法律から見えてくる「ホテル業界」 辣腕弁護士が読み解く「法律」「命令」「条例」の法秩序とは
村上 実(著)
/NextPublishing
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従来、一般的には法律に関しての知見やリテラシーは専門家領域という認識にあり聖域化する傾向にありますが、今の時代、こうしたテーマについてもマネジメントレベルにおいては一定程度の理解や知識が不可欠であると指摘できます。特に、一昔前まではサービス産業の特性とも言える"お客さまは神様です"的な理解では、到底、企業コンプライアンスを保つことは出来なくなってきています。今回、本書が取り上げた10のテーマは、観光業界、とりわけホテル業界全体からみればほんの一部の事例にすぎませんが、まずは身近な問題からそのブレークスルーを考察したいというのが真の狙いとなります。法律は決して難しい世界でもなく、食わず嫌いになってはいけないことだと思います。【目次】第1章(1)冒頭座談会/「法律」の概念と「条例」の実態とは~観光業界における「法律」の整合性を問う!~(2)法の秩序への疑問~「法律」「命令」「条例」の整合性とは~第2章【Chapter1】働き方改革~深刻な人手不足への対応策は~【コラムPart1】組織が一丸となってES向上に(北村剛史)【総合解説】江藤真理子弁護士第3章【Chapter2】旅館業法改正【コラムPart2】旅館業法の問題点(寺前秀一)【レポート1】住宅宿泊事業法施行を祝う会【総合解説】富田裕弁護士第4章(1)【Chapter3】クレーマー対策&ホテル側のミスによる損害賠償【総合解説】中山茂弁護士・富井湧弁護士(2)【Chapter4】スキッパー対策と損金【総合解説】黒住拓司税理士第5章【chapter5】情報漏洩問題【総合解説】中山茂弁護士・林知宏弁護士第6章【Chapter6】消費税10%への引き上げと軽減税率【総合解説】黒住拓司税理士第7章【Chapter7】電子決済とデジタル社会【コラムpart4】電子決済とデジタル社会(白石孝仁)【総合解説】米山貴志弁護士(日本国及びニューヨーク州弁護士)第8章【Chapter8】入管法改正と外国人採用問題【総合解説】大嵜将史弁護士(日本国及びニューヨーク州弁護士)・白井紀充弁護士第9章【Chapter9】パワハラ・セクハラ問題【コラムPart4】ホスピタリティの重要性を再認識(菅野潔)【総合解説】大嵜将史弁護士(日本国及びニューヨーク州弁護士)・小古山和弘弁護士第10章【Chapter10】建築基準法改正【コラムPart5】ホテル事業者として知っておくべき建築基準法のこと(池村友浩)【総合解説】富田裕弁護士
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この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
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日々ホテルを利用するゲストは、さまざまな目的で来訪しますが、『ホテルマンによるサービス』を楽しみに訪れる方も数多くいらっしゃいます。
本書を読むことで、ホテルマンには「オモテナシ」だけではなく、リスク…ヘッジやイレギュラー対応に備えるための法理解が重要なのだと気付かされます。
また、日ごろ使っている『ホテル』というものは、実に多様な法律・条例のもとに成り立っているのだなと知らされます。
この本は、ホテルマンの中でもとりわけ、フロントやレストラン等の現場で実際にサービス提供しているスタッフ・マネージャークラスの方に読んで欲しい。
さらに言うならば、法律には全く明るくない、知識ゼロの方には是非とも読んでいただきたい。
とてもとっつきやすく読みやすい内容になっています。
本書は、ホテル運営にまつわる法律やトラブルの中でも、近年トレンドになっているものを9つ集めた内容になっていて、以下が本書で取り扱っている項目となっています。
①旅館業法改正について
②クレーマー対策&ホテル側のミスによる賠償
③スキッパー対策と損金
④情報漏洩問題
⑤消費税10%と軽減税率
⑥電子決済とデジタル社会
⑦入管法改正と外国人採用問題
⑧パワハラ・セクハラ問題
⑨ホテル事業者として知っておくべき建築基準法
本書より加筆抜粋
それぞれの項目について、ホテルマンや法律家が集まり、業界あるある等を議論し、その内容が会話形式で記述されています。
そして次の項で、法律家による法目線での解説文が記述されていて、とても分かりやすい。
本書はホテル事業者に向けた書籍であるため、解説文も法的に突っ込んだ内容までは記載していません。
むしろ、『このくらいまで理解しておけば十分ですよ』という線引きをしてくれているので、安心して読み進めることができます。
意外と知らなかったことも沢山ありました。
例えば、ホテルのマッサージサービス。
予約や注文はホテルで受けるが、実際の施術は外部業者さんにて執り行うホテルは多いと思います。
このスキームで顧客が施術による怪我をした場合、損害賠償責請求の相手は、施術会社ではなくホテルになるケースもあり、これを『名板貸責任』というようです。
著者はオータパブリケイションズ専務取締役の村上さんなのですが、オータパブリケイションズと言えば、ホテル業界に勤める方であれば一度は耳にしたことがあるかと思います。
ホテル業界誌HOTERESを出版している会社さんですね。
長く業界を牽引してきた同社だからこその本書だと思います。
特にホテル業界にお勤めの方はぜひ!続きを読む投稿日:2022.05.05
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