完璧な病室

小川洋子 / 中公文庫
(96件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
14
32
35
6
1
  • 透明になれない私

    食べる、という行為なしには生きていけない生物である自分がなんだかひどく汚ならしいものに思えてしまう。

    ほとんどモノのない空間を整頓し尽くし、清掃し消毒された秩序ある静謐な世界…この人ほんとにこういうの好きだね。続きを読む

    投稿日:2016.06.21

ブクログレビュー

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  • きのさん

    きのさん

    小川洋子さんの書く文章は、生の臭いが強い。口臭の臭い。しかし、クセになる臭いだ。
    完璧な病室とダイヴィング・プールという、2つの姉妹的な短編に挟まれた揚羽蝶が壊れる時、冷めない紅茶の不穏感。読者をザワザワさせて、物語を終わらせる感覚。しかし、4つの話に出てくる男の共通した諦観さは、私を不穏にさせた。続きを読む

    投稿日:2021.02.07

  • kaorukaeru

    kaorukaeru

    中編2作
    いずれも女性の語り
    表題作は弟を思う姉が入院した弟を思いながら・・・
    もう一作は老人ホームに祖母を入れた女性の思い
    がたんたんと語られていました

    投稿日:2020.09.19

  • ねはん

    ねはん

    表題作の「完璧な病室」での姉と弟の永遠に近いような場面場面が印象的でするりと喉の粘膜に張り付いて溢れないでいるようで素敵だった。そうしてこれは短編集なのだが「ダイヴィング・プール」の主人公の奥底にある不可思議な悪意のような悪戯が最後の瞬間に崩れる時に、主人公は純に対する想いの入り口のなさを悟る。どの短編集も優れていた。個人的に傑作な作品集。続きを読む

    投稿日:2020.04.19

  • ブクログスタッフ

    ブクログスタッフ

    8/21はパーフェクトの日
    弟はいつでも、この完璧な土曜日の記憶の中にいる―病に冒された弟との日々を描く短編収録。

    投稿日:2019.08.29

  • nyan0620

    nyan0620

    この頃の小川さんは、なまくさい生である有機物とその対称にある無機物というのが一つのテーマだったのでしょうか。

    人の感覚を残酷なまでに繊細に、言葉を選んで描写しているのを読んでいると、霧のようなものに包まれて、この世でないところを浮遊しているような気分になります。これは、この作品集だけではないのですが。

    偶然にも、今、自閉症関連の本を読んでいて、知覚過敏といわれる人の感じる世界に思いをはせていたので、なおさら、だったのかも知れません。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.27

  • そら

    そら

    『親しい友人の見知らぬ微笑』

    美しいな、美しい。でも私にはあまりにも高尚すぎて、目が焼けてしまう。理解を求められていないのがよくわかる。でも私の中で少しだけ言葉が浮かんで消える。やはり、美しい。美しいな。続きを読む

    投稿日:2019.01.26

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