デュラララ!!×13
成田良悟(著)
,ヤスダスズヒト(イラスト)
/電撃文庫
作品情報
東京・池袋。この街は今まさに混沌の坩堝と化していた。首無しライダーと繋がる全ての人が巻き込まれ、決着の時を迎えようとしている。かつて親友だった少年たちは心と身体に傷を負いつつ、お互いを想いながらも対峙する。かつて犬猿の仲だった二人は、怒りを超えた最後の殺し合いへと発展していく。かつて額縁の向こうから見ていた少女は過去の自分を乗り越えるべく必死になる。かつて幸せだったはずの歪な恋人たちは、引き離されたその先の試練へと挑んでいく。 そしてかつての首無しライダーは、その姿を街に誇示するように──。 全ての始まりを告げたあの場所に集う時、歪んだ恋の物語が、幕を閉じる──。 さぁみんな一緒に、デュラララ!!×13
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- デュラララ!!
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 電撃文庫
- 書籍発売日
- 2014.01.01
- Reader Store発売日
- 2014.11.01
- ファイルサイズ
- 2.5MB
- シリーズ情報
- 既刊18巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (33件のレビュー)
-
第一部完結らしいのでシリーズ通しての感想を記そうと思う。
13巻読んでみて、すごく惜しい作品であった(なんと上から目線)。
以下、素人我儘批評。
こういったストリートものでスピード感は大切だ。この…物語のオープニングは素晴らしかった。第一巻でみせた種を燻らせて一気に爆発、収束というスピード。それを10巻以上の大風呂敷を広げた上でどう見せてくれるのかが楽しみであったが、どうやらガス欠であったようだ。
ライトノベルという範疇である以上、カワイイ(古臭い言葉でいえば萌えというやつ)キャラクター達のワイワイガヤガヤイチャイチャは必要であるとは思う。特に群像劇のスタイルをとるこの小説には。そして大半の読者はそれに期待し楽しむのだろう。
私にとって問題はその比率。コアなラノベ読者ではないので私は著者のターゲット外にいるのだろうが、実に甘ったるくなった。そのある種どろっとした甘味がスピードを鈍らせていたように思う。はっきりいえば、最終的にラノベによくあるラブコメになってしまった。
この物語の主人公は池袋という街ではなかったのか。
巻を重ねるごとに特徴的なキャラクタの個性が街を飲み込んでしまったように思う。実は『街』はそれほどまでに貧弱ではない。
この巻でセルティは”自分”が人を狂わせたと語るが、そもそも彼女自身、池袋という”街”に狂わされたものであるはず。
1巻のハイライトシーンでは、ネットで繋がれた他人達が魑魅魍魎のように集まってくる。それはダラーズというチームというより、”街”が表舞台に登場したシーンである。それは乾燥した不気味さで非日常を垣間見せた。非日常を装った人間(=日常。いくら裏で例外を行おうとも人間は人間)が本当の非日常に圧倒されるシーンはシリーズ通してのハイライトだ。
メインキャラでもないサブキャラでもない何者達がメインキャラを食い尽くすハイライト。その不気味さがこの物語の一番面白いと思ったところだ。
しかし、巻を追うにつれ徐々に力をもつキャラクター達の能力対決的様相を呈するようになり、かの何者たちはあれ以降再び息を潜めたっきりで(13巻の1巻を模すような展開も異能者集団のお祭りであった)、挙げ句の果てに、非日常の象徴であるはずのデュラハンが早い段階で人間にデレる(非日常が日常に食われるのは1巻のアンチテーゼとしてありかもしれないのだが)。
”街”の恐ろしさは帝人の変貌ぶりをみれば明らかかもしれない。狂気に囚われた彼でさえ、そしてイザヤでさえ、御することは出来なかった。作中でこれは充分に提示していることかもしれない。
そこは良い。
良いのだが、最終的にチャットルームの声となった姉妹は必要だったか?格闘術に長けた道着の美少女は必要だったのか?それらはカタルシスに至る要素と成り得たのか?
知っている。これはライトノベルだ。アニメ化された作品だ。
だけれども、群像劇好きとしては、部屋の隅まで散らばったBB弾すらカタルシスの要素としていくような執拗さが欲しかった。
著者のデビュー作ではライトノベルの範疇でその片鱗を感じれたと思っている。
無理は承知で、ライトノベルであることを置いておくとして、この作者の突っ走った本気の群像劇を見てみたい。続きを読む投稿日:2014.02.03
人が何かを恐れるのは、相手の中身を知らないから。
森羅の愛は行き過ぎだけど、分かり合うには相手を知るべきというのは大切だと思った。投稿日:2021.12.27
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。