湯殿山麓呪い村
山村正夫(著者)
/角川文庫
作品情報
「語らざるべし、聞かざるべし」。大手レトルト食品メーカーの社長、淡路剛造が自宅の浴室で何者かに殺害された。殺害前、彼の自宅前では怪しげな遍路の姿が目撃されており、剛造の娘の婚約者の元には、幽海上人の生まれ変わりを名乗る謎の男から剛造が過去に起こした罪を裁くという怪電話がかかってきていた。彼が犯した罪とは何なのか。事件を追ううち、彼の故郷の村で起きたある母娘の失踪事件、更には湯殿山麓の寺の奇妙な戒律が浮かび上がり・・・・・・?角川小説賞受賞の本格推理小説。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 湯殿山麓呪い村
- 著者
- 山村正夫
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川文庫
- 書籍発売日
- 2021.12.21
- Reader Store発売日
- 2021.12.21
- ファイルサイズ
- 1.8MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 1.5 (4件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
1980年。伝記要素があり、映画化された有名作品らしいので読んでみたが、個人的な好みとしてもミステリとしてもどうなのかと思った。
レビューの続きを読む
・これは単に私の思い違いだが、このタイトルなのに8割程度のことが東京で起こり、最後にやっと村に赴く。村の描写がほとんどなくがっかりした。
・密室状態で20㎝四方の小窓だけが空いていた風呂での撲殺は、「子どもが小窓から入った」という真相。読者を舐めていると思った。そもそも犯人にとって密室にする必要もないのだが。
・怪しい行者姿の老人が、二度、逃げ場のない道から消失した件については、「一方の目撃者が嘘をついていた」という真相。読者を舐めている。
・33年前の惨劇が、「戦時中、村を頼ってきた母娘を村八分にし、さらに御三家の男達でレイプし、死体を遺棄した」というもので、胸糞過ぎる。しかもうち1人は僧侶。
・御三家の男のうち零落した男が、過去を反省してこの事件の黒幕となるのだが、どう考えてもあまり反省していない。どちらかというと私怨。
・御三家の男たちは、自分たちが犯して殺した母娘にとって息子・兄にあたる人物の子どもを、それぞれ自分の子どもとして育てているのだが、うち2人は「親が彼だと知らずに」「偶然」育てている。それが呪いなのかもしれないが、偶然はさすがにやめてほしい。
・住職がいつの間にか別人に入れ替わって読経していたトリックがあるが、入れ替わった人物は別に僧侶ではないので、読経できたり、弟子が聞いて別人だと見抜けなかったのが不自然すぎる。
・最後に、バイク事故で3人の子ども(容疑者2人を含む)が死ぬ胸糞展開。
おもしろ所としては、33年前の事件だけでなく、150年前に無理やり餓死(即身仏)させられた僧侶の事件を絡め、伝記・歴史要素を出しているところだろうが、150年前の件は今回の連続殺人と全く関係がない。
「呪い村」「無理やり即身仏にさせられた僧侶」などの怖い要素がせっかくあるにもかかわらず、大半の事件が東京で起きていることもあり、全くホラー的な怖さがない。胸糞悪い過去の事件ばかりが明かされ、それについてしっかりした批判もないまま話が続くため、読後感が非常に悪かった。投稿日:2022.07.04
因習の残る村、というか因習によって残る村で過去に起きた事件が現代にもねを伸ばしと始まる、親の因果が子に報いモノ?
ミイラを信仰する下地と、無理矢理仕立てられたミイラ、飢饉の絵、非業の死を遂げた親子、凋…落の元御三家と色々用意してなんだかどれも中途半端な使われ方で無理矢理納得させられた印象。
映画は好き。続きを読む投稿日:2024.01.17
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。