鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか
坂井孝一(著)
/NHK出版
作品情報
2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」時代考証者による決定版!
伊豆の地方豪族だった北条氏は、いかに流人時代の頼朝と出会い、源平合戦、幕府草創期を経て、熾烈な権力闘争の末に承久の乱を制したのか。源氏、朝廷側からだけでは見えてこない幕府内の駆け引きや争いの一部始終、複雑極まりない人間関係を、常にその中心にいた時政・政子・義時を軸に生き生きと描きだす。鎌倉殿はなぜ北条氏を重用し続けたのか、宿老十三人による合議制の内実とは、実朝暗殺事件の犯人と狙いは、なぜ義時は将軍にならなかったのか――。第一人者が通説を検証し、この時代をめぐる疑問の数々に答える決定版!
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この作品のレビュー
平均 3.8 (10件のレビュー)
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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も残すところあと2話! -12/8(木)現在
初回から見ていたが、相関図をHPでチェックする程度でこれまで関連本は読んでいなかった。
史実に基づいているとは言え、脚本家の豊…かな想像力が張り巡らされた一つのドラマである。史実のイメージに仕上がった人物と目の前の役者さんを重ねるのも辛いので、一ドラマと認識して見ていた。
しかし…
先週の視聴を終えて暫くしてから、「このまま、なあなあの状態で終えても良いのか」と何の前触れもなく思い立った。そして思い立ったが吉日、本書を取り寄せたのである。
この思いつきが何かの天啓だとしたら、自分も”天命に逆らわずに”(知る人ぞ知るドラマネタ笑)読み切り、視聴者なりのレビューを残そうと思う。
著者は日本中世史専門の歴史家で『鎌倉殿の13人』の時代考証も担当されている。
本書でも源頼朝の戦いや北条氏の動向を北条時政・政子・義時視点で考察されているので、まさにドラマと同じ見方が可能!結果的にドラマのおさらい・予習になったし、著者の見解がそのままセリフになっていることにも気づいた笑(刊行されたのは昨年2021年9月)
ドラマ同様、本書も頼朝の流人時代で幕を開ける。
『鎌倉殿の13人』は歴史書『吾妻鏡』をベースにストーリーが構成されているが、本書では貴重な流人時代の頼朝について詳細に記された真名本(漢字だけで書かれた本のこと)『曽我物語』(本書と同じく以下、「真名本」と略記)を多く用いている。
そのため視聴時に抱いたのとは少し違った視点も得ることになった。
例えば、義時はいつから「時政子息」から一人前の御家人として認可されるようになったのか。
劇中”イベント事”が多すぎるせいで思い出せずにいたが、正確には開府後に頼朝が、「警護の任に適し、かつ心の許せる信頼に足る者」の一人として彼を側に置いた頃から…との事。
実父 時政以上に信頼された事は彼にとって誉れ高かっただろうし、終生頼朝の思想に固執していたのもより頷ける。
一方で色々やらかし気味の印象だった時政も実は上昇志向・京都志向が強く、人脈も広かったという。その中で後妻 牧の方を迎え入れ、2人の間に出来た娘たちを京へ嫁がせたと言うのだから、まぁ出来る男だったのではなかろうか…
『吾妻鏡』や『愚管抄』からの引用もちらほら。
特に3代目将軍 実朝の暗殺事件はサスペンス小説並みに精細な描写であった。将軍の死を悼んで80-100名もの御家人が出家したというのも初耳過ぎたが、頼朝とはまた違ったかたちで慕われていたのだろうかと想像は尽きない。
本当に、サスペンス並みに”イベント事”が相次いだんだな。今までに無い展開の早さにみんな息巻いていたのか。
「史実は小説よりも奇なり」。
脚本家の豊かな想像力と、今度は新たに知見を得た自分の想像力も織り交ぜながら残り2話を迎え撃ちます。続きを読む投稿日:2022.12.08
現在の大河ドラマ関係で、色々出ているので、試しに。
ここらへんをしっかり勉強していると少し物足りないが、新書ってそういうものだからって自分に言い聞かせる。
でも、初めてなら、良い読み物。投稿日:2022.09.11
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