺人事件。犯人はTHと名乗り、犯人像もさまざまな人間が浮かんでくる。 物語自体は非常にテンポ良く、スリリングな展開だったが、読んだ時期が悪かったのか、少し話を…理解するのに時間を要した。続きを読む
投稿日:2022.03.07
ゆづき
このレビューはネタバレを含みます
2016年の初読以来。 瀬崎ィィィィ……! 覚えてなかった。 だから怪しい?、怪しいから怪しくない?、という微妙さのまま読み進めて、終盤で、膝をつく感じ。 彼の冷め切ったフラットな考え方がすきで、共感も出来て、まあ表現はアレなとこあるけれど そうしたら犯人って、あんな稚拙な主張をする犯人って、 偉そうに鋭利なことを言う人間ってでも結局本人ぜんぜん大したことないよね一番みっともない内面だったりするよね所詮人間だもんね。みたいなかなしさ!!! なんでだよおー、ギャップすごすぎるよおー。(褒めてない) 世の中の当たり前に対する、特に(べつに結局のところ悪でも何でもないという扱いをされて受け入れられているものもぜんぜん含めた)報道に対する、 え、ちょっとおかしいよね?正義面した要するに悪意だよね?というシニカルさ。 あくまで彼個人の描写です。という雰囲気でもなかったりするから(たぶん)、随分と斜めに攻め入るなーやんちゃだなーと思いつつも わたしも、好奇心とか優越による安心感とか知識欲とか、まあ総じて結局じぶんの欲望で求めて消費して愉しんでいるでしょ。と思ってしまう性質。 (その需要にきぶんが悪くなるので目に入らないようにしているまあだめなおとな。何でも良いがたたかれそう。) 終盤の糾弾インタビューとか、せつめい的できもちわるい。っていうのがすごくわかる描写……。 だが、だけれど彼は、結局、。もー、説得力がしぬ。うううう……。 じぶんの方が正しいと狂信して行動を起こすと狂人になるのだ。当たり前だけど。でも当人は狂信だなんて思っていなくてそれがもう狂人だ。はあ。 平井の恨み節遺書が的外れも甚だしくてぜんぜんびくともしないの、そりゃそうだ。って思うのに、 でも理屈で考えるひとでも、もやもやはすると思う。 筋が通っていないと思っても害意を向けられているという事実はひとを傷付けるし、家族に理解されない雪平も悲しんでいる訳で。 平然と跳ね飛ばせる瀬崎は、だから犯罪に走ってしまうのかな……。 似たような犯行予告は、わざと平井をベースにしているからか、結構瀬崎の本心なのか、、 人間だもの。? 瀬崎は平井を才能がないとして辛辣だったけれど、じぶんも周囲から似たような扱いをされている印象なのかな。 あらすじを改めて読むと、ただ読んで欲しかっただけとも取れる。その場合はもうクリエイターの業だから、無論方法を肯定はしないが感情を理解は出来てしまう。。 ともあれ、ラストの手紙にはやっぱりすきって引き戻されてしまいそうだった。 祈りで、愛で、あいするひとに殺されるってある意味いちばん幸せなのかも……? むしろなんなの、彼はそもそも死にたかったの?ああ、作中作でそう言ってるや、、なんだそうか、、相容れなければ孤独だから、そうもなるか。。 ううう、それも、すき寄りになってしまう。いやいや彼はしょせん犯罪者……。アウトすぎる。 雪平みたいなキャラクターが、大すきでして。 ちょろいなあと思いつつも、いわば輪郭的とも言えそうなあっさり描写でも、浅いとはぜったいに思わせないからとても素直にやられてしまう。 相方の安藤がまたバディとしてとてもとても良い具合でして。 「からかわれている訳ではなさそうだ、そういう回路がないのだ」と結論する安藤、服を服をと言われて「前から思ってたんだけどさ。安藤って、つまんない男だね」な雪平。もだもだ。かわいい。無害系男子すきー。 篠原さんと瑛太ってキャスティングがぴったりすぎて恍惚。 ドラマ版未視聴だけれど相変わらずイメージ映像として浮かびまくりであった。 意外とこの話ではそこまで二人ばっかり主役ですと出張っている訳でもないんだなあ。 とはいえ雪平、安藤、瀬崎、が明らかに中心ではあるのだけれども。淡白なのに濃い。しつこくないとこカッコイイ。 でも雪平さん、ちょっと記憶として認識していた以上にだらしがなかった……。 男の人は美人さんのああいうのを隙として好んじゃうのかな。 残念美人は魅力だけど品は欲しい。あとGはやばいのでいっそ安藤さんお掃除してあげて。某のだめのちーさまみたいに。お約束せおりー。 というか続刊でそんな感じだったっけ? ドラマ版では何だかかなしすぎる展開をしたようだから、軽く想像しただけで抉りすぎるから、(曖昧な記憶なりに、あと情報を見ても)原作小説は違うということがとても嬉しい。 だってこのコンビがすきなんだ。 たとえ美味しくてもかなしいのなんて見たくないくらいすきなんだ。 あと原作安藤はそこまでばかじゃないと思う。(とても一方的な感想) 雪平に殺されたい瀬崎(身勝手)と、雪平にばかり撃たせたくない安藤(撃たせちゃったけど)が、どちらがどうとかいう感じじゃなく天秤が釣り合っている感じがするの、良いな。 雪平さんは苦労するけどどちらも愛だなって思う。
投稿日:2020.11.01
sarubobo-papa
TV「アンフェア」の原作。 脚本家だった作者の小説デビュー作品で、雪平夏美刑事シリーズ第1弾です。 会社員と女子高生の殺人事件をきっかけに、「推理小説」という形で犯行予告を行う犯人。 次の殺…人は小説に書かれているので、その小説を落札せよ!という変わったストーリー。 またこの雪平刑事という女性のキャラがとても強く、興味を惹かれるところであります。 推理小説らしく、登場人物の中から犯人を推理していくような楽しさがありましたが、ややチープ。 文字数が少なく、一行文が多いので、スラスラ読めます。 その分、硬質なミステリを求める人には物足りなさを感じることでしょう。 少し辛い評価となってしまいましたが、お手軽なミステリということで。続きを読む
投稿日:2018.11.12
Beluga0617
殺人事件が起き、この先の展開が書いてある小説がオークションに掛けられる話。 「無駄に美人」な雪平警部は完全に篠原涼子さんが頭に浮かぶ。 ドラマとは随分と展開が違うようで驚いた。(安藤が黒幕だったんだ…っけ?) サラサラ読める作品でした。 続きも手元にあるしどんどん読み進めていこう。続きを読む
投稿日:2017.09.27
末期ー。
雪平さん変人だけどかっこいいな。 犯人も嫌いなタイプだけど雪平さんの上司にもイラつく。 なにより正当なのに叩くマスコミに納得がいかない。 年齢にどれだけ意味があるんだか。
投稿日:2017.07.29
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