向島・箱屋の新吉
小杉健治(著者)
/角川文庫
作品情報
向島で箱屋をしている二十八歳の新吉は、役者のような色気がそこはかとなく漂っている、女たちの目を引く男だった。ある日、向島で「桜家」の主人・仙太郎の絞首体が見つかった。同心は自死と決めつけていたが、新吉は、死体の近くに手ぬぐいが落ちており、さらにその切れ端が死体の口にあったことから、殺されたとみて、犯人を追う。一方、南町定町廻りの同心・扇太郎が、花街で起きている連続殺人事件を捜査していると、次に起こると考えられるのは、向島ではないかと推測する。そこで、対岸まで噂が広がっている向島の芸者・お葉に事情を聴きに行くと、そこで新吉と出会うが……。事件に隠された、驚くべき真相とは!?花街と向島を舞台に、繰り広げられる、時代小説ミステリ。
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商品情報
- シリーズ
- 向島・箱屋の新吉
- 著者
- 小杉健治
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川文庫
- 書籍発売日
- 2020.08.25
- Reader Store発売日
- 2020.08.25
- ファイルサイズ
- 1.3MB
- シリーズ情報
- 既刊3巻
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この作品のレビュー
平均 4.5 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
さすがは小杉健治の新シリーズ!
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芸者の雑用をするのが仕事の「箱屋」それが新吉の仕事だ。
新吉は江戸を7年ほど離れて帰ってきた役者ばりの28歳。
向島は江戸の中心地から離れていて、鄙びた食事と静かな夜を提供するために、芸事だけをする芸者ばかりを置いている。
そんな中一際美しく若いお葉の箱屋を勤めている。
最近月に2度ほど辻斬りが出る。
三人が殺されているが犯人を挙げられない。
新吉が大変世話になった料理屋の主人、が首吊り遺体で発見。見つけたのは新吉だ。
二つの事件、そして謎の多い新吉。
濃密なストーリーは息をもつかせない。投稿日:2020.10.29
題名の 「向島」 そして「箱屋の新吉」と、・・・・
「箱屋」って…どんな商売?と、思いながら、本をめくった。
以前、祇園の舞妓さんの着物の着付けをしているシーンで、ササっと、帯を結んでいる男性をテレビ…で、見たのを思いだした。
この本では、芸者さんの身の回りの世話をしている男性を「箱屋」という仕事と理解出来た。
主人公の新吉は、仙北藩 近習番士で、油木新次郎で、8年前に藩を辞めた自分の生い立ちを隠して、箱屋になっているのだが、・・・・
南町定町廻り同心の梶井扇太郎と岡っ引きの伝八に素姓を知られてしまい、事件の手伝いをすることになる。
先ず、辻斬り事件、そして、世話になった桜屋の仙四郎が、首つりと見せかけた殺人事件。
同心の梶井に 新吉は、事件の不審な点を次から次へと、話をする。
辻斬りなのに、財布を盗まれなかった点とか・・・
本当に、被害者は、大金を持っていたのか?・・・
辻強盗をしたと思われる大江惣兵衛が、金をとる事をしなかったのなら、どこで、向島で、遊べる金が、出ているのか?と、疑問を投げかける。
亡くなった仙四郎の腹違い弟の仙次郎は、事件に関係あるのか?
仙四郎は、何を悩んでいたのか?
武蔵屋の大旦那へ、その疑問を聞いてみると、向島という土地柄、風光明媚な景色に田舎料理、そして年期の入った芸者。
そんな盛りの過ぎた芸者の中に、一人だけ若くて美しい芸者を・・・という事で、向島を盛り立てたと・・・
それを、深川のような街にしたいと願うも者が居る事に…悩んでいたらしいと。
小さな事件の塊だと思っていたのだが、最後には、増上寺の修繕工事の公金の話に。
水増し分は、誰の手に・・・不正は取り調べに。
最初第4章迄あって、1章づつ完結していくのかと思って読み始めたのだが、ついつい、話が続いて、読んでしまった。
さてさて、これからこのシリーズも目が離せなくなって来た。続きを読む投稿日:2021.05.14
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