コミンテルンの謀略と日本の敗戦
作品情報
ロシア革命が成功したあと、レーニンは世界革命を遂行すべく、「コミンテルン(共産主義インターナショナル)」をつくる。それは恐るべき思想と悪魔的手法に裏打ちされた組織であった。そして大日本帝国は、やすやすとその謀略に乗せられ、第二次大戦に追い込まれていく。なぜ、そうなってしまったのか? 実は、その背後には、日本の「自滅的」な大失敗があった。リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実らが暗躍していたことは、よく知られたことだろうが、彼ら以外にも、軍や政府内部に入り込み、ソ連・コミンテルンの都合の良いように動く人々がいたのである。どうして当時の日本のエリートたちは共産主義にシンパシーを覚えたのか? ソ連型の共産主義社会をめざす「左翼全体主義者」と、天皇を戴きながら社会主義的統制国家をめざす「右翼全体主義者」は、いかにして日本を席巻したのか? そして左右の全体主義の危険性に気づき、その勢力に敢然と立ち向かった保守自由主義者たちの姿とは――? コミンテルンの戦略を詳述しつつ、日本国内の動きの謎を解き、隠された「歴史の真実」を明らかにする刮目の書。 【目次より】●はじめに コミンテルンの謀略をタブー視するな ●第1章 ロシア革命とコミンテルンの謀略――戦前の日本もスパイ天国だった ●第2章 「二つに断裂した日本」と無用な敵を作り出した言論弾圧 ●第3章 日本の軍部に対するコミンテルンの浸透工作 ●第4章 昭和の「国家革新」運動を背後から操ったコミンテルン ●第5章 「保守自由主義」VS「右翼全体主義」「左翼全体主義」 ●第6章 尾崎・ゾルゲの対日工作と、政府への浸透 ●おわりに 近衛文麿という謎
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商品情報
- シリーズ
- コミンテルンの謀略と日本の敗戦
- 著者
- 江崎道朗
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2017.08.10
- Reader Store発売日
- 2017.09.15
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 416ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (17件のレビュー)
-
日本の敗戦の陰にコミンテルンのスパイが跳梁跋扈していたと。
まあ今でも共産主義革命を目指すコミンテルンのDNAは残ってますからね。
沖縄を見るまでもなく平和主義を訴える人ほどなぜ暴力的なんでしょうね…。
自己の思想と合致しない表現には徹底的に攻撃を加えて言論を封じる。
それはコミンテルンが共産主義革命のためには資本主義を暴力で滅ぼさなければならないと言っているDNAと変わらないような気がします。
コミンテルンの情報戦に「日常の宣伝と扇動」があります。
これは論点を逸らして本当に大事なものから目をそらせる役目を果たします。
今の政権与党を倒すだけが目的の報道機関がどのような行動をしているかコミンテルンの行動原理と照らし合わせるとよくわかるようです。
これは戦前の話だけではなく、いまも連綿と続く「平和主義=暴力革命」をつなぐコミンテルンという組織を知るための良本だと思います。
そういった勢力が戦前だけでなく戦後の今も日本で暗躍してるかと思うとゾッとしますね。続きを読む投稿日:2017.09.13
『#コミンテルンの謀略と日本の敗戦』
ほぼ日書評 Day288
厳密性の高いタイトルが良いタイトルとならない本の代表だ。
「コミンテルン」などと言われて、ある程度の理解・イメージができる日本人比…率は5%程度ではあるまいか?
にしても一読をお勧めしたい一冊である。本書の主張の如何はさておき、耳障りの良いことを言ってすり寄ってくる輩が、いかなる害悪をもたらすかという観点で多くの真理をついている。
本書の主張のメインは、直近で紹介した(ビーアド著による)"ルーズベルトに仕組まれた日米開戦"が外部要因にフォーカスした太平洋戦争解釈だとすれば、本書は日本政府の内部崩壊にその原因を求めるという点で、まさに対局をなすものだ。
この「本筋」に関する感想については(新書版ながら)余りに深いものであるため、追って追記(もしくはコメント)での展開としたい。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075D8BYSB/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=nobu2kun-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B075D8BYSB&linkId=cdf5758b57f6445ee8577849b9a2079c続きを読む投稿日:2020.12.11
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