金ヶ崎の四人(毎日新聞出版)
作品情報
織田信長・木下秀吉・明智光秀・徳川家康の戦国武将四巨人が一緒に戦った、ただ一度の合戦・越前金ヶ崎退き陣。裏切られた天才織田信長が逃げる! 出世頭木下秀吉が初めて総大将になって迷う! 遅咲きの老将明智光秀が賭ける! 巻き込まれた偉大な普通人徳川家康が守る! 四者四様の思惑の、錯綜と調和をお楽しみください。
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商品情報
- シリーズ
- 金ヶ崎の四人(毎日新聞出版)
- 著者
- 鈴木輝一郎
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- 毎日新聞出版
- 書籍発売日
- 2012.01.28
- Reader Store発売日
- 2017.06.02
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 328ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (13件のレビュー)
-
史実にはのっとっていませんが
信長の朝倉攻めが舞台。
家康の目を通して語られる信長・秀吉・光秀が、性格も思考回路も行動も四者四様で面白い。
「小説」なので、史実にはのっとっていないけれど、逆にそれが裏切られる展開で先が読めず、…これはこれでエンターテイメントとして読むならアリ。
他のシリーズも読んでみたい。続きを読む投稿日:2017.07.04
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先日、桶狭間の四人という歴史小説を読みました。天下統一にかかわった歴史上の有名な人物、信長・秀吉・光秀・家康が、同じ場所で仕事(合戦)をしていたのですね。今回の舞台は、信長が朝倉氏と戦った金ヶ崎です、…現在の地名では敦賀になりますね。今年2月に旅行したときに、その場所に行って感激したのを覚えています。
天下統一をした素晴らしい武将としてのイメージが強い各々ですが、若い時には大変な苦労をしている、というのがこの本を通してもよくわかりました。若い頃の苦労は貴重だ、と言われますが、秀吉を見ていると本当にそう思いました。
以下は気になったポイントです。
・信長は伊勢を攻め切ることが出来ずに、次男信雄を伊勢国司北畠氏に、三男信孝を北伊勢神戸氏に、それぞれ人質に差し出すことでようやく伊勢を手に入れた(p6)
・信長は、小規模戦闘の天才、そしてどんなに合戦で敗北しても大局的な戦略上で勝利を収めることもたけていたが、中間の、大軍の用兵と戦術の才能がなかった、つまり組織的行動力、人材管理能力、意思疎通能力が欠けていた(p7)
・浅井と朝倉の関係は、徳川と今川の関係に似ている。浅井氏は守護職京極佐々木氏の家臣、長政の祖父(亮政)のとき、南近江六角佐々木氏の圧力を受けたために、朝倉氏の支援を受けて六角佐々木氏を撃退し、京極佐々木氏のかわりに北近江を制圧した。(p34)
・徳川家康が織田信長時代に、木下秀吉と組んで戦ったのは、金ヶ崎・姉川・長篠の3度のみ(p52)
・戦場での死者でもっとも多いのは戦闘ではない、移動中の病と虫刺されである、ツツガムシ病、マラリア、破傷風、過労からくる虫垂炎等(p64)
・現在裏切っていないから将来もとりあえず裏切らないだろうというのが信用、自分が裏切らないように家臣も自分を裏切らないだろうと推測するのが信頼である。家康は信用しても信頼しない(p66)
・家康は、どれほど信頼している人間でも裏切る弱さがある、と学び、信長は「決して他人は信じない、ただし信じるときには徹底的に信じる」と学んだ、似たような境遇におかれても、人は得るものが異なる(p101)
・中規模の組織を統率するのに大切なの能力は、知恵でも知識でもなく、決断力である(p165)
・大将の大切な役割の一つに、目標の設定である。戦国時代の勝利とは、1)総大将の戦死、2)総大将の降伏宣言のみ(p177)
・人は自分を裏切る者を裏切る、家康の言葉「わしのために死ぬな、自分の名のために死ね。生きて三河に帰るのを最優先させよ」(p213)
・人の行動の先を読むには、とった行動の理由を読まなければならない、信長の言葉(p216)
・足軽は戦功の員数には換算されず、殺害目標にされることはめったに無い(p288)
・戦国武将が守る順序、1)名、2)領地、3)自分の命、4)銭金(p290)
・人の価値は、いいときではなく、悪い時にどうするかで決まる(p309)
・信じるとは、望んでいることを確信し、まだ見ぬ事実を確認することである(p312)
・織田信長は岐阜に戻ると軍勢を整備しなおして、1か月後(6月末)に出陣して、浅井・朝倉連合軍を大敗させたが、同年9月に、浅井長政は比叡山に本陣を移して信長を敗北させた。屈辱的な和解を信長は受けた、そして3年かけて浅井親子、朝倉を討ち果たした(p317)
2019年7月27日作成続きを読む投稿日:2019.07.27
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