「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論
酒井崇男(著)
/講談社現代新書
作品情報
「タレント・マネジメント」の人事・組織コンサルタントとして活躍する著者によるかつてない人材戦略論、誕生!! なぜソニーは消費者が欲しがる商品を生み出せなくなったのか? なぜトヨタはいまでも売れるクルマをつくれるのか? アップルやグーグルなどがマネをして成功した日本のやり方とは? そこには「タレント」と呼ばれる優秀な人材を生かす仕組みがあった。(講談社現代新書)
もっとみる
商品情報
- 著者
- 酒井崇男
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2015.02.20
- Reader Store発売日
- 2015.03.13
- ファイルサイズ
- 6MB
- ページ数
- 288ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.9 (23件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
・組織の中で、才能ある人材(タレント)を活かすことが企業の繁栄と存続にどんなに重要かを痛感する本だった。マネジメント層は読むべき本。
レビューの続きを読む
・世の中には抜群に優れた人がいる。いわゆる「タレント」と呼ばれる人。
・二%くらいのタレント人材が、組織の富を生み出す中心的な役割を果たしている
・創造的知識労働・非定型労働を引き出すことが、タレント・マネジメントだ、ということもできる。あるいは、現在先進国の企業では、マネジメントそのもの
・日本人であれば、誰もが、何らかの割合で、創造的労働、非定型労働に取り組まねばならない時代
・トヨタ自動車のある三河地方では、昔から、「売れないモノをつくるのは犯罪である」という言い方をする。三河地方の人達の考え方では、売れないモノをつくるのに投入したすべての資源を浪費したことが、犯罪だと言っている
・「設計情報の質」をつくりだす中核的な役割を果たすのは、単なるプロフェッショナルやスペシャリストというわけではなくて、それ以上の何かを持った人達
・「タレント(才能ある人材)」と、タレントを見出し、組織的に彼らを生かす仕組みをどうつくるのかが、現在の企業における最重要課題
・定型労働の品質と生産性を高めて、原価を徹底的に引き下げた分を、こうした創造的労働に投資して、質の高い設計情報や優れたノウハウをつくりだすことが、日本と日本企業の生きる道である
・トヨタの主査制度は、単なる組織の形態を論じている組織論ではなく、人材のタレント性にまで踏み込んだ上で運用されている制度
・主査は、「市場の情報」「顧客・非顧客の情報」「競合の情報」「技術の情報」「原価の情報」などを踏まえて、商品の魅力と性能、価格(原価)、重量などを企画し、製品の構想を練る。その際には、販売部門の商品計画部・商品企画部とともに、商品のコンセプトをつくる。次に企画した商品性を実現するために、製品を企画し、開発する。
・じつは、シリコンバレーの今日の繁栄は、トヨタの主査制度をコピーした製品開発体制と、米国が得意としてきた直接金融を結合させた結果
・グーグルでは製品の種類が多いので、トヨタと同じマトリックス組織のようになる。そして、各製品ごとに、主査に相当するPMと主査付に相当するAPMがいる。PMは、マーケティングや法務や財務や各技術分野のエンジニアなど、開発スタッフの中心であり、製品に関するすべての責任を負っている。
・英語圏では「リーン」=「トヨタ」のことである。「リーン生産方式=トヨタ生産方式」である。また、「リーン製品開発=トヨタ的製品開発」の意味
・トヨタはトヨタ生産方式で儲けているわけではない。優れたタレントを中心にタレントの卵や各分野のタレントやプロフェッショナル・スペシャリストを組み合わせて質の高い設計情報をつくることで儲けて
・定型労働、非定型労働、転写型知識労働、創造的知識労働の四つの象限のどこかに労働は、分類されているのである。もちろんすでに述べた通り、定型・非定型労働の割合、転写型・創造的知識労働の割合は人それぞれである。それぞれの種類の労働を重ね合わせたもの投稿日:2019.01.06
自分がタレントなのか、プロフェッショナルなのか、スペシャリストなのかはたまたただのワーカーなのか、自分の立ち位置を理解した。そういう意味で自分はタレントでは現状ない。ただ、救いとしては、知識のアナリシ…スとシンセンスがタレントへの道であること。複数の知識のシンセンスが創造的知識をつくることは凡人の自分でもできること。何かを創造するには、ある問題点・改善点に身をおいて初めて、新たな知識が創造される。この話は、スティーブジョブズのconnect dot の考えに通じると思う。
また、定型労働となり下がった税理士業務に縛られない自分の生き方はやはり正しかったのだと自信をもてた。
●キーワード
・アナリシスとシンセンス
・トヨタの『主査』
・ベンチャーキャピタル=金融+リクルーティング(主査の発掘・投入)続きを読む投稿日:2019.01.26
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。