ことばと算数 その間違いにはワケがある
広瀬友紀(著)
/岩波科学ライブラリー
作品情報
「かける数とかけられる数,どっちがどっち?」「マイナスのマイナスは・・・とってもマイナス?」──混乱するのは子どもだけとは限らない.ことばのしくみに原因があることも.『ちいさい言語学者の冒険』で子どもの言語習得の旅を案内した言語学者が,小学生の宿題やテストの間違いを通して,意外に深いことばと算数の関係にせまる.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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商品情報
- シリーズ
- ことばと算数 その間違いにはワケがある
- 著者
- 広瀬友紀
- ジャンル
- サイエンス・テクノロジー - 数学・物理学・化学
- 出版社
- 岩波書店
- 掲載誌・レーベル
- 岩波科学ライブラリー
- 書籍発売日
- 2022.07.14
- Reader Store発売日
- 2022.11.24
- ファイルサイズ
- 53.6MB
- ページ数
- 132ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (11件のレビュー)
-
同じ著者による「子どもに学ぶ言葉の認知科学」と並行して読んだ。そのため、ところどころ既視感があった。どちらで読んだことか分からなくなることもあった。本書は主に算数の中で、著者のお子様の間違いをネタに考…察が進められる。私もこの30年、たくさんの間違いに触れてきた。なるべく間違いの理由を見つけるようにしてきた。そこに何か意味を見出そうとしてきた。もっときっちりと記録を取っておくべきだった。まあ、多い間違い方は覚えているから、先回りして、こういう間違いが多いから気をつけるようにと言っている。ここで、1つ心配な点は、そういう話をするから、その間違い方が刷り込まれて、子どもたちが間違うのではないかということ。「ほら、言った通り間違うでしょ」っていうことがあまりに多いから。まあでも、本人が間違いに気づいて体感としての経験を積まないことには身につかないのだろうとは思う。さて、マイナスからマイナスを引くともっとマイナスになるというのはちょっと困るな。数直線を意識させて(温度計の方が分かりやすいかも)、その差を調べさせるのがいいと思うが。右が大きく(上が高く)左が小さい(下が低い)という前提を置いて、どちらからどちらを引くかで、答えのプラスマイナスは決められる。こういうことがイメージとしてもてている子は絶対間違わないんだな。イメージできなくて、意味も分からないまま、機械的にルールを覚えて解こうとすると、間違っていても気づくことができないんだな。それと、本書にもあったが、子どもたち(いやきっと大人も)簡単な方を選んでしまう。たぶん無意識に。だから、引き算の筆算で繰り下がりを回避するように下(大きい方)から上(小さい方)を引いてしまう。4x=2の解がx=4÷2=2となってしまう。これ、本当に多い間違いなんです。良く作られた複雑な計算問題になると、途中のステップで、「こっちの方が楽だよ」という誘惑が隠されていて、計算のルールに反するのに、ついそちらに引き込まれてしまうのです。こういう間違いの克服方法について本書には何も書かれていないが、1つ1つの間違いとしっかり向きあっていくしかないのだろうと思う。続きを読む
投稿日:2022.07.23
直接的には言語の話というわけではないので、星を減らしてますが、数学と言語の共通点から、それぞれの不思議に迫る本。ただし、数学が苦手でも全く問題なく読める。そして語り口調も軽妙。
言語については、枝分か…れの解釈の違い、二重否定、曖昧性などについて、他の本とは違う数学に絡めての説明が分かりやすい。続きを読む投稿日:2023.12.07
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