原民喜全詩集
原民喜(著)
/岩波文庫
作品情報
「ヒロシマのデルタに 若葉うづまけ/死と焔の記憶に よき祈よ こもれ」(「永遠のみどり」)――広島での原爆被災を描いた小説「夏の花」で知られる原民喜(1905-51)はまた,生涯を詩人として生きた.現実と幻をともに見つめ,喪った者たちのために刻まれた詩は,悲しみと希望の静かな結晶である.詳細な年譜を付す.(解説=若松英輔)
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商品情報
- シリーズ
- 原民喜全詩集
- 著者
- 原民喜
- 出版社
- 岩波書店
- 掲載誌・レーベル
- 岩波文庫
- 書籍発売日
- 2015.07.16
- Reader Store発売日
- 2017.08.17
- ファイルサイズ
- 1.8MB
- ページ数
- 192ページ
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この作品のレビュー
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2018年12月25日、読み始め。
原民喜という詩人を知ったのは、最近の聖教新聞のコラムに載っていたため。そのコラムでは、原爆小景のことが書かれていた。そんなことで、今回、この詩集を手にした次第。
…2019年1月5日、25頁まで読んだ。
興味深かったのは、著者と遠藤周作との関係。
176頁に書かれているが、著者が43歳の頃、つまり亡くなる2年位前に、著者は遠藤周作と知り合いになったようだ。
遠藤周作が20代の頃で、歳の差があった。それでも、週に1回は、遠藤が著者の家を訪れて、酒を飲んだようだ。「お父さん」、「ムスコ」と呼びあうほどの親交であったとのこと。著者が亡くなる時に、遠藤に宛てた遺書があるようだが、その時に、「悲歌」と題した詩を書いたようである。
●2020年8月6日、追記。
今日は、広島の原爆忌75年。
今、被爆者の平均年齢は83歳を超えるそうだ。
その体験の継承は重要で、活動されている方々には感謝している。
さて、原民喜(1905~1951年)だが、広島での被爆者であるとのこと。
●2021年6月13日、追記。
鉄道自殺で亡くなったとのこと。
その辺りを、ウィキペディアで引用すると、
1951年3月13日、久我山の鈴木重雄の家を訪ね酒をくみかわしたのち、午後11時31分に国鉄中央線の吉祥寺駅 - 西荻窪駅間の線路に身を横たえ鉄道自殺する。原は大量の酒を飲んでいたらしく、視官は原の轢死体からアルコールの匂いがしたと証言している。しかし、事前に遺品などの整理は周到に行われており、衝動自殺ではないことが窺われる。下宿の机には親族や佐々木基一、遠藤周作、丸岡明、鈴木重雄、庄司総一、山本健吉、藤島宇内、佐藤春夫、梶山季之などにあてた17通の遺書があった。葬儀は埴谷雄高の提案で無宗教でおこなわれた。遺稿に「心願の国」「永遠のみどり」。
●2022年9月26日、追記。
ウィキペディアより、以下、引用。
原 民喜(はら たみき、1905年(明治38年)11月15日 - 1951年(昭和26年)3月13日)は、日本の詩人、小説家。広島で被爆した体験を、詩「原爆小景」や小説「夏の花」等の作品に残した。
45歳にて、亡くなっている。続きを読む投稿日:2018.12.25
俳句的な短詩。
『夏の花』同様、「ただそこにある」がある。
●濠端の柳にはや緑さしぐみ/雨靄につつまれて頬笑む空の下//水ははつきりと たたずまひ/私のなかに悲歌をもとめる//すべての別離がさりげなく… とりかはされ/すべての悲痛がさりげなく ぬぐはれ/祝福がまだ ほのぼのと向に見えてゐるやうに//私は歩み去らう 今こそ消え去つて行きたいのだ/透明のなかに 永遠のかなたに続きを読む投稿日:2018.07.22
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