ガンニバル 5
二宮正明(作)
/漫画ゴラク
作品情報
遂に手にした警察内外の協力者。
事件は組織に委ね、大悟には撤退命令が。
だが彼の内にある、危うい義憤が暴れ出す。
「俺はアイツ等が、許せねえんだよ」
村の狂気に対する、正義の狂気。
続々と出る新事実、加速する直接行動。
奉納祭直前、後藤家対警察の幕開く第5巻!!
商品情報
- シリーズ
- ガンニバル
- 著者
- 二宮正明
- 出版社
- 日本文芸社
- 掲載誌・レーベル
- 漫画ゴラク
- 書籍発売日
- 2020.01.29
- Reader Store発売日
- 2020.01.29
- ファイルサイズ
- 57.4MB
- ページ数
- 194ページ
- シリーズ情報
- 全14巻
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
敵味方入り乱れ疑心暗鬼と狂気が加速する五巻。阿川が単身敵地に乗り込んだ前巻と比べ、会議シーンも多い今巻は疾走感は抑え目だが、そのぶん緊迫感やじっとりした狂気が染みてくる。
供花村の秘密が徐徐に明らかに…なり、これまで敵か味方か言動が胡散すぎて(もしくは読者のフィルターのせいで)判じかねた人物の趨勢が続々決していく。ほ、ホントに味方だったよかったー!いやまだ完全に楽観はできないけど、阿川がいない所で本音を語ってる人はさすがに信頼していいよね……?
これまで阿川が孤立無援かつ孤軍奮闘してたので、供花村の実態が県警にリークされ、後藤家に捜査のメスが入ったのが非常に心強い。阿川が培った、そして狩野から受け継いだ人脈が生かされ、仲間を得てからの来たるべき逆襲のターン。いよいよ物語の核心に迫っていく。
クルー病と狂い病、語感が似ているな……
「子供が監禁されてるのが許せない」と息巻く阿川だが、箍が外れがちな暴力行為の数々を見ていると、本当にそれだけか?と疑わしい。彼自身逸脱した狂気を抱えており、そんな自分を懸命に抑えている。
家族の為を想うならここで降りろと促されても肯わなかったのは、刑事の意地もあるのだろうが、「供花村をお前の暴力で制圧しろ」との囁きに無意識下で誘惑されたからか……
県警側の動きと同時進行で後藤家内部の事情も描かれるのだが、恵介・洋介の兄弟色々ありそう。藍の「庇われているのは自分」発言といい、恵介こそ最大のダークホースで、供花村を滅ぼそうと考えている?
真意の読めない後藤家の血族の中で、唯一洋介だけが監禁された子供の境遇に心痛める優しい少年として描かれているのが救い。
「あの人」の正体や藍がタブーを犯して逃げた理由など、まだまだ後藤家を巡る謎は尽きず好奇心を刺激される。
安全圏に避難した阿川の妻子も、このまま無事ではいられないんだろうな……特にましろはキーパーソンになりそうな予感。順当に考えれば救出された子供の代わりに祭りの生贄に供される展開になりそうだが、どうにか全員救われてほしい。
おぞましい因習に縛られた閉鎖的な集落、村を牛耳る謎多き一族など、要素だけ取り出せばよくある田舎が舞台の和風ホラーなのだが、登場人物のリアルな表情や息詰まる人間関係、脅迫や重圧にも屈さずタフに戦い抜く主人公のキャラ造形の成功で、サスペンス風味が濃くなっている。
従来のド田舎ホラーは異常な村人や因習から逃げに徹することでスリルや恐怖を増していたが、阿川は決して受け身に甘んじず、機転と度胸を恃みに果敢に戦いを挑むので、悲壮感はあれど絶望感はあまりなく、「この腐った村の現状を打破してくれ!」と手に汗握って応援したくなる。
物語も佳境にさしかかった頃合いだが、どういう決着を迎えるのか刮目して待ちたい。続きを読む投稿日:2020.02.15
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です年齢認証
あなたは18歳以上ですか?
- ※表紙の閲覧・試し読み・購入等には年齢認証が必要です。
- ※このコンテンツには暴力的な表現や性的描写が含まれている可能性があるため、閲覧はご自身の判断と責任において行ってください。
Reader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。