子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち
黒川祥子(著)
/集英社学芸単行本
作品情報
初めて、被害者の少女とその家族の日常に迫った衝撃の書。日本で338万人が打ち、未だ打ち続けている「子宮頸がんワクチン」。それを接種した結果、少女たちに何が起こったのか――。第11回開高健ノンフィクション賞受賞作家が、今まで誰も踏み込まなかった6人の少女たちの日常を取材。想像もできないような、さまざまな症状に脅かされながら健気に闘い続ける娘と、その母の姿を追った。さらに産婦人科医師、治療する医師、厚生労働省などの証言も加え、「子宮頸がんワクチン」問題を多角的に検証。これは決して、「対岸の火事」ではない。
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商品情報
- 著者
- 黒川祥子
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 集英社学芸単行本
- 書籍発売日
- 2015.06.30
- Reader Store発売日
- 2015.10.02
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 320ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (7件のレビュー)
-
この本を読んでなお自分の娘に子宮頸がんワクチンを接種させようと考える親はおそらくいないだろう。
『子宮頸がんワクチン事件』を読んだ後は作者の冷静なトーンの影響もありまだ私自身安易に判断できないと考えて…いた。
しかし本書を読んだら公平な視点とかどうでもよくなって、もう誰一人このワクチンのせいで悲しい思いをして欲しくないという気持ちでいっぱいになった。
現段階では政府も製薬会社も多くの医師たちもHPVワクチンによる重篤な副作用を認めてはいないし、結論が出るにはまだまだ時間がかかるだろう。
仮に少女達の症状が痛みが原因であるとしても、もしくは精神的なものだとしても、今は打つべきではない。
理由は実際に苦しんでいる少女達になんと医師や看護師、はたまた教師や世間の目が冷たいことか。
ただでさえ不可解な症状と闘っているのに周りの不理解が追い打ちをかける。救済される公的システムが全くない。
私のごく近しい人が子宮頸がんに罹りまだ再発の恐怖と闘っている。彼女の姿を見るのは辛いし心配でならない。この病気がワクチンで撲滅できるならなんと素晴らしいことだろうと心から思う。
でもとうていこんな訳のわからないワクチンに賛同する気にはなれない。
一人でも多く現状を知ってもらいたい。
是非読んでほしい。
そしてもうこれ以上苦しむ少女が増えないことを心底願う。続きを読む投稿日:2015.08.14
村中璃子の「10万個の子宮」を読んで、子宮頸がんワクチン無関係説には説得力があるなと思った。一方、ワクチン原因説の根拠がわからないので、探して読んでみた。その意味では役に立たない本だった。
本書の目…的は「子宮頸がんワクチンの副反応」と戦う少女とその母親が、いかに辛い思いをしているかを伝えることだ。一方、原因が子宮頸がんワクチンだ、とする理由は「知り合いからワクチンの副反応だと言われた」「ワクチンの副反応だと言われている症状と似ている」「そういえばワクチン打った!」というもの。ワクチン原因説の根拠は、本書には出てこない。検討されることもない。
当事者にとって原因や根拠は重要ではないのかもしれない。原因がなんであれ、大切なのは、治療し、健康を取り戻すことなのだから。著者も根拠にあまり興味がないらしい。
でも、被害者が辛いから原因はワクチンである、という理屈は変だ。正しい原因がわからなければ、治療も予防もできないのに。
症状をワクチンの副反応と認めない医師たちは本書では悪役扱いだが(頭から心身反応だと決めつけて攻撃的な医師は問題外だが)、医学は科学の一分野であり、医療従事者は科学者、技術者でもある。彼らがイライラする理由はわからないでもない。
医学はこれまでひどい間違いをいくつもしでかしてきたし、これからもミスを犯すだろう。ワクチンと症状の関係だって、現状では因果関係が証明できないというだけで、研究が進めば別の結論に至るのかもしれない。
だが、根拠のない治療や民間療法は、正統医学以上にあてにならない。ここまで来るとどっちを信じるか、どっちをとるかという話になってくる。それはもちろん患者の選択ではあるのだが・・・
「10万個の子宮」を書いた村中瑠璃子と本書の著者である黒川祥子が議論を交わしたら問題点が浮き彫りになるのではないかとも思ったが、話通じなそうだな。続きを読む投稿日:2018.10.08
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