ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー
佐藤尚之(著)
,津田匡保(著)
,おぐら なおみ(マンガ)
/日経BP
作品情報
ベストセラー『ファンベース』著者の佐藤尚之(さとなお、ファンベースカンパニー会長)と、ネスレ日本でコーヒーのオフィス向け定期宅配サービス「ネスカフェ アンバサダー」を大成功に導いた津田匡保(ファンベースカンパニー代表)の共著による待望の書。漫画と対談でファンベースの実践ポイントを解説します。人口急減や超高齢化、超成熟市場といった消費環境の一大変化に加え、相次ぐ自然災害の発生などで「先が見えない時代」。あなたの会社や事業の逆境を支えてくれるのは、まだ見ぬ新規顧客ではなく、熱烈に愛してくれている「ファン」の存在です。さとなおが提唱するファンベースとは、「自社のサービスやブランドを愛してくれるファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売り上げや事業価値を高める」考え方。ともすれば、顧客を囲い込む、無理に増やすといった発想に陥りがちな「ファンマーケティング」や「コミュニティービジネス」とは一線を画すものです。みなさん、頭では理解したつもりでも、「実際どうやってファンベースを実践すれば良いのか分からない」というのが本音でしょう。それに100%応えるのが本書です。 本書では、さとなおによる漫画版ファンベース最新解説に加えて、ファンベースに試行錯誤しながら取り組んでいる「ファンベースなひとたち」の実践例を漫画と対談形式で紹介していきます。「中の人」はどんな思いで、どんな苦労を積み重ねながらファンと共に成長の道を歩んでいるのか――。漫画と対談で分かりやすくひも解いていきます。 楽しいファンベースの世界へ、ようこそ!
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この作品のレビュー
平均 3.8 (25件のレビュー)
-
これからの時代に大切になってくるであろう「コミュニティー」に興味があったので、読んでみました。
佐藤氏の提唱する「ファンベース」という概念を実践されている色々な企業の実例が豊富に載っています。
半分…くらいは漫画(コミック)なので、読みやすいです。
というか、あまり本の内容を分からずに本を買ってしまいましたが、
ベースとして新書の「ファンベース」という本を読んだ上で、
実例を読んだ方がより理解が深まったような気がします。
(本書にも冒頭、少しだけ著者の佐藤氏によるファンベースの解説はあるのですが…。)
※ファンベース
https://booklog.jp/item/1/448007127X
各社それぞれ色んな施策をしていてとても参考になります。
個人的に一番、印象的だったのは、
住まいのサブスクを提供している会社の担当者が言っていた
「ファン自らサービスに関わる機会を増やしたいので、できるだけ「隙」だらけの状態にしている」という言葉。
この感覚は、自分の普段働いている周囲にはない考え方だった。
(もちろん、この考え方が、全ての業界・業種に当てはまる訳ではないけれど。)
どの企業もB2Cだったので(おそらく)、
ファンベースという考え方はB2Bでは中々適応が難しいのかな。。
B2Bだとどうしても、「俺は客だから、オタクでやるのが当然でしょ」という関係になりがちだからなぁ。。
(そして、サービス提供側も、相手のニーズに応えて色々先読みしてやってあげる営業がいい営業、みたいな雰囲気もあるし…。」
基本、B2C向けのマーケティング担当や広報担当向けの本ではあるものの、
B2Bに勤める人が自分の視野を広げるために読んでみても面白いかもしれません。
(「こんなん、全く役に立たない…」と
拒絶反応を起こしてしまうかもしれないけど。。
頭が柔軟な人なら、感じるモノはあるはず…。)
「コミュニティー」については、こちらの本もおススメ。
※WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4344032918#comment続きを読む投稿日:2021.03.29
ファンベースカンパニーの代表である著者が自社が展開するファンベースという考え方について実践している10の企業の事例をもとに書いた一冊。
誰もが知っているカゴメや巨人などの有名企業からネスカフェやmi…neoなどのきぎょうまでが実践しているファンベースという取り組みについて漫画と対談の二本立てで紹介されていて理解が深まりました。
自社の製品に特別な感情を持ってもらうために行うこととして社内を巻き込むことやファンが自腹を切って自社を知るイベントを企画することなど様々なアプローチでファンベースを展開していることを知ることができました。
コミュニティーサイトや社員とファンが交流するものや体験型のイベント開催など特別感を感じる施策を行っていくことが大切だと感じました。
自社製品だけでなく社員の知らない側面を知るきっかけになっていることやファンから入社して社員になるケースやファンベースが浸透するとファンがブランドやサービスを自走させていくようになっていくことなど新たな一面や展開があることも知りました。
物が飽和して多様な価値観で溢れている現代で熱烈なファンに支えてもらうファンベースの魅力を本書で知ることができました。
そして、各社のファンベースの取り組みを知って各社各様のやり方でファンの取り込みを行い自社製品の魅力を伝えていることも感じました。
本書でのファンベースの知識をさらに深めて自分のものにしていきたいと感じた一冊でした。続きを読む投稿日:2024.02.03
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