七十二候で楽しむ日本の暮らし
広田千悦子(著)
/角川ソフィア文庫
作品情報
「虹始めて見る」「寒蝉鳴く」「菜虫蝶と化る」など、七十二に分かれた歳時記によせて、伝統行事や季節の食べ物、植物、俳句に使える季語や祭りなどを紹介。オールカラーのイラストでわかりやすい手引き。※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。
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商品情報
- シリーズ
- 七十二候で楽しむ日本の暮らし
- 著者
- 広田千悦子
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 書籍発売日
- 2015.04.25
- Reader Store発売日
- 2015.05.01
- ファイルサイズ
- 41.4MB
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この作品のレビュー
平均 4.5 (3件のレビュー)
-
七十二候で楽しむ日本の暮らし
著:広田 千悦子
紙版
角川ソフィア文庫 N206 1
絵やかざりなど、彩があってたのしい。見やすかったです。
二十四節気(●)とは、春夏秋冬それぞれを6分割して、1…年を24の季節であらわしたもの
暦にのっていたり、2文字で覚えやすかったりで、どこかでみた、親しみがあります
七十二候は、さらに、二十四節気を、初候、次候、末候と分けたもの
漢文からのもので、わかりにくい、よみかたがむずかしいと、一般的にはその内容はあまり知られていません
見た目はむずかしいが、かなにしてみるとその内容は全然むずかしくありません
その季節の特徴を短文で表現しているのです
昔の人は季節の移り変わりを細かくよく見ていたと感じます
目次
はじめに
春
●立春 りっしゅん(2/4-2/18)
東風凍を解く はるかぜ、こおりをとく 2/4-2/8
黄鶯見睆く うぐいすなく 2/9-2/13
魚氷を上る うお、こおりをのぼる 2/14-2/18
●雨水 うすい(2/19-3/5)
土脉潤起こる つちのしょう(地面のこと)、うるおいおこる 2/19-2/23
霞始めて靆く かすみ、はじめてたなびく 2/24-2/28
草木萌え動る そうもくめばえ、いずる 3/1-3/5
●啓蟄 けいちつ(3/6-3/20)
蟄虫戸を啓く すごもりむし、とをひらく 3/6-3/10
桃始めて笑く もも、はじめてさく 3/11-3/15
菜虫蝶と化る なむし、ちょうとなる 3/16-3/20
●春分 しゅんぶん(3/21-4/4)
雀始めて巣くう すずめ、はじめてすくう 3/21-3/25
桜始めて開く さくら、はじめてひらく 3/26-3/30
雷乃声を発す かみなり、すなわち、こえをはっす 3/31-4/4
●清明 せいめい(4/15-4/19)
玄鳥至る つばめ、きたる(4/5-4/9)
鴻雁北る こうがんかえる(4/10-4/14)
虹始めて見る にじはじめてあらわる(4/15-4/19)
●穀雨 こくう(4/20-5/4)
葭始めて生ず あし、はじめてしょうず(4/20-4/24)
霜止みて苗出ずる しもやみて、なえいずる(4/25-4/29)
牡丹華さく ぼたん、はなさく(4/30-5/4)
夏
●立夏 りっか(5/5-5/20)
蛙始めて鳴く かわず、はじめてなく(5/5-5/9)
蚯蚓出ずる みみず、いずる(5/10-5/14)
竹笋生ず たけのこ、しょうず(5/15-5/20)
●小満 しょうまん(5/21-6/5)
蚕起きて桑を食む かいこおきて、くわをはむ(5/21-5/25)
紅花栄う べにばな、さかう(5/26-5/30)
麦の秋至る むぎのとき、いたる(5/31-6/5)
●芒種 ぼうしゅ(6/6-6/20)
螳螂生ず かまきり、しょうず(6/6-6/10)
腐れたる草蛍と為る くされたるくさ、ほたるとなる(6/11-6/15)
梅の子黄ばむ うめのみ、きばむ(6/16-6/20)
●夏至 げし(6/21-7/6)
乃東枯る なつかれくさ、かるる(6/21-6/25)
菖蒲華さく あやめ、はなさく(6/26-7/1)
半夏生ず はんげ(片白草)しょうず(7/2-7/6)
●小暑 しょうしょ(7/7-7/22)
温風至る あつかぜいたる(7/7-7/11)
蓮始めて開く はす、はじめてひらく(7/12-7/16)
鷹乃学を習う たか、すなわち、わざをならう(7/17-7/22)
●大暑 たいしょ(7/23-8/6)
桐始めて花を結ぶ きり、はじめて、はなをむすぶ(7/23-7/27)
土潤いて溽し暑し つちうるおいて、むしあつし(7/28-8/1)
大雨時行う たいう、ときどきおこなう(8/2-8/6)
秋
●立秋 りっしゅう(8/7-8/22)
涼風至る すずかぜ、いたる(8/7-8/11)
寒蝉鳴く ひぐらしなく(8/12-8/16)
蒙き霧升降う ふかききり、まとう(8/17-8/22)
●処暑 しょしょ(8/23-9/7)
綿柎開く わたのはな、しべひらく(8/23-8/27)
天地始めて粛し てんち、はじめてさむし(8/28-9/1)
禾乃登る こくもの、すなわち、みのる(9/2-9/7)
●白露 はくろ(9/8-9/22)
草露白し くさのつゆ、しろし(9/8-9/12)
鶺鴒鳴く せきれい、なく(9/13-9/17)
玄鳥去る つばめ、さる(9/18-9/22)
●秋分 しゅうぶん(9/23-10/7)
雷乃声を収む かみなり、すなわち、こえをおさむ(9/23-9/27)
虫蟄れて戸を坏ぐ むしかくれて、とをふさぐ(9/28-10/2)
水始めて涸る みずはじめて、かるる(10/3-10/7) ⇒田の水を抜く
●寒露 かんろ(10/8-10/22)
鴻雁来る こうがん、きたる(10/8-10/12)
菊花開く きくのはな、さく(10/13-10/17)
蟋蟀戸に在り きりぎりす、とにあり(10/18-10/22)
●霜降 そうこう(10/23-11霜始めて降る しも、はじめてふる(10/23-10/27)
霎時施る こさめ、ときどき、ふる(10/28-11/1)
楓蔦黄ばむ もみじ、つた、きばむ(11/2-11/6)
冬
●立冬 りっとう(11/7-11/21)
山茶始めて開く つばき、はじめてひらく(11/7-11/11)
地始めて凍る ち、はじめて、こおる(11/12-11/16)
金盞香く きんせんか(水仙)さく(11/17-11/21)
●小雪 しょうせつ(11/22-12/6)
虹蔵れて見えず にじ、かくれて、みえず(11/22-11/26)
朔風葉を払う きたかぜ、このはをはらう(11/27-12/1)
橘始めて黄ばむ たちばな、はじめて、きばむ(12/2-12/6)
●大雪 たいせつ(12/7-12/21)
閉塞く冬と成る そらさむく、ふゆとなる(12/7-12/11)
熊穴に蟄る くま、あなにこもる(12/12-12/16)
鮭魚群がる さけのうお、むらがる(12/17-12/21)
●冬至 とうじ(12/22-1/5)
乃東生ず なつかれくさ、しょうず(12/22-12/26)
麋角解つる さわしか(大鹿)のつの、おつる(12/27-12/31)
雪下麦出ずる ゆきわたりて、むぎのびる(1/1-1/5)
●小寒 しょうかん(1/5*-1/19) *だぶりあり、調整?
芹乃栄う せり、すなわち、さかう(1/5-1/9)
水泉温かを含む しみず(泉の水)あたたかをふくむ(1/10-1/14)
雉始めて鳴く きじ、はじめてなく(1/15-1/19)
●大寒 だいかん(1/20-2/3)
款冬華さく ふきのはな、さく(1/20-1/24)
沢水腹堅める さわみず、こおりつめる(1/25-1/29)
鶏始めて乳く にわとり、はじめて、とやにつく(卵を産む)(1/30-2/3)
Column.1 ひとりにひとつ日本の誕生花
Colmun.2 跋扈する妖怪たち
Column.3 さまざまなお守り、祈りのかたち
Column.4 祝い弔い、人生の節目
参考文献
さくいん
ISBN:9784044064310
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:128ページ
定価:760円(本体)
発売日:2015年04月25日初版続きを読む投稿日:2024.03.30
さいたま地方、桜がほぼ満開ですw。 10月は、十月桜、2月は河津桜、3月中旬は寒緋桜、3月下旬は染井吉野、4月は山桜。まもなく、数千キロの旅を終えたスズメが日本にやってきますね! 新年度の始まり。 …「弦鳥至る」 ツバメがお礼に巣の中に残しておく貝を「ツバメの子安貝」というそうですw。安産のお守り!続きを読む
投稿日:2021.03.28
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