不安な個人、立ちすくむ国家
経産省若手プロジェクト(著)
/文春e-Books
作品情報
経産省若手官僚が問いかける、日本の未来
150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。
20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。
2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、
多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、
賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。
これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、
今後日本が立ち向かうべき課題
「富の創造と分配」
「セーフティネット」
「国際秩序・安全保障」
について議論を重ねたもの。
この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。
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商品情報
- シリーズ
- 不安な個人、立ちすくむ国家
- 著者
- 経産省若手プロジェクト
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春e-Books
- 書籍発売日
- 2017.11.30
- Reader Store発売日
- 2017.12.07
- ファイルサイズ
- 17.8MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 3.3 (18件のレビュー)
-
私は1984年生まれで、経産省若手プロジェクトのメンバーと恐らく同世代か少し上くらいなので、先に公開されたレポートを含め、非常に興味深く読ませて頂いた。
本書の率直な感想として、誰向けに書かれた本なの…かが分からなかった。
恐らくひとつには、若手プロジェクトと同世代に向けて、これからの時代をどう生きるか考えて行動していきましょうということだと思う。しかし、これからの時代への不安は同世代の人たちは温度感こそあれども、既にみんな思っていることであり、今更感があると思う。
上の世代に向けては、シルバー民主主義への批判など、言いたいことは分かるが、それも多くの人にとって周知のことであるし、その先どうするというメッセージ性が薄いように思える。
現に、上の世代であり、本書のインタビュー相手である養老孟司氏、冨山和彦氏、東浩紀氏の話からは、それらの問題は理解した上で、これからどうすべきかという論点になっていたように思う。
ちなみに、上記3氏へのインタビューは、本書の読者に向けてというより、経産省若手プロジェクトメンバーの勉強のため、というような内容になってしまっていたのが非常に残念だった。
公開資料ならまだしも(それでも人件費などの形で国民の血税がコストになっているが)、書籍として読者に対価を支払ってもらうものとしては、質問者側のインタビュー内容のレベルが低いように感じられてしまった。(大学のお勉強サークルの同人誌でももっと濃い内容があるかもしれない。)
上記を踏まえて考えると、本書は中学生や高校生向けとしては、とてもよい内容に思える。経産省若手プロジェクトメンバーへのインタビューもあり、どのような経緯で経産省を志望し、若手プロジェクトに関わることになったのかも分かるので、将来的に社会をよりよくする仕事に携わりたいと思っている中高生にとっては、とても勉強になる一冊だろう。
本書に対しては色々といいたいことはあるが、私自身も同年代としてこの国の将来を憂いているし、官僚が正直ベースのレポートを公開して、多くの国民を議論に巻き込んだことは、意味があると思い評価している。しかし一方で、国民のエリート層の代表ともいえる官僚が今更このようなレベルの議論をしていることに失望も感じえない。
ちなみに重箱の隅をつつくようで恐縮だが、057頁の「民族学」は、「民俗学」の誤記と思われる。民族学(≒文化人類学)は社会学と同様に欧米から入ってきたものであるし、「世間」など日本社会の研究は民俗学の領域で盛んなことから、文脈からして「民俗学」が正しいと思われる。
こういう小さなことではあっても、それが積み重なって、官僚というものが、常識的な視点が欠けてしまっていて、一般市民と認識のギャップがあるもののように思えてしまう。
(私自身、経産省でもキャリアでもない国家公務員、地方公務員の友人はたくさんいるので、彼らが一般市民的な感覚を持っていることは重々承知しているのだが、公に公開するものである以上、プロ意識をもって作り上げて欲しい。)
日本という国家の未来をよりよくしたいと漠然と考えたいという方や、養老孟司氏、冨山和彦氏、東浩紀氏に興味のある方にとっては、勉強になる一冊。続きを読む投稿日:2017.12.31
経産省若手プロジェクトのメンバーが未来への提言をまとめたものと、大学教授らとの対談。
ゲンロンの東浩紀さんがこんなところにも登場していた。投稿日:2023.08.11
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