プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔
朝日新聞国際報道部(著者)
,駒木明義(著者)
,吉田美智子(著者)
,梅原季哉(著者)
/朝日新聞出版
作品情報
救国の英雄か、恐るべき独裁者か。プーチンの評価は真っ二つに分かれる。等身大のプーチンはどのような人物なのか。プーチンと実際に接したことがあるKGB時代の元同僚や、イスラエルの情報機関の元長官などの貴重な証言をもとに実像に迫る。朝日新聞連載に大幅加筆して、待望の書籍化。
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商品情報
- シリーズ
- プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 書籍発売日
- 2015.10.20
- Reader Store発売日
- 2015.12.04
- ファイルサイズ
- 13.6MB
- ページ数
- 352ページ
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この作品のレビュー
平均 4.1 (9件のレビュー)
-
新聞記者さんが、プーチンの素顔を取材されたもの。朝日新聞連載時から読んでいた(シリーズのものは、最初はものすごく熱心におもしろく読んでいるのに、途中で飛ばし読みになったり、全く読まなくなったりするのは…なぜか。わたしだけ⁉︎)大幅に加筆され、1冊の本になった。
プーチンの「実像」を知りたい人にはオススメだ。とてもわかりやすく書かれているし、いろいろな人に取材されていておもしろい。だけど、ものすごく読むのに時間がかかった。なぜ⁉︎
プーチンの「実像」なんて、結局よくわからないということがよくわかった。
プーチンに限らずだけど。続きを読む投稿日:2016.03.19
大統領であるプーチンがロシアで絶大な権力を持っているため、現在そして今後のロシアの対外政策について知るにはプーチンを知るのがよいあろう。
ということで手にとった。
実際の様々の出来事の描写、プーチン…を始め様々な関係者の発言や彼らとプーチンの会話の豊富な引用、そしてプーチンと関わった多くの人物へのインタビュー。これらを交えて様々な顔を持つリアルな政治家としてのプーチンの姿を描き出している。
特に関係者へのインタビューは素晴らしく、貴重である。
プーチンと接した日本の政治家や官僚など関係者はもとより、他国のジャーナリスト、プーチンのインタビュー本の著者、東ドイツドレスデンでのKGB時代の同僚や同市長、ベルリンの壁崩壊後にKGBへ突撃してプーチンと対峙したデモ隊、サンクトペテルブルク副市長時代の市長の妻、同市の大学学長かつプーチンによる資源利権の恩恵を得る富豪、イスラエルの情報機関「ナティーフ」の元長官、など。
様々な証言から、地味で出世意欲もなかったプーチンが、どのようにして大統領になったのかが詳細に描かれている。その記述は素晴らしく、納得させられるものである。
一方で、プーチンがその後なぜ、どのようにして権力を強化しその地位を強固にできていったのかは、ほとんど記述されておらず、その点は物足りなかった。(そもそも知ることが困難だとも思うが)
本書が出版された2015年からさらに数年がたち、2022年2月から現在までロシアのウクライナ侵攻が行われている。
侵攻を行っている張本人のプーチンは「悪者」としか報道されていないが、本書ではプーチンの欠点や悪者エピソードだけでなく、「魅力」も多数描かれている。特に敵対する立場の人にも魅力的だと評価されており、驚いた。当たり前のことなのだが人は単純には評価できないということも改めて思う。
またこのタイミングでのウクライナ侵攻を行ったロシアの思惑について、メディアでも現在様々に分析されているが、それら以上に私が本書の記述で納得した部分がある。
あまり納得したくもないのだが、それはプーチンの元経済顧問イラリオノフがクリミア併合に関して語っている場面で、
「ウクライナで起きていることは、プーチンの個人的心理から起きている」
ウクライナへの侵攻は「経済的な理由、政治的な理由、安全保障上の配慮、地政学な理由で説明することはできない」。
「なにか奪うものがあるのなら、私はそれを奪う」という理屈
という発言だ。
本書を読んでプーチンの「実像」により迫って改めて思ったのは、ウクライナ侵攻はロシアの思惑ではなくプーチンの思惑なのだということである。
そしてプーチンの発言や行動の理解は、難しい。
最後に、本書の魅力の一つはエンターテイメント性のある文章である。
特に、2012年大統領選直前のプーチンへの著者らのインタビューの描写が良かった。
プーチンからいかに有益な発言を引き出そうか奮闘する著者らの努力や思考の様子は、緊張感がこちらにも伝わり手に汗を握るものであった。
記者の仕事の難しさとやりがいの一旦に触れたようだった。続きを読む投稿日:2022.04.23
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