自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
メンタリストDaiGo(著)
/PHP研究所
作品情報
《心理学》×《マインドセット》×《瞑想》 マインドフルネスに導く心理学も豊富に解説。まずは、トラブルや悩みを冷静に把握、そのうえで取り組む瞑想は、より大きな効果を生む。本書で詳しく紹介する。 ●本書「はじめに」より 私は、かつてしばらくテレビに出演していました。それによって世の中での認知度が上がり、人生が大きく変わったのですが、一方で、やはり嫌な経験もたくさんして気が滅入り、自宅にこもったことがあります。そのときに取り組んださまざまなことのなかで、とくに自分の心をラクにしてくれたというか、人生を見つめなおすのに役立った考え方やテクニックを、本書で紹介したいと思います。自分を変える一歩を踏み出すカギとなるのが、「マインドフルネス」と「瞑想」です。マインドフルネスというのは、ひと言でいうと「気づき」であり、それを強化してくれるのが瞑想なのです。本書では、私自身の経験もふくめて、科学的な根拠を示しながら、マインドフルネスな生き方と簡単な瞑想のやり方を説明していますので日々の幸せを実感するために、ぜひ参考にしてください。
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この作品のレビュー
平均 3.9 (118件のレビュー)
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DaiGoさんのアドバイスにより日々瞑想に勤しんでいるnaonaonao16g。果たしてその効果は出ているのだろうか。自分でもよくわからないのである。
DaiGoさんによると、マインドフルネスとは……
「自分がしていることに気付くこと。そして、気付いたことに対して判断を下すのではなく、あるがままに、明確に、その物事をとらえるということ。」
うーん…
例えば、漠然とした不安に襲われた時。
「それがいいか悪いかを考えて、悪いと判断したら、自分はすごく悪い状態なんだと、どんどん凹んでいってしまいます。そうではなくて、あるがままに、『ああ自分は不安な状態にあるな』ととらえ、何に対して不安を感じているかを明確にしていくことが、マインドフルネスなのです。」
・悩みがあり、考えても仕方のないことを頭のどこかでずっと考えていると、脳の力が低下する。つまり、バックグラウンドで通信しているアプリがあるせいでスマホの動作が重くなるようなもの。
・この同じことをいつまでもクヨクヨと考え、同じ悩みに囚われている状態を「反芻思考」といって、緑の中を歩くことで反芻思考の回数が減ると言われている。一定時間反芻思考をやめることができると、新しい方向性などを見つけてクヨクヨ悩みづらくなる。(うつ病の治療では実際にボルダリングやキックボクシングで一定時間反芻思考をやめるだけでも効果があるという研究結果が出ている。)
→なるほど、まずはバックグラウンドで通信しているアプリ(漠然とした不安)を消すという作業を始めるのね!
・漠然とした不安や焦りの正体、その原因はマルチタスク。その最たるものがスマホ。スマホを使い過ぎると、他人への共感能力が落ち、時間が無くなる感覚に陥り、不安や焦りが高じて、またスマホを触るという悪循環に。
・人間の脳はマルチタスクができないようになっている。マルチタスクにより、脳の短期記憶がダメージを受け、誘惑に弱くなり、常に刺激を求めようになる。瞑想や運動を心がけてセルフコントロール能力をあげても、スマホの使い方を間違えると効果を打ち消しあってしまう!
→なんと!例でスマホのバックグラウンドが出ていたのに、まさかの結局スマホ!でも、仕事とかで常にメッセージとか気にかける必要があるし、どうしてもマルチタスクは避けられない気がする。うーん、いったいどうすれば…
・意図的にシングルタスクの時間を作る。本を読む、映画を観る、瞑想など、30~50分くらいに分けてタイマーを設定するとか。
→なるほど。とりあえず、朝、スマホのアラームを消した後、出かけるまではスマホを見るのやめました。
・「不安脳」=⓵周囲の脅威に対して過剰に反応しやすい、②報酬に反応しづらくなる。つまり、怖がりで喜べない、のダブルパンチ。脳の筋トレのようなことをしていないと、どんどん不安に弱くなる。難しい本を読むとか、記憶力が必要なゲームやなぞなぞをやる等して問題解決を行っている脳の部分に意図的に負荷をかけるようなことをする。
→これは目から鱗。まさに不安脳ですわたし。とっつきやすいのは難しい本を読む、だけど、どのくらいのレベルの難しさがいいんでしょうね。
・不安は、「失敗したらどうしよう」という恐怖によって生じる。他人の失敗なら許せるのに自分のこととなると「失敗したら恥ずかしい、やばい」と思ってしり込みしてしまうが、人間はミスをする生き物。他者目線で失敗をとらえるといい。
・例えば、自分の身に起こったトラブルは判断が鈍るが、友達に起こっていると想定すると判断能力が上がる。なので、自分に起こったトラブルでも、友達がトラブルを抱えていると想定して、自分だったらなんと言うかを考えると答えが出てくる可能性が非常に高い。
→なるほど。これは恋愛相談とかにありがち。友達には平気で別れれば?とか言うわりに、いざ自分が同じ状況になったらそう簡単に別れられない。自分のこととなると判断できない。
・必要なのは、失敗しても凹まないとか、まったく気にならない力ではなく、失敗してもいいと思えるようになる、失敗を楽しめるメンタルを作ること。
・そのためには、①失敗を学習と捉える、②自分と他人を比べない(他人ではなく過去の自分と比べて前に進んでいる、と考える)、③正解は一つではないと考える。
・また、呼吸に注目すること、自分に優しい言葉をかけて、前に進むための励ましを与えることも効果的。
→ヨガ、瞑想、セルフコンパッション、という感じか。そして、デジタルデトックスもできたらいいわけだ。
・完璧主義者ほど失敗の確率が高くなる。SNSのフォロワー数など、人との差を感じる場面が多い。それらがとくに不満もないし、ある程度好きなこともできて、暇つぶしになるエンターテインメントがいくらでもある状況にも関わらず、なんとなくもやもやした不安を感じる状況を引き起こしている。
→これはほんとに現代社会の闇だと思う。SNSって承認欲求だけじゃない。
・なかなかすぐには自分は変えられない。ハードルをぐんと下げて、自分の生活の10パーセントくらいを変えるようなわずかな変化を積み重ねることによって自分を変えていくのがベスト。
・ようやくマインドフルネスの話。人間は、不安を感じ、危ないと思うからこそ次を考えて行動し、次を考えて準備をする。なので人間は不幸や不安を感じやすくできている。そういう性質があることを知って、今自分が感じている目の前の幸せを楽しむ。「いま、ここ」の感覚。いまに集中する能力を高めれば、自然とそれ以外のことが気にならなくなる。没頭するのに一番いいのが瞑想。
・感情に左右されなくなる、というのがすごく大事。自分が行動しているときに、自分が何をしているのかに対する気付きが起こり、客観的に自分を見られるようになって、いまベストな行動は何かを常に冷静に考えて行動できるようになる。
・例えば「怒り」を感じた時、その怒りがいいとか悪いとか価値判断をするのではなく、いまどういうことが起こっているかを客観的に観察する。そうすることで、無理に感情を抑えず、その怒りを相手にぶつけることもなくなる。
→全体を通してDaiGoさんは運動を勧めてたけど、わたしに合うのは瞑想かな。毎日ではないけれど、続いてはいるという、他人ではなく過去の自分との比較。瞑想とセルフコンパッションを、それなりに続けていこう。続きを読む投稿日:2020.10.24
自分が探していたマインドフルネスの内容とは違いましたが、これはこれで面白かったです。
著者は世界の研究や論文を参考にし、自分が実際に体験したことを書いてくれているので、分かりやすく説得力がありました…。続きを読む投稿日:2024.03.27
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