なぜ日本の会社は生産性が低いのか?
熊野英生(著)
/文春新書
作品情報
人気エコノミストが徹底解説!
長時間労働、ワンオペ地獄、人材に投資しない・・・・・・だから給料が上がらない
「働き方」の不条理を解決するツボが丸わかり!
「生産性を高めよう」が合言葉になっている。きっかけは安倍政権が「働き方改革」を提唱したことだ。
実際、日本企業の生産性はスペインやイタリアにも劣り、先進国で最低レベルまで落ち込んでいる。たくさん働いているのに、稼げなくなっているのだ。
いったいなぜ、日本は生産性が低くなってしまったのか?
じつは日本企業は、旧日本軍と同じ失敗をしている。
たとえば近年、日本企業はどこも「ワンオペ」が増えている。社員1人で膨大な作業量を何でもこなすシステムだ。しかし、各個人が孤立して仕事をしているため、組織全体の効率は追究できない。また、ノウハウを組織でシェアできないという致命的な欠陥がある。チームで効率よく仕事をやるほうが、圧倒的に強いのだ。
これは特攻と何ら変わらない。大局的な戦略をもたず、現場の個人に「がんばれ!」「なんとかしろ!」と精神論で負荷をかけ、一発逆転の局面打開を期待する・・・・・・これでは勝利は望めない。
本書は、日本企業のどんなところが低生産性を招いているのかを具体的に指摘したうえで、「では生産性をあげるために何をすべきか?」を具体的に提言する。本当の「働き方改革」はここにあり!
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- なぜ日本の会社は生産性が低いのか?
- 著者
- 熊野英生
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2019.01.18
- Reader Store発売日
- 2019.01.18
- ファイルサイズ
- 10.9MB
- ページ数
- 240ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.4 (12件のレビュー)
-
参院選が近いのと、絶賛転職活動中の身として気になるテーマ。なぜ給料が上がらないのか=企業の生産性が上がらないから=経費削減されたまま教育を怠り、チームではなく個人で生産性を上げようとしているから。要…は経営者のマインドに因るのでは?いち従業員レベルではどうしようもないことが多すぎでは?と思ってしまった。とにかくまとめると、失敗を恐れずリスクを取ってガンガン投資し、成長産業を見つけてね、ということか。続きを読む
投稿日:2022.07.04
2023年12月読了。
2019年1月第1刷なので少々古いのだが褪せない内容だと思う。
9ページ
過去の成功体験が私たちを束縛する
→「物量重視」、「持久戦志向」、「判断の柔軟性」、これを目指すこと…が肝要。特に「持久戦志向」は大いに共感する。職場の限られた人の「職人芸」を誉めそやしているようでは危ないことだと思う。
20ページ
OECD加盟国内では日本は相対的には低所得、例えば2016年段階のトップはスイスだが、国民1人あたりの所得は日本はスイスの半分以下。
33ページ
サービス業よりも製造業のウェイトが高い日本、ドイツ、イタリア、韓国。なんだかんだ言っても物を作って金に変えるモデルからは抜けられないのか。
37ページ
狭いエリアで戦い、価格競争をしない戦略
→これも目新しい理屈ではないんだろうが、できていそうでできていない。
62ページ
人件費抑制のツールとしての「成果主義」
→2000年代初頭に流行った成果主義だが、これは要するに年功制が維持できる程の成長力を失った企業が人件費を抑えるために導入した仕組みという評価が定着しているような気がする。「なんか勇ましい」ように聞こえる成果主義だが、定見なくなんとなく導入すると失敗しそうだ?
64ページ
生産性アップを個人のパフォーマンスのみに求める愚
→ロクに資本を投下しないでもっと働けと言われたってそれはできない相談というもの。賃金を上げらない経営者は恥を知れ。続きを読む投稿日:2023.12.03
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。