【感想】SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

富樫倫太郎 / 中公文庫
(92件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
16
35
27
4
3
  • 次が読みたくなった

    ゼロ係りの作者って事で かつチートなサツカンが集まって事件解決とか
    実際どうなのよ
    そんな感じで読み始めまして
    あら不思議次が読みたくなりました

    ミステリものは基本的に重箱の隅や粗探しをしないように楽しむようにしています。読書は楽しくしたいので

    さて、本作ですがチートサツカン(キャリアが)ある意味やりたい放題
    ですが、それに至る理由づけも何となくブラックユーモアを感じつつ
    キャリアだから出来る事や、感情論に流されず怜悧な所もありますが
    人の持っている心の温かみがじんわりと効いてきます
    個性的と言うには突飛な人物像も多々ありますが、見事にキャラが立っていて
    とっても好感触でした
    謎解きは意外と分かりやすく、伏線の回収もしっかりされていた印象です
    一気に読めるサツカンミステリでした

    実際にありそうな事件だったのと、犯人の人物像がかなり怖かった
    続きを読む

    投稿日:2018.08.19

  • 富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描くシリーズ第一弾!

    エリートだが脛に傷を持つメンバーばかりで構成された警視庁広域捜査専任特別調査室SRO。日本のFBIを目指して作られたものの、様々な部署から集められたメンバー間の信頼の醸成はままならない。
    一見事件性がなさそうな白骨死体から警察の連携の隙をついた広域連続殺人ではないかという疑いをもち、調査を開始するSROのメンバーたち。その過程で元の部署からのスパイ疑惑や過去の事件の清算など、様々な出来事を通じて少しずつチームとしての結束を強めていく。
    出来上がった組織ではなく、組織の出来上がる過程を描きながら、現在の警察の盲点をも指摘し、かつ十分に面白いエンターテインメントとして成り立っている。特に、会話の軽妙さからスイスイと読み進められるところがいい。
    シリーズ化されているので、出来立てホヤホヤの組織で各所から白い目で見られているにも関わらず、存続していくだろうことはわかっているが、度々組織の瓦解の可能性がチラつき、ハラハラする場面もある。結果的にどう収束させるのか、というのも気になるところ。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.02

  • ドキドキハラハラ

    総理の鶴の一声で警視庁に新設された、広域捜査専任特別調査室・通称SRO。室長である山根警視長をはじめ、メンバーは警部以上のキャリア5人と事務職2人の7人のみ。リアルではないが、一癖も二癖もあるメンバー全てに過去があり、悩みや葛藤、事情があり。更に警察庁や警務部の思惑、それら色々なものが絡み合い、最初はバラバラだったSROが次第に一つに纏まっていく…よくある展開ではあるのですが面白かった。シリアル・キラー「ドクター」との対決。ラストの展開はスピード感があってドキドキハラハラ。いやぁ、面白かったです。続きを読む

    投稿日:2014.04.13

  • 日本のFBI

    日本のFBIのような組織の物語。未解決の白骨死体事件の謎を解き明かしていく部分たまらない。もともと歴史小説家の富樫さんが、ミステリーを読んで「おれならこうするのに」っていう感じでアイデアをため、満を持して発表したらしい。おもしろくないはずがない。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

ブクログレビュー

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  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    問題ある警察官を一部署に集めて捜査開始
    よくある設定だが成り行きで創設した部署
    なために警察組織のあらゆる方面から監視
    され足をひっぱろうとされる
    今回はシリアルキラーの勉強です

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.03

  • しんた

    しんた

    警察内部の人物描写など深く描かれているが何ひとつとして伏線ではなくミステリとしても薄い。合わなかった一冊。

    投稿日:2023.04.29

  • ひゃっほう

    ひゃっほう

    ミステリーが読みたくて堪らずにいて、書店に行って物色して、アマゾンのレビューも悪くなかったので購入。

    設定は悪くないです。
    犯罪の方向性、犯人の意外性。
    ただ、それを魅力的に描く文章力が圧倒的に欠けていますね。構成力もあまりないような。違う書き方をすれば、もっと高いレベルに昇華できそうなだけに残念でした。

    捜査する主体の広域捜査専任室の人物設定も、細かい割にストーリーには何ら影響しない、何の伏線もない。
    単に読者が登場人物の誰かに親近感を抱くか、ただのエリートではない側面に好感を抱くことを期待しているとしか思えなかったです。

    ただ、続編を既に購入してしまったので、とりあえず読んでみます。進化している事を期待して。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.14

  • Nao

    Nao

    正義対悪のシンプルなエンタメとして面白かった。
    SROのメンバーそれぞれも個性的なキャラクターばかりで楽しい。
    ただ手がかりの後出しジャンケン感が拭えないのと、若干の視点のブレが気になった。
    気長にシリーズを追っていけたらと思う。続きを読む

    投稿日:2022.10.02

  • satoko

    satoko

    初めての富樫倫太郎さん作品。
    番外編1冊を含めた全10巻のシリーズ作品1作目。

    警視庁に新設された部署が未解決事件に挑んでいく物語なのだが、集まったメンバー1人ひとりのキャラが濃く、人間模様が面白い。手掛ける事件も1作品目にして史上最凶の連続殺人犯を追うことになり、犯人のシリアルキラー感が凄すぎて恐怖だけど結末が気になってどんどん読み進めてしまった。

    前半は7名のメンバーそれぞれについて人柄や過去が丁寧に描かれており、私はハリーファンになりました。お勧めして読んだ友人は富田課長ファンだと教えてくれて、物語の進展とは関係ないところでも楽しんでる。

    キャリア集団だからみんな優秀だけれど、最初は衝突も絶えず捜査どころではない感じだったが、室長:新九郎を中心に次第に団結し犯人に挑む場面はスリル満載!

    2作目以降、このチームがどのように進化し、どのような事件に挑むのか楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2022.08.19

  • りょう

    りょう

    面白かった。個性溢れるメンバーが集まった特殊チーム。
    後半、畳み掛けるような怒涛の展開に。。
    シリーズで読みたくなりました!

    投稿日:2022.06.25

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