ソニー伝説の技術者が教える「イノベーション」の起こしかた
前田悟(著)
/中経出版
作品情報
ソニーの開発現場では、どのように「イノベーション」を起こしてきたのか―。世界を席巻したアップルのタブレット端末「iPad」よりも10年早く、同コンセプトの商品を開発した技術者が、「ルール」「プロセス」「チーム」「鍛え方」の全4章にわけて、イノベーションを起こすためのセオリーをわかりやすく伝える。技術者・開発者はもちろん、あらゆる分野で活躍するビジネスマンに読んでほしい、日本経済を元気にする「指南書」。
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この作品のレビュー
平均 4.5 (2件のレビュー)
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タイトルは皮肉なのか?
全盛期のソニーは「ソニーらしいもの」を作ろうとしたのではない、
作っている者自身が感動できるようなものをつくっていたら、
それが「ソニーらしい」と言われるようになったのだ、と著者は言う。
とするなら…ば、イノベーションを「起こそうとする」ことこそ、本末転倒なのではないだろうか?
本当に人が必要とするようなものをつくろうと、地道な努力を続け、
困難にも心折れずに続けること・・・
イノベーションとはそうした中で生まれるものだ。
本書が言っているのはそんなことだ。
当たり前過ぎるのだが、つくる者も、買う者も、評価する者も、
そうした本質を見失っている。
例えば本書で批判されている3Dテレビなどがそうだろう。
こんな風に書いてある。
取り扱い説明書に「気分が悪くなったときは、医師に相談して下さい」
と注意書があります。医師に相談しないといけないようなものを世に出していいのでしょうか。
本当、そうだ(笑)
「新しいライフスタイルが定着する姿をイメージできるか」
これが重要だという。
ウォークマンがそうだ。
「アウトドアで音楽を聴くというライフスタイルが定着する」
このことを明瞭にイメージできたから成功した。
理論も具体例も非常に明瞭。
ものづくり以外の分野にも応用できる、普遍的な話。
私も全然違う業種だが、かなり参考になる部分があった。
イノベーティブな商品を生み出すには「必然性」から考える。
「イノベーティブな商品を生み出す」ことを目指していては本末転倒、ということだろう。
何とも皮肉なタイトル。著者の意図なのか、出版社の事情なのか。
ビジネスというものを考える上で、そこも面白さか。続きを読む投稿日:2014.10.22
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今のソニーには、こういう方がいなくなってしまったのか?ソニーの凋落は想像出来なかったし、見たくない。
ストーリーは、やはりという内容に終止している。投稿日:2014.10.03
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