紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー
ほしおさなえ(著者), おかざきおか(カバーイラスト) / 角川文庫
作品情報
名古屋の紙こもの市に出店した帰り、手伝いの百花と莉子は紙の勉強のため、仕事で美濃和紙の産地である美濃市に立ち寄る一成に付いていくことに。そこでは和紙の紙すきを体験したりかつての職人たちの歴史を学ぶ。旅行中の会話で、一成は忙しかった両親に代わり、祖母で前社長夫人の薫子に預けられ面倒を見てもらったことで、彼が紙に対して誰よりも詳しくなり愛情を抱くようになったかを知る。大手製紙企業の藤崎産業は同族会社で、先代の祖父から変わって一成の叔父が現社長になっていた。その息子で一成のいとこ浩介は昔から何かにつけ一成をライバル視して、会社では営業課長として記念館の不要論を唱えていた。「記念館がなくなることをあきらめていたけど、残さなくてはいけないと思うようになった」という一成の言葉を受け、百花も奮起し応援する気持ちになる。
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商品情報
- シリーズ
- 紙屋ふじさき記念館
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川文庫
- 書籍発売日
- 2020.09.24
- Reader Store発売日
- 2020.09.24
- ファイルサイズ
- 2.6MB
- シリーズ情報
- 既刊3巻
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この作品のレビュー
平均 3.4 (10件のレビュー)
-
シリーズ2作目。
シリーズものは続けて読まないと決めているけど、どうしても気になって、2冊続けて一気読み。
前作では、和紙を使った小物の制作の話が多かったが、今作では美濃を訪れて、和紙漉きの体験を描い…たり、百花の亡くなった父の話など、人間模様も描かれる。
百花の大学の学園祭の様子などもあり、前作とは少し趣向が変わるが、ここでも百花のアイデアで普通の紙に蝋を流して、栞を作成してみたりと、また試してみたくなるようなところも。
百花が入るまで機能していなかった記念館も、段々記念館らしくなり、日本橋に行ったら、本当にありそうで、ちょっと探してみたくなる。
そして、続きを早く読みたいと思わせる作品。続きを読む投稿日:2020.11.07
老舗紙メーカー、藤崎産業の資料館でバイトをする大学生、百花。
ものづくりが好きな百花の物語の続編。
小冊子研究会の文化祭、館長の先輩が開業した書店などのエピソードも楽しい。
蝋引きは、自分でもやってみ…たくなる。
今回も、百花が商品開発をする。
モデルで彫金のアクセサリー作家、淵山雫の新作のパッケージ、そして館長の先輩綿貫の書店で商う「物語ペーパー」など。
おとなしめな百花だが、今回の彼女は少し挑戦的。
というのも、彼女のボスに当たる館長・一成の従兄弟が雫に関わって登場したから。
何かと一成に敵愾心を持ち、資料館の廃止論者。
何かお家騒動の雰囲気が漂い、物語にも緊張感を生み出す。
今後も尾を引きそうな感じだ。
ところで、同じ著者の『活版印刷三日月堂』でも和紙のことが出ていた。
この作品では正面から和紙を題材にしている。
今まで何が不満って、どうして和紙を扱っていながら美濃和紙について全く言及がないのかということだった。
だって、和紙にとって、美濃は「聖地」だよ?
東京が舞台とはいえ、スルーはあんまりじゃない?
そうも思っていたが、やっと登場。
今回、名古屋での紙こもの市開催、そのついでの美濃市訪問がやっと叶う。
すてきな古い町として描かれていて、よかった。
さて、まだ続編が出そうだ。
先が楽しみになってきた。続きを読む投稿日:2021.01.29
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