逆説の世界史2 一神教のタブーと民族差別
井沢元彦(著)
/小学館
作品情報
「逆説史観」の新たなライフワーク、第2弾。
『逆説の世界史』シリーズは、超人気ベストセラー『逆説の日本史』の著者による新たなライフワーク。待望の第2弾は、多神教信者の多い日本人には分かりづらい「一神教の世界」がテーマです。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの「神」の誕生と「聖典」の成立にかかわる謎を解明しながら、現代まで続く民族・宗教の対立の深層に迫ります。
混迷する世界のニュースをより深く理解するために、「逆説史観」によって分かりやすく解説した必読の入門書です。
「ユダヤ民族差別を生んだ根源は『マタイによる福音書』」「ローマ・カトリック教会がタブー視するキリスト教の大矛盾」「ダンテの『神曲』がイスラム教社会で「禁書」となる理由」「シーア派とスンニー派の抗争とムハンマドの血脈」「聖地エルサレムは誰のものか」「十字軍遠征がもたらした憎悪の連鎖」「最大最強だったオスマン帝国が衰退した要因」「中東和平をこじらせる最大の障害」等々、日本人が知っておくべき一神教世界の基礎知識を解説。
『逆説の世界史』は小学館のウェブサイト「BOOK PEOPLE」で連載。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 逆説の世界史
- 著者
- 井沢元彦
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 小学館
- 書籍発売日
- 2016.05.01
- Reader Store発売日
- 2016.06.10
- ファイルサイズ
- 14.7MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (8件のレビュー)
-
副題が「一神教のタブーと民族差別」となっていて、このシリーズが通史ではないことを示している。キリスト教徒21億人、イスラム教徒12億人、地球の人口の半数は、一神教の信者なのだ。この一神教を理解しなけれ…ば、世界史はなかなか分からないということなのである。この2つの宗教は、どちらもユダヤ教から生まれているというのは驚くべきことである。この本は、ユダヤ教、キリスト教、十字軍、オスマン帝国を順に考察していく。一神教-とにかく神の言うことが正しい、教えを守れ、何か不都合があれば人間が悪い。他の神を信じているやつら(いやそれは本当の神ではない)は、敵である、滅ぼしてもいいというわけだ。ユダヤ教徒は、出エジプトのとき、敵対するエリコ、アイの町の住人を皆殺しにしたという。旧約聖書にそうあるのである。ユダヤ教に限らず、キリスト教、イスラム教もどれも排他的である。イスラム教の開祖のムハンメドは、信仰を広げるために生涯戦争し続けたのだ。これが聖戦のいわれなのだ。そのときから、信仰のために戦って死んだ者には、楽園が約束されたという。その楽園とは、上手いもの食べ放題、若い処女抱き放題だという。うーん、いったいこれはなんだろね。
中世ヨーロッパよりも、同時代のイスラム帝国のほうが文化も科学も優れていたというが、近代資本主義社会の成立に成功したのは、ヨーロッパの方であった。プロテスタントの考え方は、商業や金融という世俗的職業も天職で、救われるべき人間は神のみ心のままに行動するに違いないから決して道を踏み外さないということであり、資本主義の活動は肯定されたのである。神の考えを上手に改竄することができたという。イスラム教ではそれができなかった。政教分離をして、なんとか資本主義経済をとりいれようとしても、イスラム原理主義のもと揺り返しがあるのである。うーん、この辺り、まだまだ私には分かりにくかった。
第2次世界大戦後の中東の紛争は、イギリスの三枚舌から始まっているという。中東戦争については、分かりやすくまとめてあった。クルド人問題も取り上げられていて、戦後すぐにクルド人の国の建国を援助していればよかったということであった。
古代から現代まで、一神教の問題は大きい。今後どうしていけばよいのか。歴史を学ぶことによって、様々な意識を変えていかなければならないのだ。続きを読む投稿日:2019.08.18
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書@山崎圭一」を目次的に参照し、山川資料集(世界史図説)でビジュアル補足しながら読んだ。世界史初学者だから、目にすることすべてが新鮮だった。一神教の歴史と考え方…の流れを詳細にしかし一気に把握できる。併読した「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」後半のインタビュー記事を読むと、井沢さんの主張もすべてその通りではないことがわかる。いろんな意見を知り、それを尊重することがいかに大切か。過干渉せずに仲良くすればよいではないかという態度は日本人の得意ではないかと改めて感じた。続きを読む
投稿日:2020.03.29
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。