東京バックビート族 林立夫自伝
林 立夫(著)
,村田 誠二(編集)
/リットーミュージック
作品情報
“バックビート族”が躍動する昭和の東京を舞台に、後に日本のポップスの土台を形成する音楽家達との出会いの中で、自らの音楽観を追求し、葛藤しながらもしなやかに時代を駆け抜けた。今なお音楽シーンの最先端を走り続ける林立夫の半生記。1970年代初頭から、現在に至る日本ポップスの新たな“起点”となり活躍し続けてきた名ドラマー、林立夫の自伝。50's少年期から60's学生時代、小坂忠や松任谷正隆らと組んだフォー・ジョー・ハーフを端緒に、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経てスタジオ・ミュージシャンとして一時代を築き、80年代“引退”にともなう第二の人生、そして、90年代の復帰から現在の活動まで、あらゆる時代を通して、いかにして音楽的な創造力やセンスを培い、どんな想いで各時代を駆け抜けてきたかを、本人の語りによって明らかにする。青山育ちである著者がさまざまな人間関係を築いた“昭和・東京”、そこには、50'~60'sのR&Rやポップス=“バックビート・ミュージック”に多大な影響を受けた“ギャング”たちがいた。彼らがその後、日本のポップス界に残してきた功績はあまりにも大きい。荒井由実、大滝詠一、大貫妙子、鈴木茂、高橋幸宏、細野晴臣、矢野顕子など、第一線のアーティストと共に、日本ポップスにグルーヴを刻み込んだ最重要人物である林立夫、その存在と生き方に今こそフォーカスするべきである。◎本書に登場する人たち荒井(松任谷)由実、安藤芳彦、今井裕、上原裕、内沼映二、遠藤賢司、大滝詠一、小原礼、大村憲司、金延幸子、かまやつひろし、カルロス・サンタナ、桑名晴子、桑名正博、小坂忠、小林泉美、今剛、斎藤ノヴ、坂本龍一、佐藤博、鈴木茂、高橋幸宏、高水健司、寺尾聰、中山ラビ、沼澤尚、深町純、ブレッド&バター、細野晴臣、マイク・ダン、松任谷正隆、松原正樹、MANNA、南正人、南佳孝、村石雅行、村上“ポンタ”秀一、矢野顕子、山本耀司、吉沢典夫、吉田拓郎、吉田美奈子、吉野金次(五十音順) and more著者プロフィール林 立夫(はやし たつお)1951年5月21日生まれ、東京都出身。12才から兄の影響でドラムを始める。1972年より細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆とキャラメル・ママで活動を開始。その後、ティン・パン・アレーと改名し、荒井由実、南佳孝、吉田美奈子、いしだあゆみ、大滝詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いづみ、スリー・ディグリーズらの作品に携わる。70年代、パラシュート、アラゴンなどのバンドで活躍するが、80年代半ばに音楽活動休止。96年、荒井由実 The Concert with old Friends で活動再開。99年から始まったイベント「GROOVE DYNASTY」の企画・プロデュースを担当。2000年には25年ぶりに細野晴臣、鈴木茂と「TIN PAN」結成。2002年、音楽レーベル〈SOFT EDGE〉を設立。現在は細野晴臣、小坂忠、大貫妙子、矢野顕子、等の作品・ツアーに参加。2015年、世界的に活躍するドラマー沼澤尚と共に高橋幸宏、鈴木茂、他が参加するカヴァー・ユニット「AFTER SCHOOL HANGOUT」を結成。【CONTENTS】第1章:立夫の素(1950's~early 60's)第2章:気づいたらレコーディング・ミュージシャンに(late 60's~early 70's)第3章:キャラメル・ママ~ティン・パン・アレー第4章:スタジオ・ミュージシャン繁忙物語第5章:人生の第二幕第6章:一度自転車に乗れたら忘れない!?第7章:東京バックビート族から次世代の日本バックビート族へ◎対談高橋幸宏×林立夫沼澤尚×林立夫伊藤大地×林立夫
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この作品のレビュー
平均 4.3 (3件のレビュー)
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キャラメル・ママ~ティン・パン・アレーのドラマーであり、細野晴臣の『HOSONO HOUSE』、荒井由実の『ひこうき雲』、大瀧詠一の『LONG VACATION』など、数々の70年代の名作で名を馳せ、…現在も一流のミュージシャンとして活躍する林立夫が、自身の半生について語った自伝。
ドラマー・ミュージシャンとしての思想については、もう頷く箇所ばかりで、良いと思った発言のあるページを折っていたら、本が折り目だらけになってしまった。さらに、上記のような名作のレコーディングの裏話、そして舞台として出てくる東京のライブハウスやカフェ、レコーディングスタジオなど、東京という場所を巡るドキュメンタリーとしても一級に面白い。
交流の深い高橋幸宏や沼澤尚、伊藤大地という3人のドラマーとの対談も読みごたえがあり、本当にあっという間に読んでしまった。
当時の音楽シーンに興味がある人であれば、ドラマーでなくても絶対に読んでほしい一冊。続きを読む投稿日:2020.04.11
yet another 偉大なドラマーの自伝。おもしろい。しかし、1960〜70年代の音楽って、青学とか立教とかの市立大学生のごく狭いコミュニティーから生まれててなんか階層とかそういうのを感じてしまう…。松本零士先生的世界の敵だわ。市立図書館にリクエストしていれてもらった。こういうのはそういうのがいい。続きを読む
投稿日:2021.02.06
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