拡張の世紀―テクノロジーによる破壊と創造
ブレット・キング(著)
,NTTデータオープンイノベーション事業創発室(解説)
,上野博(訳)
/東洋経済新報社
作品情報
ヒト型ロボット、寿命延長、ゲノム編集、ブロックチェーン、空飛ぶクルマ、3Dプリント、AR・VR、etc
こうしたテクノロジーは世の中をどう変えていくのか。
ヒトはどう変わるのか? 働き方、医療、交通、金融、教育、都市は?
Tech界のグルが描き出す衝撃の未来予測!
10年後の世界がここにある!
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.9 (13件のレビュー)
-
前から借りて読もうか迷っていたけど、ページ数の多さに躊躇していた。金曜日が代休で休みとなったので、思い切ってこの3連休で読みきってみた。
内容は、現在と近未来のテクノロジーの発達についての話。日本につ…いても詳しいのか、高齢化の話の中では日本についての事例や、他にも初音ミクやファイナルファンタジーの話なんかがあって、翻訳書といえども親しみやすいように思った(しかも、最初に四人のペルソナによる近未来の話があったのだけど、そのうちの一つは東京が舞台という)。ただ、それだけなら分からなくないのだけど、途中、時代別の技術進歩の時代を三段階、「工業化/機械化時代」「原子力/宇宙時代」「デジタル/情報時代」にわけてかかれてあり、それぞれの時代についてプラスとマイナスのインパクトを列挙してあったのだけど、「デジタル/情報時代」のマイナスのインパクトの例に「日本の失われた20年」とあったのは驚いた。他のインパクト事例はグローバルな視点な感じなのになぜここだけ、日本固有の現象をあげてあるんだ……。
途中、世界のトップ10テクノロジー(数えたら12社ある)の時価総額という表がでてきたのだけど、なぜかそこにアマゾンが入ってないという。アマゾンは小売企業扱いということなのだろうか。
ところで、最近のスマホの処理能力は1980年代の世界最大中の企業や銀行が持っていたコンピュータの処理能力を超えているらしい。技術の進歩はすごいなぁ、と思って読み進めていったら、「いま私たちが使用しているタブレット・コンピューターは30ドル程度」と書いてあって思わず二度見した。そんな安いタブレット端末は自分は知らないのだけど、アメリカでは売られてるんだろうか? 翻訳ミスか?
後、ロボットには感情は必要とのこと。なぜなら、そうすればロボットたちが私たちを皆殺しにしないかららしい。確かに、人間は感情があるから動物愛護団体なんて活動があるんだろうしね。こういう視点で考えたことはなかったので面白かった。
それと、ガンにかかる人は年々増えているらしい。1940年代は16人に1人だったのが、1970年代には10人に1人、現在では2~3人に1人といわれているらしい。診断技術が向上したのも理由の一つっぽいけど、それだけでは説明できないらしい。ちなみに、そうなっているのは製薬会社がガンの予防ではなく、治療で収益をあげようとしているからだそう(なので、ガンについての生存率は大幅に向上しているとのこと)。なんというか、変なジレンマに陥っている気もしなくはない。
第6章での人間の「拡張」の話では、足を切断した登山家が、登山に適合した義足をつくることで、以前にも増して優れた登山家になることができるようになったという話が面白かった(ヒュー・ハーという人らしい)。この変はポジティブにとらえていいのか微妙なとことな気がする。そのうち、技術改良がすすむとオリンピックよりパラリンピックのほうが陸上種目のタイムが速くなるなんてこともあるのかもしれない。
他にこの本を読んで、「バイオニックレンズ」というものを初めて知った。レーシックとは違う、視力矯正手術のようだけど、かなりよく見えるようになるのだとか。今は実験段階だそうけど、自分も視力はかなり悪いので、こういう手法があるということは知っておきたいと思った。
ところで、初音ミクの話の中で、身長5フィート2インチ、体重92ポンドと書いてあって、いやいやどのくらいなんだよと思った、日本人だと長さはメートル、体重はkgなんだから単位を公式のプロフィールの値で書いてもよかったと思うのだけど、なんでここは訳さなかったのだろう(他にフィートがでてきたところは、メートルでも書かれてあった)。公式のプロフィールを見たら日本語で書いてあるからいいかと思ったんだろうか。続きを読む投稿日:2019.02.17
テクノロジーがもたらす世界で今後どんなことが起こり得そうか、主にデータによる顧客体験価値の拡張の具体的な姿と今進んでいる取り組みが、日常の消費サービスから医療、移動、スマートシティなど、さまざまな産業…が取りあげりている。
分量も多いため、少し読むのに苦労するが、きちんと読めば、自分の知らない産業の未来を知ることができ、それが今後の自分の考え方、ビジネスの捉え方、データの捉え方を変えさせてくれる本である。
印象に残った考え方として、データはプライバシーの範囲内に入れておきたいものから外部で活用してほしいデータまで様々あり、利用シーンに合わせてその使い方も異なる。データをオープンにするほど便利になるが、一方で、オープンにしたくないものもある、ただ、データをクローズにしておくと、逆にデータから信用のおける人物と見做されなくなる、といったジレンマのようなものが起こってしまうということ。
テクノロジーは人を介在した手続をなくすだけでなく、ヒューマンエラーや安全性を高めるなど、明らかにメリットになることも多い。そういった、データの特徴を理解することが大事である。続きを読む投稿日:2024.04.06
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。