人質の経済学
ロレッタ・ナポリオーニ(著)
,村井章子(訳)
,池上彰(解説)
/文藝春秋
作品情報
◆トランプ後の世界に必読の一冊◆ 「恐ろしい本。人間が、単なる商品として取引される実態を克明に描く」 解説:池上彰(ジャーナリスト・名城大学教授) ベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』の著者が、 次なるテーマに選んだのは「人質ビジネス」。 交渉人、誘拐専門の警備会社、囚われた人質、難民らに取材を重ね、 「テロリズムの経済」を明らかにする! ・一番金払いが良いのはイタリア政府。 それゆえここ15年ほどの間に大量のイタリア人が誘拐されている ・助けたければ誘拐直後の48時間以内に交渉せよ ・武力による救出の3回に1回は失敗に終わり、人質または救出部隊に死者が出る ・10年前、200万ドル払えばイラクで人質は解放された。 今日ではシリアでの誘拐で1000万ドル以上支払う ・誘拐された外国人は出身国によって、助かる人質と助からない人質に分けられる ・誘拐組織は難民たちの密入国斡旋に手を拡げ、 毎週数万人をヨーロッパの海岸に運び、毎月一億ドル近い利益を上げている
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商品情報
- シリーズ
- 人質の経済学
- 著者
- ロレッタ・ナポリオーニ, 村井章子, 池上彰
- 出版社
- 文藝春秋
- 書籍発売日
- 2016.12.28
- Reader Store発売日
- 2017.01.13
- ファイルサイズ
- 1.9MB
- ページ数
- 312ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (17件のレビュー)
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出口はどこに?
9.11をきっかけにアメリカで成立した愛国者法によって、ドル決済ができなくなったコロンビアのコカイン・カルテルが、ユ-ロ決済を始めたことが、巡り巡ってイギリスのEU離脱に結び付く。このパズルの回答が詳…しく説明されています。日本も、駒の一つに組み込まれています。改めて、アラブの春、中東問題などについて考えさせられます。続きを読む
投稿日:2017.01.26
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人質、難民問題がよくわかる
人質、難民問題がよくわかります。やはり安易な使命感や同情で紛争地域に素人は行ってはいけない。
投稿日:2017.02.27
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