〈叱る依存〉がとまらない
村中直人(著)
/紀伊國屋書店
作品情報
【精神科医・松本俊彦氏 推薦!】(『誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論』著者)「殴ってもわからない奴はもっと強く殴ればよい?――まさか。それは叱る側が抱える心の病、〈叱る依存〉だ。なぜ厳罰政策が再犯率を高めるのか、なぜ『ダメ。ゼッタイ。』がダメなのか、本書を読めばその理由がよくわかる」--------------------------------------------------叱らずにいられないのにはわけがある。「叱る」には依存性があり、エスカレートしていく――その理由は、脳の「報酬系回路」にあった!児童虐待、体罰、DV、パワハラ、理不尽な校則、加熱するバッシング報道・・・・・・。人は「叱りたい」欲求とどう向き合えばいいのか?子ども、生徒、部下など、誰かを育てる立場にいる人は必読!つい叱っては反省し、でもまた叱ってしまうと悩む、あなたへの処方箋。
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この作品のレビュー
平均 4.3 (74件のレビュー)
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5552さんのレビューを拝見して手に取った作品。
5552さん、興味深い作品をありがとうございました!!
ここでも何度か描いているけれど、現在精神保健福祉士の資格取得を目指して、通信の学校に通ってい…る。
これまで読書や映画やお酒(!)に費やしていた時間を、勉強に充てないといけなくなった。
せっかく入ってるアマプラ。だけど今は映画を観る時間を作れそうにない…
そしてお酒も毎日飲んでいたけれど、最大で週3くらいになるように頑張って減らしてる。
でも、「読書」だけは、その時間だけは守りたい。
これまで小説を中心に読んできて、ときどき新書とか自己啓発系とか社会派を読んできたけれど、結局やっぱり小説が好きだ。
だけど、やはり子どもに関する最新研究の本とか、脳に関する本とか、ジェンダーの本とかは気になってて、その都度本棚登録はしてきたけど、結局積読化してて。
今年は資格取得に向けて最新の研究データや社会情勢を頭に入れたいし、もっともっと自分を掘り下げていきたいし、馴れ合いになってきた子どもとの関係をもっと見つめ直したい!
だからこれからは、「こっち系」の作品をもっともっと読んでいきたいんだ!!
「叱る依存」
これは、言われてハッとした。
わたし自身は子どもは居ないけれど、日常的に関わる子どもに、「叱る」まではいかなくても、つい言葉が荒くなってしまうことはあるし、イライラしていると言葉が強くなってしまう。反省しかない。
子育て、夫婦間、職場、学校、スポーツ指導など、様々な面で「叱る」「叱られる」という構図が存在する。
これは人と関わる誰もが読むべきで、特に「叱る」ことでしか指導しないマナー講師とかにも是非読んでいただきたい作品だ、と個人的には思う(ちなみにわたしは、あんなに怒られるくらいならマナー悪くてもいいやと思ってしまった)。
ここに描かれている研究結果は結構衝撃的で。
薬物依存を減らすために、あえて薬物所持を非犯罪化した取り組みを紹介したり、叱るという行為を依存症の一つとして捉え、脳の仕組みからわかりやすく説明してくれたり。
叱られた時に反応する脳の偏桃体。ここは特に恐怖や不安などのネガティブ感情に強く反応する。ここで強く反応が起こると、知的な活動に必要な前頭前野の働きが低下してしまうので、結局ただ恐怖を与えられるだけで何も学べず、その後もただ恐怖(叱られること)を避ける、ということを学ぶにすぎない。
何度も繰り返し読みたい自戒の一冊。続きを読む投稿日:2022.06.21
自分は今まで叱ることが苦手で、叱った経験があまりなかった。それに対して、「叱れない自分はダメなんだ」と思ったこともあったけど、この本を読んでそれ自体が「叱る」の過大評価だったと気づいた。叱ることでプラ…スな側面はあまりなく、叱られた側にネガティブ感情を引き起こし、学びや成長に繋がらないという点が新しい発見だった。
叱ることに自己充足感や処罰感情の充足など報酬があるという視点も新しかった。また、叱る依存への入り口に"叱る側のニーズにある”という言葉にハッとした。確かに自分も多忙により心身ともに疲れ果てていた時、自分が抱える怒りやイライラを周りの人のせいにしてしまっていたことがあったなと思った。逆に、叱られ続けた経験がある人が、相手がそういう状況だったと理解すれば、トラウマから抜け出すことができるかもしれないとも思う。
また、「学校教育の叱る依存」という部分を読んで、自分も中学生・高校生時代、よくわからない校則に不満を抱いていたことを思い出した。これに関しても「叱る依存」が結びついているんだと知り、ようやく答え合わせができたような気がする。
子どもができた時にもう一度読み返したい。続きを読む投稿日:2024.04.06
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