やがて君になる(7)
仲谷鳰(著者)
/電撃コミックスNEXT
作品情報
自らの足で前へと進み始めた燈子。だが、その隣は侑の居場所ではなかった。すれ違ったまま時が過ぎ、燈子と沙弥香は修学旅行へ。「思いを伝える。その時は、もう来ている」
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- やがて君になる
- 著者
- 仲谷鳰
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 電撃コミックスNEXT
- 書籍発売日
- 2019.04.26
- Reader Store発売日
- 2019.04.26
- ファイルサイズ
- 92.3MB
- シリーズ情報
- 全8巻
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 4.3 (11件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
前巻ラストで告白からの擦れ違い、更に次巻が最終巻ということも有ってか、この巻は溜めの印象を感じさせた。
レビューの続きを読む
かと言って、溜めているのは侑と燈子の関係性だけで周囲動き続けている
燈子に告白を拒否された(と思っている)侑は「好き」が判らなくなってしまう。「特別」が判らないと日々を過ごしていた侑が燈子と過ごす内に「特別」を少しずつ知り始め、燈子にその想いをぶつけたのが前巻の話。
ここでの侑の状態は端から見れば失恋がショックすぎて心が追いついていない状態に見えるのだけど、近くで朱里の失恋を見ていた侑は自分が朱里と同じようにならなかったことで、自分の恋心を疑ってしまう。
これは自分の中にあった「特別」を否定してしまう動き
それに対して燈子は侑の内面に踏み込むことができないまま
これまで侑に気持ちを押し殺させてきた申し訳無さ、「好き」を知ってしまった侑がどの様に変わったのか判らない恐怖、自分は侑に何も応えられないという足踏み感などによって燈子は動けなくなる
これまでは侑が動かなければ燈子が、燈子が動かなければ侑が動き、心を通わせてきた。しかし、二人が同時に動けなくなったことでこんなにもあっさりと交流が無くなってしまうなんて…
二人が動けなくなった中、動き始めるのは沙弥香
沙弥香は生徒会劇が終わり燈子が燈子になれば好きだと言えるのだろうかと14話で考えていた。そして、燈子は無事生徒会劇をやり遂げ「普通」を手に入れた。加えて侑と燈子は微妙な状態
告白するにはこれ以上のタイミングはないだろうね。でも、沙弥香はすぐに動くことはできない。やはり同性への告白なんてそう簡単なものじゃない。動き出す切っ掛けが必要になる
そういった意味では都と理子が同棲カップルでありながら、今の関係性を手に入れられた馴れ初め話やとても良い雰囲気の二人の光景は沙弥香の気持ちを後押しするものになったのだろうね
修学旅行中、万感の想いを込めて燈子に告白した沙弥香
ここでの燈子の動きが印象的。燈子は沙弥香が告白しないよう遮った上で「沙弥香が期待するような人間じゃない」と釘を刺した
でも、覚悟を決めた沙弥香にはそんな言葉じゃ留まる理由にはならない。燈子が隠した「弱さ」に手を差し伸べた上で「恋人になりたい」とはっきり伝えた沙弥香の姿は賞賛に値するね
以前は誰かから告白されても丁寧に断っていた燈子。しかし、親友の沙弥香が相手であれば丁寧程度では足りない。沙弥香の気持ちをきちんと斟酌して向き合わなければいけない
ただ、沙弥香にとって不幸なのは燈子に自身の気持ちと向き合わせることで燈子は「好き」とは何かを理解していってしまう。燈子自身が望む答えを明確にさせてしまう
沙弥香への返事を「応えられない」ではなく「選べない、選ばない」と表現した燈子。沙弥香の気持ちを尊重しつつ、それと同じくらい譲れない自分の気持が有ることを明かす言葉
沙弥香からの告白をどう応えるかという悩みを通して自分の中の「好き」に燈子は気付く。それを祝福するように再び好きと告げた沙弥香の姿はやはり良いなぁ
そうして心に変革を起こした燈子と対象的に、自分の心から逃げ続ける侑。遂には槙に一喝されてしまう。「君と僕を一緒にしないでよ」と厳しくあたった上で「小糸さんはもうわかってる」と優しく諭した槙。
舞台上の役者ではなく、観客で居たいという槙の信念を考えればこうして侑に助言するのは半ば役者になってしまうようなもの
それでも助言したのは自分と似たようで違う侑が、「好き」に向き合えず藻掻き苦しむ姿に思う所があったからなんだろうな
侑を「好き」だと気づけた燈子、「好き」が欲しいと苦しむ侑。二人の「特別」を巡る物語がどのような結末を迎えるのか、最終巻を楽しみにしつつ待ちたいと思う投稿日:2019.07.02
振ってしまった。振られてしまった。
各々が後悔しながら時は進み
沙弥香が燈子についに告白。その結果やはり侑が好きだった事を強く認識した燈子
侑は槙くんに告白失敗を告げて好きであることから逃げていると諭…される。
やはり燈子のことが好きでたまらないと再認識
その再認識した二人が会うことに。
話の流れや描き方がとてもうまい感じがしましたね。続きを読む投稿日:2023.11.23
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。