日本3.0 2020年の人生戦略
佐々木 紀彦(著)
/幻冬舎単行本
作品情報
日本人よ、挑戦に身を投げろ!2020年を境に日本が根幹から変わる。そんな「日本3.0」時代を生き抜くための必読書!
70年周期で日本にやって来るガラガラポン革命がまもなく起こり、日本は第3ステージを迎える。明治維新から敗戦までの「日本1.0」、敗戦から現在までの「日本2.0」。そして、それに続く「日本3.0」時代は、国家、経済、働き方、そのすべてに衝撃的なまでの変化が起こり、対応できない者は生き残れない。そんな激動の「日本3.0」時代を生き抜くための必携の書。
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商品情報
- シリーズ
- 日本3.0 2020年の人生戦略
- 著者
- 佐々木 紀彦
- 出版社
- 幻冬舎
- 掲載誌・レーベル
- 幻冬舎単行本
- 書籍発売日
- 2017.01.24
- Reader Store発売日
- 2017.01.24
- ファイルサイズ
- 16.5MB
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この作品のレビュー
平均 3.5 (26件のレビュー)
-
<どんな本?一言で紹介>
経済情報誌の編集長が30代以下の人たちにおくる、日本が今後どのようになっていくのか、5つの分野から分かる本。
<どんな人におすすめ?>
激変している今を、日本の歴史を踏まえ…て知りたい人。
30代・20代。
「グローバルエリート」が醸成される過程を知りたい人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
激変する現状と、今後必要な要素と、その身につけ方を知れる。
・日本3.0の始まり
・ガラガラポンをもたらす「10のファクター」
・日本3.0と国家
・日本3.0と経済
・第4次産業革命の4本柱
・日本3.0と仕事
・両利きのキャリア
・会社に残れるのは7つのプロだけ
・日本3.0と教育
・ハーバード大生が学ぶ一般教養8領域
・日本3.0とリーダー
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.「日本が3段階目に入る」ということを知る
2020年から、日本近代の第三フェーズである「日本3.0」になる。これまで日本は、明治維新から数えて2回の大変革が行われてきたという。1段階目は、明治維新から戦後。つまり大政奉還後、天皇を中心とした中央集権型の国造りが「日本1.0」。2段階目は、戦後から2020年。敗戦後GHQに支配され、経済大国として成長してきた今が「日本2.0」。
そして、「日本3.0」とは下記のことを要因として引き起こされるとのこと。
年功序列の終わり、正社員と非正規社員の格差解消、男女逆転、外国人労働者の登用、難民、業界再編・伝統企業の倒産、スタートアップの興隆、第4次産業革命、交通革命、グローバル化。まとめると、「移動」と「下剋上」によって引き起こされる。ちなみに、「日本3.0」はいつから始まるのか。「日本3・0」幕開けの号砲は、財政破綻、政界再編、戦争、自然災害、改元が挙げられる。
2.これからのリーダーに必要な7つの要素を知る
日本には今、大胆な意思決定ができる「決断型リーダー」が求められている。高度経済成長期では、とにかく攻め続ければよかったため、戦術に多少の不備があっても「調整型リーダー」で事足りた。そのため、「決断型リーダー」を発掘、育成できるシステムやノウハウが日本から失われてしまった。
つまり、リーダーを育てられるリーダーが長らく不在だったといえる。加えて「同質性」や「平等性」「反権力」を求める「ムラ文化」が日本にはびこり、厳格なヒエラルキーを基盤とする「イエ文化」の代表格だった企業が衰退したことも「決断型リーダー」が現れにくい要因。今後、一流のリーダーが育たなければ、日本は2020年以降に急速な没落を見ることになるかもしれない。
では、どういう人材が「決断型リーダー」に向いているのか。重要なのは能力よりも性格である。基礎能力が高くとも、偏差値教育で優秀とされる人材は優柔不断になりがちだからだ。今後求められるリーダーに必要な要素として7つまとめている。
体力、ワールドクラスの教養、クリティカル・シンキング、議論・説得する力(レトリック)、無私、孤独力、コスモジャポニズム
まずは体力だ。激務をものともしない肉体を維持するために、自らの体調をコントロールするスキルが求められる。つづいて、ワールドクラスの教養である。ドラッカーは「教養人になるには過去の遺産を理解することが必要だ」という。さまざまな専門領域の本質を押さえた人物こそが、真の教養人だ。次に、「クリティカル・シンキング」と「議論・説得する力(レトリック)」も、考えるための技法、話すための技法として、リーダーに欠かせない能力だ。常識や固定観念を疑う習慣を身につける。そのうえで、「未来形」の時制を意識して語ることや、論理(ロゴス)、感情(パトス)、徳(エトス)の3つに訴えかけること。
「無私」も大事な要素となる。SNSが自己愛の増幅をもたらした現代だからこそ、リーダーは自己愛を乗り越えなければならない。そして、組織のためになるならば、誰が何と言ってもやりきる執念、信念を貫く力、つまり「孤独力」もリーダーに不可欠な素養だ。最後に、コスモとジャポニズムを合わせた造語「コスモジャポニズム」も挙げておきたい。公共心を育み、日本を愛する心を土台にして、世界にも貢献できることが求められる。
3.今後は「両利きのキャリア」を構築するのだと知る
今後のキャリア構築においては、「両利きのキャリア」がキーワードとなる。領域を横断する専門性や価値観、人脈が強みとなってくれる。また、イノベーションを起こすには「知の探索」と「知の深化」の両方が必要だ。
「知の探索」とは、自分の活動分野から離れて新しい知を得ること。一方「知の深化」とは、得意分野に磨きをかけることだ。特にキャリアという観点では、前者が重要となる。著者自身も編集者、記者という専門性を極めながら、新しい経験となるビジネス開拓という3足のわらじを履いてきた。その結果、新しい発見やアイデアを数多く得られたという。今後は「多動」であることがキャリアに良い結果をもたらす。負荷を高めてでも、活動領域を広げながら専門領域に磨きをかけることが、「日本3.0」時代の最高の働き方だといえる。
<感想>
情報量が多く5つの分野にわたるため、1章を読んだ後は辞書引きのように読むことを進める。
リーダーに必要な7つの要素は「正直きびしいな、無理!」笑。選ばれし者が、これからはその方向性を意識してスキルなどを磨いているのだろう。
自分たちがまずできることとして、「知の千本ノック」がある。本書では5章で「教養」の重要性をといており、「教養」とはクイズ王になるのではなく「積極的に学ぶ姿勢」だと言っている。そして、米国のエリートは、大学在学中に「知の千本ノック」をさせれられまくっているとのこと。「知の千本ノック」とは「読書→レポート→プレゼン」このサイクルをひたすら繰り返す。自分の専門分野と、専門以外の教養を身につけるために、「知の千本ノック」を習慣として取り入れることは難しくないと感じた。
個人的には1章はさておき、「日本3.0と教育」の章が一番よかった。続きを読む投稿日:2020.04.02
ひとつひとつの話は感覚的には納得できるのだが、根拠が著者の主観であることが多く、ひとつの考えとして「ふーん」と思う以上のことは特になかった。
(例えば、日本の教育はアメリカと比べ高校まではレベルが高く…、大学・社会人になって差がつくなどの図解も数値は著者の主観。教養が大事、というのも感覚的にわかるのだけど、なぜ大事なのかまでは言及しきれていない)続きを読む投稿日:2021.12.22
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