おしゃれの幸福論
光野桃(著)
/中経出版
作品情報
これまでずっと楽しんできたはずのおしゃれが、ある日突然、うまくいかない・・・・・・。それは、あなたの内面にも転機が訪れていることのお知らせなのかもしれません。本書で提案するのは、理想からの逆算ではなく、「自分自身が着ていてワクワクするかどうか」でおしゃれを選び、決めていく新しいメソッドです。おしゃれを通じ、「こんな自分も、あんな自分もいた」と魅力を再発見したとき、人生の転機を乗り切るヒントも見つかっていくのです。実践的なアイテムの着こなし術も多数紹介。
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商品情報
- シリーズ
- おしゃれの幸福論
- 著者
- 光野桃
- ジャンル
- ファッション・美容・ダイエット - ファッション・美容
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 中経出版
- 書籍発売日
- 2013.07.01
- Reader Store発売日
- 2014.09.03
- ファイルサイズ
- 0.6MB
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この作品のレビュー
平均 3.8 (11件のレビュー)
-
久しぶりの光野桃。
たしか、ブクログ登録第1号は、光野桃『おしゃれの視線』だったような。
改めて見返すと、2009年に『おしゃれの視線』(1997)を読んで気に入って、それに続けて『私のスタイルを探…して』(1998)も読んでいる。これらの本は、制作者の意図はどうあれ、もうその2冊の違いがなんだったのか私にはわからないというほど、私にとっては似ている。つまり私が受け取ったメッセージはほぼ同じ。
そういう意味でいうと、今回の『おしゃれの幸福論』も、大まか同じです。その点、安心して読めましたが、裏を返せば、「前と同じじゃん(読まなくてもよかったんでは?)」でもあるわけで。
このように若干ネガティブな感想を持ってしまうのには理由がある。
ひとつは、光野さんが、ご自身と同世代の50代くらいの読者を想定して書いている分、今の私向けじゃないかなと感じるところがあったため。これはまあ仕方ないし、20年早く予習したと思えばいい話。
もうひとつは、ハウツー的な記述がやや多かった気がする点。ハウツー的というのは、「~~のアイテムは(この歳になったら)避けた方が良い」とか「~~を着るなら~~なシルエットを選んだ方が良い」というような、具体的なアドバイスのこと。それって実際は有用な情報ではあるのだけど、冒頭で挙げた2冊を読んだとき、そういう安易なハウツー本になっていないところにとても好感を持ったので、あらら、と思った。
それから、タイトルもなんかね、「幸福論」ってちょっとそれにすがって読んでるみたいで恥ずかしいやん、って思ってしまう。まあそれは他の著書についても言えることだけど。
・・・そのあたりが理由で、テンション低めに☆3つとしました。
過去に読んだ2冊についてはレビューも書いていなかったので、ついでに、私が「光野桃好きだな」と思うポイントを自分のためにまとめておきます。
彼女の本から学んだことを無理やり抽象的にまとめると、「自分に似合う服を見つけるということは、自分を知るということで、自分の今もともと持っている魅力とか、こうありたいという憧れとかを、時に客観的に、時に主観的に、つきつめていく作業なんだよ」ということ。
まあ似たようなことを言う本はたくさんあるんでしょうけど。
それでも、「私にもできる気がする」と思えたのは、上記のようなことを、彼女自身のご経験、ご友人のエピソード、あるいは街で見かけた素敵な女性の話、彼女のセミナーの参加者、有名人などなどの多くの例を、重ねて重ねて語ってくれるからかな、と思います。
ある女性が、どういうバックグラウンドを持っていて、(彼女から見て)どんなところが魅力的で、どんな服を着ていてどんなことに悩んでいて。それが、誰のどんな言葉を受け、どんなことに気づき、語り、どんな服と出会ったのか。といったエピソードが満載なのです。当然、彼女の解釈が介在したうえでの記述であり、道行く人や有名人であれば「解釈」というより「想像」に近い話になります。でも実際には「それは真実なのか」なんてことはどうでもよくて、自分のおしゃれに違和感があった人が、自分の納得がいくスタイルを見つける過程を、見せてくれることが大事なのです。
ファッションという表面的な事柄を、仮に勝手な解釈や想像が入っていたとしても(というかそれが入ってなきゃ人が文章書く意味なんてないと思うけど)、あるひとりの女の内面的な物語として、自分だけでなく、よそからも吸収してエピソード化できるのは、さすがファッションのことを考え突き詰め続けてきたプロとしての観察眼と洞察力あってのことと思います。
特にはじめに挙げた2冊は、「―とまあこんなプロセスを追って、自分でがんばりや~」と、おそらく若い女性に向けて伝えるような感じの、即効性は敢えて無いように書かれた(と思われる)本なので、前述の「ハウツー的な」記載があっては本意に悖るのだろう。(と、私は解釈している故、ハウツー的でないところに好感を抱いた。)
まだまだ書けそうだけど長くなったので、終わります。続きを読む投稿日:2013.11.13
女性目線の本だったけど、男性としても歳をとってもおしゃれを楽しむ感覚を持って生きれば、人生に彩りを加えることができるんじゃないかと思うことができた。
投稿日:2024.03.09
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