図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み[第3版]
青木タカオ(著)
/秀和システム
作品情報
あなたは並列4気筒、クランク、オイルクーラー、ディスクブレーキなど、オートバイを構成する各パーツのメカニズムをご存知ですか? 本書は、オートバイに興味がある方を対象に、オートバイのメカニズムを基礎からわかりやすく解説した入門書です。第3版では各カテゴリのエポックメイキングなモデルを紹介し、歴史を感じられるようにしました。また、ますます進化する電子制御システムなど最新テクノロジーも多数追加しています。
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この作品のレビュー
平均 5.0 (2件のレビュー)
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念願の夢であった普通自動二輪免許を取得し、
最高に乗りたいバイク(SR400)を購入、
往復400キロ~1000キロツーリングを10回ほど経験しました。
走行距離は7000キロになりました。
その過…程で、少なくない失敗やバイクへの無知からくる恥ずかしい経験、
立ちごけ、多くのエンスト(SR 400はセル式でエンジンが始動せず、キック式なので、信号待ちでエンストをすると、かなり焦ります)なども経験しました。
もっとバイクのことが知りたい、理解したいと思って、
Bikejinやモーターサイクリスト、ライダースクラブなどの雑誌を、かたっぱしから手にとりました。
そこでおぼろげながら、
過去から現在まで、日本のバイクシーンはどうだったのか?
どういう車種が出て、人気が出て、そして絶版になったのか?
どういうバイクギアメーカが日本にあるのか?
有名なツーリング場所はどこか?
バイク業界の現況と問題点などがわかるようになりました。
そして、洗車をすればするほど、多くの疑問が浮かぶようになりました。
まるで、洗車時に、バイクと深く会話しているような錯覚を覚えました。
バイクのこの箇所の名称って何て言うんだろう?とか、
シート下に、ごちゃごちゃいろんなものがあるけど、これらはなんだろう?とか
なんで、キック始動をするとエンジンがかかるだろう?とか
エンジンオイルってなんで定期的に交換するんだろう?とか
チェーン清掃でも、様々なケミカルが売られているけど、
なんで、そもそも、これらを使うのか?とか
こういった疑問が生じた時、行きついたのがこの本でした。
雑誌で特集されるのは、バイクを「買う」「乗る」「メンテする」の中の特化した記事ですが、
この本は、
第1章 車両各部の名称 →自分のバイク各部の名称をしっかり言えるか?(理解への第一歩)
第2章 オートバイの種類 →自分のバイクの種類は何か?ネイキッド?ネオクラシック?
第3章 オートバイのエンジン→自分のバイクのエンジンはどういうものか? 単気筒エンジンとは?
第4章 エンジンを構成する各パート→エンジンは、どうやって動いているのか?
第5章 エンジン冷却装置と周辺機器→エンジンが、どうやって動き続けるのか?
第6章 エンジンの吸気/排気機構→エンジン内部は、どうやって燃焼しているのか?
第7章 電装関係 →自分のバイクの電気関係はどうなっているのか?
第8章 駆動機構
第9章 車体/サスペンション
第10章 制動装置と車輪
第11章 電動バイク
以上のように系統立てて、述べられています。
バイクを知る上(機能、機構、構造)で、「どこまで知るか」にゴールはないと思いますが、
自分のバイクをもっと理解するには、この本で書かれている知識レベルは、
今の私には最適だと思っています。
ベテランの方は、おそらく「こんなの常識だよ」と思う方がたくさんいるでしょうが、
知っているようで、知らないこともたくさんあるはずです。
「バイクを理解すること」は、「自分を知る」作業でもあると思います。
私なんかは、つい最近、洗車時にバイクを誤って倒してしまい、
ブレーキレバーを折ってしまいました。
もちろん即交換しなければいけませんが、
ブレーキレバーが折れたまま、数百キロも乗っていました。
①交換品を買うことが面倒なこと ②余計な出費を押さえたい ③交換作業をしたことがないから面倒
だったのが、乗り続けた理由です。
これは、愚かな行為です。改めて、自分の小ささを感じ、
バイクに対して申し訳ない気持ちになりました。
これからも、自分のバイクへの理解が未熟なせいで、
愚かな行為を繰り返してしまうでしょう。失敗を取り繕ったり、
または隠したり、面倒ぐさがったり、、、、その都度、バイクをさらに理解する必要性に迫られたり、
ダメな自分を知ることになるでしょう。
いつかは、今のバイクを手放したり、廃車したりするでしょう。
しかし、それまで、今のバイクを深く理解し、バイクを通して、色んなことを経験し、
社会を知り、色んな自分を知ることでしょう。バイクは、ほんとに、自分を「裏切らない」愛すべきものだと、
確信を持って言うことができます。続きを読む投稿日:2020.06.12
バイクが好きな人、機械が好きな人はぜひ読んでほしい一冊です。オートバイのメカニズムが実際の写真とともに書かれているので、知らない方でもスムーズに読み進められると思います。
バイクに乗っている方は必ず役…に立つと思います。 機械コース2年続きを読む投稿日:2021.12.13
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