日本語の建築
伊東豊雄(著)
/PHP新書
作品情報
西洋から入ってきたモダニズム建築を単に採用しているだけでは、日本人が建築家として仕事をする意味はない。同時に、日本の伝統的な建築に留まっていても、同じようにまったく意味がない。余韻や曖昧さを楽しみながら、自由に振る舞える建築をどうやったらつくれるか――と著者は語る。「管理」と「経済」の高く厚い壁に取り囲まれ、グローバリズムの海に溺れる現代に、場所と土地に根差す「日本語の建築」で挑む。 内容例を挙げると、 ◎無表情になった東京 ◎「人間味」あふれる都市への旅 ◎モノとしての建築を大地に立ち上げる ◎英語によって均質化する社会 ◎「日本庭園」としての建築 ◎均質化する建築家らの脱却 等々 プリツカー建築賞など数々の栄誉に輝いた建築家が、「日本語」という空間から、建築の未来を考察する。建築家が建築家であるために、いま、なしたいことと、必要なこと。
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商品情報
- シリーズ
- 日本語の建築
- 著者
- 伊東豊雄
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2016.11.15
- Reader Store発売日
- 2017.09.29
- ファイルサイズ
- 11MB
- ページ数
- 200ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (2件のレビュー)
-
地球、陸地、国、地域、町、家、住む人。
機能や生産性だけに特化すると、
住む人を抽象化し、必要な箇所だけ構築することになる。
それは地球上のどこで通じるものかもしれないが、それだけでしかない。
抽…象化することができない個人の部分、
これをお互いに認め合って生きていくことができるようにする、
人が特化するのではなく自然に溶け込ませてもらう、
それを実現するのが建築をはじめとする、
人が作るもののあるべき姿なのかもしれない。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○やはり「管理」ということなのです。本来であれば、こうやっても工期は延びないか、費用は上がらないかという質問をしてくる以前に、主催者として、自分たちも一緒にがんばりますよ、一緒に努力していいものをつくりましょう、という、前向きな姿勢があっても良かったはずです。それがまるで言質をとるような質問をしてくるということは、何か問題があった時に、自分たちは責任をとりたくない、とれない、ということの表れにほかなりません。(P.50)
○「ミニ・メディアテーク」などと言っても、その場所を必要としているお年寄りたちには、何のことだかさっぱり伝わらないでしょう。(P.66)
○しかし彼ら自身は、恐らく、地縁ができて、心地よいから行きたいと思うだけであって、何か「都会から逃げ出したい」「島で何かを成し遂げたい」など、強い動機をもって大三島にきているわけではないでしょう。(P.168)
○そのためには、ただ待つ、という時間も必要になります。この「待つ」という時間のなかで、徐々にこちらの考えに賛同してくれる人が一部に出てきて、じゃあ、耕作放棄地があるから使ってみたら、ということになってくるのです。(P.171)
○ここで絵を描くことができたことには、「くまもとアートポリス」がこれまで二十八年間にわたって続いてきた意義を感じました。(P.181)続きを読む投稿日:2017.12.30
日本語の持つ余白を活かした建築を作る。感覚を頼りに余韻や曖昧さを楽しむことができる。管理され均質化された社会だからこそ、自分自身の感性に基づいて生きること、楽しむことが大切だということかな。管理された…会社の中が全てとなりがちだが、そうではなく、自分の感覚を頼りに会社以外(余白)も楽しむ。会社での出来事の余韻も楽しむ。そう生きることが人生を楽しむことなんだろう。ということが建築を通して見えてきたということかな。勉強になった。自分自身を均質化された生き方から、日本語的な生き方へと変換していきたい。続きを読む
投稿日:2019.01.13
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