探究型読書
編集工学研究所(著)
/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
作品情報
短時間で思考を深める、全く新しい読書術。
「探究」は今ホットなテーマとなっている。とくに教育では「探究」が問われ、現場の教師たちにとって非常に悩ましい問題になっている。
本書では、そんな「探究」を「読書」という古典的な型を使って行うという、非常に大胆かつユニークな方法だ。
しかも、従来の読書の概念を覆す、「本を読まない」という方法をとる。「本を読まない」といっても、「熟読しない」「通読しない」という意味で、「一部の本文は読む」というものだ。
はたして、これが読書といえるのか?
本企画では、「読書」というものを現代的にアレンジし直し、そもそもの読書の目的を考え、私たちの暮らしや仕事に役立つ読書というものをゼロから考えてみたい。
アフターコロナを見据えて、読書の新しい形を経験し、時代を切り拓く方法を模索してみよう。
【著者略歴】
編集工学研究所(へんしゅうこうがくけんきゅうじょ)
企業の人材組織開発、理念ビジョン策定、書棚空間のプロデュースなど、個と組織の課題解決や新たな価値創出を「編集工学」を用いて支援している。本を活用する共創型組織開発メソッド「Quest Link」、理化学研究所「科学道100冊プロジェクト」、近畿大学「ビブリオシアター」、良品計画「MUJI BOOKS」などを展開。所長・松岡正剛が情報編集の技法として提唱した「編集工学」は、オンライン・スクール「イシス編集学校」で、そのメソッドを学ぶことができる。「生命に学ぶ・歴史を展く・文化と遊ぶ」が、1987年創設以来の仕事の作法である。
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この作品のレビュー
平均 3.6 (13件のレビュー)
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読書における主体を著者から読者へ変える手法が紹介されています。
読前、読中、読後という工程を定め、読書という行為を深めます。
それはまるで美食家による食前、食中、食後の吟味のようです。
しかし、少々難…く面倒ではあるので、この読書法が適切かは人それぞれだろうと思います。
やり方の一つとして参考になりました。続きを読む投稿日:2020.12.23
正剛先生の弟子による読書方法論。
「探究型読書」は「本を読む」のではなく「本を手がかりにして考える」ことというのが肝。当然ながら「探究型読書」は、世界を編集工学的に見ることが大前提。実践編もよい…が、以下の考え方のベースはおさえておかないと浅い理解で終わってしまう。
・編集工学的には、人間の営みはすべて「情報」が「編集」されている活動。人間以外の自然活動にも「編集」が働いている。
・生命からは学び、歴史は編集によって展き、文化とは遊ぶ、というのが基本フィロソフィー
・「課題解決」=「情報編集」
・「編集」=「プロセス」=あらゆる情報のインプットからアウトプットの間=料理、会話、日記、・・・(これは、立花隆のいう『知のソフトウエア』といえる)
・情報は、「乗り換え」、「持ち替え」、「着替え」をする。
ー乗り換えというのは、情報がのるメディアが変わること。情報のニュアンスが変化する
ー持ち替えというのは、「他の情報」とセットになって新たな意味を生成すること
ー着替えというのは、エディティングモードに合わせて情報の様相が変化するということ
・「情報」の「地」と「図」という「関係」。「文脈」と「意味」とも言いかえられる
・本の分類として、世界知(人類)、共同知(社会集団)、個人知(個人)と「話題の本」「古典」「異色の本」の3×3で考える。
その上で実践編。ただしその前に、探究型読書の心得をおさえる。
・読前、読中、読後
・かわるがわる
・思考モデル
・伏せて開ける
・仮説的に進む
そして実際の読書法。
読前
ステップ1:目次読み
A:ヒントを集める:キーワードとホットワードをどんどん書き出す。キーワード=大事な言葉、ホットワード=キーワードのいいかえ、キーワードからの連想
B:関係を可視化する:合わせたり、分けたり、つないだりーキーワードとホットワードを自由に動かす。統合、分岐、セット、ホップ・ステップ・ジャンプ
C:仮説を描く:
BEFORE(本の印象、知りたいこと、わからないこと)
AFTER(読後に期待できる変化)
読中
ステップ2:Q・Aサイクル
著者のQ(視点、問い)を借りる、著者のA(言いたいこと)を要約する
自分のQ(疑問)を立てる、自分のA(発見)を書き出す
読後
ステップ3:アナロジカル・シンキング
1. 仮説の振り返り:読前との比較:異同
2. 似たもの探し
3. 自分ゴトに置き換え!続きを読む投稿日:2022.08.20
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