ぼくたちは勉強ができない 12
筒井大志(著者)
/週刊少年ジャンプ
作品情報
教育大学に進むと決めた成幸は、VIP推薦を蹴り勉強とバイトに明け暮れる。そんな折、桐須先生のフィギュア選手時代の動画がネットに流れ、大騒動に!?
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商品情報
- シリーズ
- ぼくたちは勉強ができない
- 著者
- 筒井大志
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 週刊少年ジャンプ
- 書籍発売日
- 2019.06.04
- Reader Store発売日
- 2019.06.04
- ファイルサイズ
- 38.6MB
- ページ数
- 205ページ
- シリーズ情報
- 全21巻
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この作品のレビュー
平均 4.5 (3件のレビュー)
-
11巻に続く一人表紙バージョン!しかもここに来て真冬ですか!
11巻で文乃の話が描かれた時は「これでもうルート確定じゃね?」と思ったものだけど、今回はそれ以上の内容。
「俺は先生を幸せにしたいです」っ…てほぼプロポーズじゃないですかね?
あれ程目指していたVIP推薦を蹴り、人に寄り添って教えられるような教職者を目指したいと明言した成幸。こうして成幸の行動に芯が伴ったことで、勉強を教わっている文乃達にも影響があったようで
文乃達の影響で教職を目指そうと思った成幸。成幸に影響されてこれまで以上に勉強頑張ろうと決意する文乃達。良い好循環が生まれたようだね
ただ、成幸はその選択に全く後悔がないわけじゃなくて。家族への申し訳無さがバイトや勉強の詰め込みに繋がってしまうわけか
それをすぐに察して背中を押してくれるあしゅみー先輩はやっぱりいい先輩だなぁ……
そして100話から始まるのは真冬の後悔についての物語。普通なら記念すべき100話目にはもっとおめでたいエピソードを書いたって良いだろうに。
もしかして、これが人気投票1位を取った事による優遇だとでも言うのだろうか……
フィギュアスケートに人生をかけていた真冬。しかし、その為には青春の学園生活を犠牲にする必要があって。
彼女がフィギュアから教職に転向したのは学園生活をやり直したいという願望が有ったためか。
高校時代の恩師のように生徒に寄り添いたいと奮闘した真冬。しかし、憧憬から選んだ在り方は真冬に失敗と後悔を経験させてしまう
それによって真冬は今のように才能を重視する冷酷なタイプに変わったのか
ある意味、彼女も進路に悩み支えを必要とした人間だったというわけだね。そしてその悩みは今も続いているわけで
それは「人に寄り添って教えられるような教職者」を目指す成幸からすれば思わず支えたくなるような状態。
だから、成幸は美春の協力を得つつスケートリンクに真冬を連れ出し彼女に個人レッスンを請おうとする。それは教える存在とフィギュアスケーターという在り方を両立させる方法
ただ、スケートリンクを前にすれば真冬は自分の中にある後悔から目をそらすことはできなくなってしまう。そこに成幸が真冬最大の悔いを帳消しにするようにかつての教え子を引っ張り出すシーンは良かったなぁ
憧憬であっても自分のしたことが間違いでないと知れた真冬。あれ程踏み込めなかったスケートリンクで舞い、更には遺恨在る母親とも話すことが出来た
成幸に向けた晴れやかな笑顔は肩の荷が降りたことを示しているかのようだった
もしかしたら、あの汚い自宅も単純に汚部屋キャラというだけでなくて、真冬のぐちゃぐちゃになった心を表していたのかもしれないなんて思ってしまった
なら、何度もその部屋を訪れては散らかったあれやこれやを片付けてくれた成幸という存在は真冬にとってどれだけありがたい存在だったのだろうね
そんな一大イベントの後に続くのは文乃達それぞれの個別エピソード。まあ、理珠の話はほぼ関城とのイチャイチャに終わってしまったけど。それを覆すかのようにラストのヤキモチ発言はインパクト有ったなぁ
自分の気持を理解し始めた理珠、ファーストキスの相手が成幸であったと知った文乃、成幸を元気づけるためにかなり踏み込んだ発言をしたうるか
真冬のエピソードはかなり力が入っていたように思えるけど、他のヒロイン達だって負けてない!と思えた所でまさかのラストですよ
これが人気投票1位の実力か……!続きを読む投稿日:2019.06.08
真冬センセの話はうるっと来ちゃった。
みんな成幸のことを思ってそれに応えようとしてる姿も頑張ってるみんなもほんとかっこいいって思える投稿日:2023.01.25
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