武田氏滅亡
平山優(著者)
/角川選書
作品情報
武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年(1582)三月十一日、織田信長・徳川家康・北条氏政の侵攻を受けて滅亡した。戦国の雄・武田氏はなぜ、亡国へと追い込まれていったのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は、はたして正しいのか――。武田・北条・上杉による甲相越三国和睦構想、上杉謙信没後の後継者をめぐる御館の乱、徳川家康との高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換点を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦国史研究に新たなる足跡を刻む決定版!序 章 諏訪勝頼から武田勝頼へ第一章 長篠合戦への道第二章 織田・徳川の攻勢と武田勝頼第三章 甲相越三国和睦構想と甲相同盟第四章 御館の乱と武田勝頼第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼第六章 苦悩する武田勝頼第七章 武田勝頼と北条氏政の死闘第八章 斜 陽第九章 武田氏滅亡第十章 勝者のふるまい終 章 残 響
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商品情報
- シリーズ
- 武田氏滅亡
- 著者
- 平山優
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川選書
- 書籍発売日
- 2017.02.24
- Reader Store発売日
- 2017.02.24
- ファイルサイズ
- 19.5MB
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この作品のレビュー
平均 4.6 (7件のレビュー)
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武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年三月十一日、織田・徳川・北条の侵攻を受けて滅亡した。戦国の雄・武田氏はなぜ、亡国へと追い込まれたのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は正しいのか。甲相…越三国和睦構想、御館の乱、高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換点を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦国史研究に新たなる足跡を刻む決定版。(2016年刊)
・序 章 諏方勝頼から武田勝頼へ
・第一章 長篠合戦への道
・第二章 織田・徳川の攻勢と武田勝頼
・第三章 甲相越三国和睦構想と甲相同盟
・第四章 御館の乱と武田勝頼
・第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼
・第六章 苦悩する武田勝頼
・第七章 武田勝頼と北条氏政の死闘
・第八章 斜陽
・第九章 武田氏滅亡
・第十章 勝者のふるまい
・終 章 残響
戦国史研究の未踏峰を拓く大著。希代の英雄か、暗愚な後継者か。新たなる勝頼像と大国攻防の真相に迫る決定版。
p751の大著にもかかわらず、読了できたのは、本書が読みやすく、興味深い内容であったためであるが、思いの外、読むのに時間がかかったのは、大国の滅亡という憂鬱な内容であることによる。
帯には、稀代の英雄か、暗愚な後継者かとあるが、読了後の印象を言うと、どちらでもあるし、どちらでもないという感じを受けた。
本書を読むと、単純な愚将論が当てはまらないことがわかるが、かといって英雄かというと、にわかに首肯出来ない。確かなのは、勝頼も時代の子であり、与えられた環境の中で、最善を尽くそうとしたが、武運つたなく破れたということであろう。
平山先生は、史料を丹念に検証することにより、従来、愚かな選択をしたとされてきた、勝頼の行動にも合理的な理由があったことを論じているが、結果的に、間違った選択を続け、政策の自由度を失い選択の幅を狭め詰んでしまった感じがする。ジリ貧とはこういうことであろうか。(ただし、勝頼が常にベストな選択を繰り返したとしても、滅亡を避け得たであるかは疑問)
本書は、今後、同時代を論じる上で、欠くことの出来ない1冊であり、お勧めである。続きを読む投稿日:2017.04.13
武田勝頼を軸に甲斐武田氏滅亡に至る道程を、周辺諸勢力の動向も含め詳細に追う内容。700Pを超える情報量が生々しい戦国時代の現実を浮き彫りにしている。特に、天正十年一月以降最期までの動静を詳述する章は滅…びるものの悲哀が詰まっている。続きを読む
投稿日:2021.12.06
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