誰がテレビをつまらなくしたのか
立元幸治(著)
/PHP新書
作品情報
タレントを集めてバカ騒ぎ、「答えはCMの後で」の連発、どっちを向いても「韓流」・・・・・・。このワンパターンは本当に視聴者の要望か? 薄っぺらな「笑い」や「感動」の押し売りは、もうウンザリ! 本書では、元NHKチーフプロデューサーが、テレビが抱える病理に鋭く斬り込む。たしかに、お笑い番組も報道番組も盛況である。ハイビジョンもきれいだ。それでも視聴者の不満と不信が高まっているのはなぜか。なりふり構わず視聴率を追いかける制作者、制度に護られた既得権益への依存、公共性への認識不足などがその背景にある。この国の文化をファースト・フード化させたのは誰か。今こそテレビ文化に対する「慣れと諦め」を超えるべきではないのか。著者はその具体策として、番組審議会の透明化や市民によるメディア・リテラシー活動を紹介する。インターネットが浸透する昨今、果たしてテレビの復権はあるのか。メディアの使命を真摯に捉え直した好著である。
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商品情報
- シリーズ
- 誰がテレビをつまらなくしたのか
- 著者
- 立元幸治
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2005.09.15
- Reader Store発売日
- 2015.08.14
- ファイルサイズ
- 3MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 2.8 (4件のレビュー)
-
図書館より。
フジテレビの視聴率の下落が止まりません。僕自身好きなフジテレビのバラエティー番組はいくつかあるのですが、昔と比べるとどこか物足りないなあ、と思うことは多々あります。
また新番組…スタート、というコマーシャルを見ることもありますが、正直なことを言うと「この内容で視聴率撮れると思ってるのかな?」と思うような番組がわざわざ新番組として放送されているのにも疑問を覚えます。
製作費不足、倫理規定、そうした制約があるからどの番組も冒険ができず、こういう風に思ってしまうのかもしれません。
著者はテレビがつまらなくなった原因を製作者側に求めているように思います。もちろんそれも当たっていると思うのですが、製作費問題、世論、そうした問題をもっと取り込んで語ってほしかったかな、とも思います。続きを読む投稿日:2014.07.19
このレビューはネタバレを含みます
この年はTVに関しては象徴的な年になったように思います。NHKの不祥事。NHKへの政治圧力問題と朝日新聞との対決。NHKによるラグビー試合中継のどたばた。巨人のTV放映低視聴率と放送延長中止問題。ホリ…エモンとフジTVの対決。そして今度は楽天とTBSの対決?総選挙における「小泉劇場」の政治影響。この中でTVが文化として成熟しているばかりか、危機に立っていることをNHK元プロデューサーが力説しているのです。「公共性のあるTV」をホリエモンに任せるわけにはいかないといいながら、皮肉なことにどれだけ番組の質が低下しているのか!公共性とは何かを考えさせてくれます。そしてTVの休日。休テレビ・デーのアイディアで締めくくっています。確かに面白い実験だと思いますが、筆者もそれが実現するはずのないことを知っていることは読んでいく中で明らかです。このようなTVが廃れる日が果たしてあるのか? もしかすると三木谷氏はそのあたりも視野に入れているのであれば凄いです。確かにTVの質が劣れば、TV離れにより、ネットへの屈服、映画への回帰も十分に起こりうることを読みながら感じました。続きを読む
レビューの続きを読む投稿日:2013.08.24
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